[index] CentreCOM ARX640S コマンドリファレンス 5.1.5

event keepalive

モード: イベントグループモード
カテゴリー: 運用・管理 / トリガー


(config-event-group)# event keepalive ip A.B.C.D [mode MODE] [size <0-1500>] [src A.B.C.D] [out-if IFNAME]

(config-event-group)# event keepalive ipv6 X:X::X:X [mode MODE] [size <0-1500>] [src X:X::X:X]

(config-event-group)# no event keepalive ip A.B.C.D

(config-event-group)# no event keepalive ipv6 X:X::X:X


対象トリガー(イベントグループ)において、指定したホストへの到達性変化を監視するよう設定する(キープアライブトリガーの設定)。
no形式で実行した場合は設定を削除する。


パラメーター

ip A.B.C.D 監視対象ホストのIPv4アドレス
mode MODE := mode {reach|unreach}
監視対象イベント。省略時はunreachとなる
reach 監視対象ホストへの到達性が回復したとき(到達性なし→あり)
unreach 監視対象ホストへの到達性が失われたとき(到達性あり→なし)(省略時値)
size <0-1500> PingパケットのICMPデータ部の長さ(Byte)。省略時は32
src A.B.C.D IPv4 Pingパケットの始点IPv4アドレス
out-if IFNAME IPv4 Pingパケットの送出インターフェース名
ipv6 X:X::X:X 監視対象ホストのIPv6アドレス
src X:X::X:X IPv6 Pingパケットの始点IPv6アドレス


使用例

■ IPv4ホスト192.168.10.1への到達性喪失イベントを監視するよう設定する(192.168.10.1に到達できなくなったらイベントを発生する)。「mode unreach」は省略可能。

*Router(config-event-group)# event keepalive ip 192.168.10.1 mode unreach


■ IPv4ホスト192.168.10.1への到達性回復イベントを監視するよう設定する(192.168.10.1に到達できるようになったらイベントを発生する)。

*Router(config-event-group)# event keepalive ip 192.168.10.1 mode reach


注意・補足事項

■ 監視可能なイベントは1トリガー1つなので、すでに監視イベントの設定がなされている場合、本コマンドは失敗する。その場合は、既存の監視イベントを削除してから本コマンドを再実行すること。

■ キープアライブトリガーは、到達性変化イベントによってアクションが実行されると監視状態が初期化されるため、実際には到達性が変化していなくても、繰り返しイベントが発生し、アクションが実行される。アクションによっては実行時に装置パフォーマンスの低下を招くので、キープアライブトリガーでは、アクションリストの末尾に自分自身を無効にするアクション(action event-groupコマンド)を入れておくこと。


コマンドツリー

event-group (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- event keepalive(イベントグループモード)


関連コマンド

option keepalive interval(イベントグループモード)
option keepalive threshold(イベントグループモード)
option keepalive timeout(イベントグループモード)



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