[index] CentreCOM ARX640S コマンドリファレンス 5.1.5

neighbor

モード: RIPモード
カテゴリー: IPルーティング / 経路制御(RIP)


(config-router)# [no] neighbor A.B.C.D


ユニキャスト通信を行うRIPルーターのIPアドレスを指定する。本コマンドで指定したRIPルーターには、RIPパケットがユニキャストで送信される。
no形式で実行した場合はRIPルーターのIPアドレスを削除する。


パラメーター

A.B.C.D RIPルーターのIPアドレス


使用例

■ vlan 1(192.168.10.0/24)上のRIPルーター192.168.10.3に対し、RIPパケットをユニキャストで送信するよう設定する。ここではvlan 1をパッシブインターフェースに設定して、vlan 1からのRIPマルチキャストは停止させている。

*Router(config)# router rip
*Router(config-router)# passive-interface vlan 1
*Router(config-router)# network vlan 1
*Router(config-router)# network gigabitEthernet 0
*Router(config-router)# neighbor 192.168.10.3



注意・補足事項

■ パッシブインターフェースであっても、本コマンドで指定したRIPルーターへはユニキャストのRIPパケットが送信される。

■ 本コマンドで指定したRIPルーターとのユニキャスト通信では、つねにversionコマンドで指定したRIPバージョンが使われる(ip rip receive versionコマンドとip rip send versionコマンドによるインターフェース設定は無視される)。

■ ユニキャスト通信を行うRIPルーターは128個まで設定可能。


コマンドツリー

router rip (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- neighbor(RIPモード)


関連コマンド

passive-interface(RIPモード)
show ip protocols rip(非特権EXECモード)
version(RIPモード)



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