[index] CentreCOM ARX640S コマンドリファレンス 5.1.5
モード: DHCPモード
カテゴリー: IP付加機能 / DHCPサーバー
(dhcp-config)# [no] range STARTADDR [ENDADDR]
DHCPクライアントに対して動的に割り当てるIPアドレスの範囲を設定する。
no形式で実行した場合は、動的割り当てIPアドレス範囲の設定を削除する。
初期状態では、vlan 1用のDHCPプールが存在しており、IPアドレス192.168.1.155〜192.168.1.254を動的割り当てするよう設定されている。
本コマンド未設定時は、インターフェースアドレスを除くサブネット内の全アドレスが動的割り当ての対象になる(ただし、使用状況確認(duplicate-checkコマンド)によって使用中であると確認されたアドレスは、実際には割り当てられない)。
STARTADDR := |
A.B.C.D |
||||
クライアントに割り当てるIPアドレス範囲の最初のアドレス(値がもっとも小さいアドレス) | |||||
ENDADDR := |
A.B.C.D |
||||
クライアントに割り当てるIPアドレス範囲の最後のアドレス(値がもっとも大きいアドレス)。アドレスが1個だけの場合は省略可 |
■ 初期状態で存在するvlan 1用DHCPプールの動的割り当て範囲(192.168.1.155〜192.168.1.254)を削除し、新しい範囲(192.168.10.155〜192.168.10.254)を設定しなおす。
*Router(config)# ip dhcp pool vlan 1 ↓ *Router(dhcp-config)# no range 192.168.1.155 192.168.1.254 ↓ *Router(dhcp-config)# range 192.168.10.155 192.168.10.254 ↓ |
*Router(config)# ip dhcp pool gigabitEthernet 1 ↓ *Router(dhcp-config)# range 192.168.20.200 192.168.20.249 ↓ |
*Router(dhcp-config)# no range 192.168.20.200 192.168.20.249 ↓ |
■ ENDADDRを省略した場合は、STARTADDRのみが割り当て対象となる。
■ 割り当てはアドレス範囲の末尾(ENDADDR側から)から行う。
■ 動的割り当て範囲はDHCPプール(インターフェース)あたり8つまで設定可能。
■ DHCPサーバーをfixed-addressコマンドによる固定割り当てのみで運用する場合は、次の例のように、ip dhcp excluded-addressコマンドを使って、すべてのアドレスを動的割り当て対象から除外すること。
*Router(config)# ip dhcp excluded-address 0.0.0.0 255.255.255.255 ↓ |
ip dhcp pool (グローバルコンフィグモード)
|
+- range(DHCPモード)
duplicate-check(DHCPモード)
fixed-address(DHCPモード)
ip dhcp excluded-address(グローバルコンフィグモード)
show ip dhcp pool(非特権EXECモード)
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