[index] CentreCOM ARX640S コマンドリファレンス 5.1.5

ip dhcp excluded-address

モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: IP付加機能 / DHCPサーバー


(config)# [no] ip dhcp excluded-address STARTADDR [ENDADDR]


指定したIPアドレス範囲を、DHCPクライアントへの動的割り当て対象から除外する。
no形式で実行した場合は、除外設定を削除する。


パラメーター

STARTADDR := A.B.C.D
除外するIPアドレス範囲の最初のアドレス(値がもっとも小さいアドレス)
ENDADDR := A.B.C.D
除外するIPアドレス範囲の最後のアドレス(値がもっとも大きいアドレス)。アドレスが1個だけの場合は省略可


使用例

■ 192.168.10.1〜192.168.10.99と192.168.20.1〜192.168.20.99を動的割り当ての対象から除外する。

*Router(config)# ip dhcp excluded-address 192.168.10.1 192.168.10.99
*Router(config)# ip dhcp excluded-address 192.168.20.1 192.168.20.99


注意・補足事項

ENDADDRを省略した場合は、STARTADDRのみが除外対象となる。

■ 除外範囲が2つ以上に分かれている場合は、本コマンドを複数回実行することで指定可能(除外範囲は8つまで設定可能)。

■ DHCPサーバーをfixed-addressコマンドによる固定割り当てのみで運用する場合は、次の例のように、本コマンドを使って、すべてのアドレスを動的割り当て対象から除外すること。

*Router(config)# ip dhcp excluded-address 0.0.0.0 255.255.255.255

この設定を行わない場合、rangeコマンド未設定時の仕様により、DHCPサーバーとして動作するインターフェース配下の空きアドレスが動的割り当てされてしまい、意図した動作にならないので注意すること。


コマンドツリー

configure terminal (特権EXECモード)
    |
    +- ip dhcp excluded-address(グローバルコンフィグモード)


関連コマンド

fixed-address(DHCPモード)
range(DHCPモード)
show ip dhcp pool(非特権EXECモード)



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