[index] CentreCOM ARX640S コマンドリファレンス 5.1.5
モード: DHCPv6クライアントモード
カテゴリー: IPv6ルーティング / DHCPv6クライアント
(dhcp6-config)# ia-pd configure IFNAME [SLA_IF_ID] [eui-64]
(dhcp6-config)# no ia-pd configure IFNAME
DHCPv6サーバーから割り当てられたプレフィックス情報にもとづき、指定したインターフェースにIPv6アドレスを自動的に割り当てるよう設定する。
no形式で実行した場合はIPv6アドレスの自動割り当て設定を削除する。
IFNAME |
自動設定するインターフェース名 | ||||
SLA_IF_ID := |
X:X::X:X/M |
||||
指定したインターフェースに設定するIPv6アドレスの下位部分(SLA ID 可変長+インターフェースID 64ビット)とプレフィックス長。省略時はインターフェース種別とMACアドレスに基づきSLA IDとインターフェースIDを自動生成する(「注意・補足事項」欄を参照)。この場合プレフィックス長は64ビット固定 | |||||
eui-64 |
インターフェースIDとしてEUI-64形式のMACアドレスを使うよう指示する。本オプションを指定した場合、_SLA_IF_IDの下位64ビットは無視される |
■ DHCPv6サーバーから割り当てられたプレフィックス情報にもとづき、vlan 1インターフェースのIPv6アドレスを自動設定する。この例ではSLA ID=0x1 (::1)、インターフェースID=0x1 (:0:0:0:1)、プレフィックス長=64ビットを指定しているので、DHCPv6サーバーからプレフィックス「3ffe:b80:3c::/48」を割り当てられた場合、vlan 1のIPv6アドレスは「3ffe:b80:3c:1::1/64」になる。
*Router(dhcp6-config)# ia-pd configure vlan 1 ::1:0:0:0:1/64 ↓ |
*Router(dhcp6-config)# ia-pd configure vlan 1 ::1:0:0:0:0/64 eui-64 ↓ |
■ 本コマンドは、information-onlyコマンド設定時(ステートレスモード時)には使用できない。
■ DHCPv6クライアントとして動作させるインターフェースを自動設定することはできない。DHCPv6クライアントとして動作させるインターフェースは、通常リンクローカルアドレスだけで運用する。
■ 自動設定するインターフェースには、IPv6のリンクローカルアドレスを設定しておく必要がある(ipv6 enableコマンド)
■ SLA_IF_IDパラメーター省略時、インターフェースIDはEUI-64形式のMACアドレスとなる。また、SLA IDはインターフェースの種別と番号にしたがって次のとおり決定される。
gigabitEthernet X | X + 1 | gigabitEthernet 0 → SLA ID = 1 = 0x01 |
gigabitEthernet X.Y | 10 × (X + 1) + Y | gigabitEthernet 0.1 → SLA ID = 11 = 0x0b |
tunnel X | 100 + X | tunnel 0 → SLA ID = 100 = 0x64 |
vlan X | 1200 + X | vlan 1 → SLA ID = 1201 = 0x04b1 |
Note - 接頭辞「0x」の付いていない表内の数値はすべて10進数。SLA_IF_IDパラメーターを始め、IPv6アドレスは通常16進数で表記するため注意。
ipv6 dhcp client-profile (グローバルコンフィグモード)
|
+- ia-pd configure(DHCPv6クライアントモード)
ia-pd subdelegate prefix(DHCPv6クライアントモード)
ipv6 dhcp client(インターフェースモード)
ipv6 enable(インターフェースモード)
ipv6 nd suppress-ra(インターフェースモード)
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