[index] CentreCOM ARX640S コマンドリファレンス 5.1.5
モード: インターフェースモード
カテゴリー: IPルーティング / 経路制御(OSPF)
(config-if)# ip ospf mtu <576-65535>
(config-if)# no ip ospf mtu
対象OSPFインターフェースのMTU(Maximum Transmission Unit)を手動設定する。
no形式で実行した場合は手動設定値を削除し、初期値1500を用いるようにする。
<576-65535> |
OSPFインターフェースのMTU。初期値は1500 |
■ トンネルインターフェースなどでOSPFを動作させる場合、インターフェースMTUの不一致によって隣接関係を確立できない場合がある(OSPFの状態がExchangeやExStartのままとなる)。
これを回避するには、すべての隣接ルーターにおいて、OSPFで使用するインターフェースのMTUをshow interfaceコマンドで確認し、ルーター間で値が異なる場合は、ip ospf mtuコマンドを使ってすべての隣接ルーターに同じMTU値(ルーター間でもっとも小さい値)を手動設定すればよい。
また、本製品の初期設定では、インターフェースの種類に関係なくMTU=1500を使用するため、各ルーターのMTU値が同じでも値が1500でない場合は、値が異なる場合と同様にip ospf mtuコマンドですべての隣接ルーターに実際のMTU値(1500でない値)を手動設定すること。
なお、MTU値を確認する場合、OSPFで使用するインターフェースがリンクアップしている状態でshow interfaceコマンドを実行する必要があるので注意が必要(リンクダウン時は正確なMTUが表示されない場合があるため)。
interface (グローバルコンフィグモード)
|
+- ip ospf mtu(インターフェースモード)
ip ospf mtu-ignore(インターフェースモード)
show interface(非特権EXECモード)
show ip ospf interface(非特権EXECモード)
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