[index] CentreCOM AR560S コマンドリファレンス 2.9
カテゴリー:QoS / 一般コマンド
SET SQOS DSCPMAP=map-list TABLE=PREMARK [DESCRIPTION=string] [DSCP=dscp-list] [NEWDSCP=0..63] [NEWBWCLASS=1..3]
SET SQOS DSCPMAP=map-list TABLE=REMARK [DESCRIPTION=string] [DSCP=dscp-list] [BWCLASS=bwclass-list] [NEWDSCP=0..63] [NEWBWCLASS=1..3]
SET SQOS DSCPMAP=map-list [DESCRIPTION=string]
map-list: DSCPMAP番号(0〜9999。ハイフン、カンマを使った複数指定も可能)
string: 文字列(1〜100文字。空白を含む場合はダブルクォートで囲む)
dscp-list: DSCP値(0〜63。ハイフン、カンマを使った複数指定も可能)
bwclass-list: 帯域クラス(1〜3。ハイフン、カンマを使った複数指定も可能)
DSCPMAPのプレマーキング用テーブル、リマーキング用テーブルを編集する。
DSCPMAPは、プレマーキング、リマーキング時に参照するDSCP値と帯域クラスの書き換え対応表。プレマーキング用とリマーキング用の2種類のテーブルからなる。
プレマーキング用テーブルは、DSCP値(0〜63)をインデックスとし、各エントリーには書き換え後のDSCP値と帯域クラスが格納されている。
リマーキング用テーブルは、DSCP値(0〜63)と帯域クラス(1〜3)をインデックスとし、各エントリーには書き換え後のDSCP値と帯域クラスが格納されている。
本コマンドで各テーブルの内容を編集したら、CREATE SQOS POLICYコマンド、SET SQOS POLICYコマンドのDSCPMAPパラメーターに指定することで、QoSポリシーおよびQoSポリシー配下のトラフィッククラスから利用できるようになる。
なお、CREATE SQOS DSCPMAPコマンドでDSCPMAPを作成した直後、プレマーキング用テーブルはすべてのDSCP値を帯域クラス1にマップする設定(DSCP値は書き換えない)、リマーキング用テーブルはDSCP値も帯域クラスも一切変更しない設定になっている。
パラメーター |
DSCPMAP: DSCPMAP番号。複数指定も可能。
TABLE: テーブルの種類。PREMARK(プレマーキング用)、REMARK(リマーキング用)から選択する。本パラメーターを省略したときは、DSCPMAPのメモ(DESCRIPTIONパラメーター)のみ変更できる。
DESCRIPTION: メモ。任意の文字列を指定できる。
DSCP: テーブルのインデックスとしてのDSCP値。ハイフン、カンマを使った複数指定も可能。省略時はすべてのDSCP値が対象。
BWCLASS: テーブルのインデックスとしての帯域クラス。TABLE=REMARKのときだけ有効。省略時はすべての帯域クラスが対象。
NEWDSCP: 対象パケットに割り当てる新しいDSCP値。
NEWBWCLASS: 対象パケットに割り当てる新しい帯域クラス。
例 |
■ DSCPMAP「20」のプレマーキング用テーブルを編集する。ここでは、DSCP値32〜63を持つパケットに帯域クラス2を割り当てるよう設定している。
SET SQOS DSCPMAP=20 TABLE=PREMARK DSCP=32-63 NEWBWCLASS=2
■ DSCPMAP「40」のリマーキング用テーブルを編集する。ここでは、DSCP値32〜63、帯域クラス3を持つパケットに新しいDSCP値として62を割り当てるよう設定している。
SET SQOS DSCPMAP=40 TABLE=REMARK DSCP=32-63 BWCLASS=3 NEWDSCP=62
関連コマンド |
CREATE SQOS DSCPMAP
CREATE SQOS POLICY
CREATE SQOS TRAFFICCLASS
SET SQOS POLICY
SET SQOS TRAFFICCLASS
SHOW SQOS DSCPMAP
SHOW SQOS POLICY
SHOW SQOS TRAFFICCLASS
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