[index] CentreCOM ARX640S コマンドリファレンス 5.1.5

ssh

モード: 特権EXECモード
カテゴリー: 運用・管理 / Secure Shell

# ssh [ip|ipv6] [user NAME] [port PORT] SERVER

SSHクライアントを起動し、指定したリモートホストに接続する。

パラメーター

ip|ipv6 接続時に使用するプロトコルファミリー（ここではIPバージョンの意味）。本オプションを指定した場合は、指定したプロトコルファミリーでのみ接続を試行する。本オプションを指定しなかった場合は、利用可能なプロトコルファミリーを順番に試行するがその順序は不定

ip IPv4だけを使う

ipv6 IPv6だけを使う

user NAME リモートホストにSSHログインするときのユーザー名。省略時はCLIログイン時のユーザー名と同じものが使われる

port PORT 接続先TCPポート番号。省略時は22

SERVER := {A.B.C.D|X:X::X:X|HOSTNAME}

リモートホストのIPv4/IPv6アドレスまたはホスト名

使用例

■ リモートホスト172.17.28.2にSSH接続する。

*Router# ssh user zein 172.17.28.2 ↓ The authenticity of host '172.17.28.2 (172.17.28.2)' can't be established. DSA key fingerprint is a3:11:34:77:ca:aa:8f:c1:24:a7:65:6a:03:b5:d6:5f. Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? yes Warning: Permanently added '172.17.28.2' (DSA) to the list of known hosts. Password: Last login: Tue Mar 1 09:12:37 2011 from 172.17.28.1 zein@asia:~>

注意・補足事項

■ リモートホストをIPアドレス（IPv4/IPv6）ではなくホスト名で指定するためには、ip domain lookupコマンド、ipv6 domain lookupコマンドでDNSへの問い合わせ機能を有効にしておく必要がある（初期状態は無効）。DNS問い合わせ機能の詳細については、各コマンドのページを参照のこと。なお、指定したホスト名が複数のアドレスに解決された場合（IPv4アドレスとIPv6アドレスの両方が返ってきた場合や、複数のIPv4アドレスあるいは複数のIPv6アドレスが返ってきた場合など）の動作は次のとおり。

ipオプションを指定した場合は、IPv4アドレスだけを使って接続を試行する。DNSサーバーから複数のIPv4アドレスが返ってきた場合は、接続に成功するまで各アドレスを順に使って接続を試行するがその順序は不定。どのIPv4アドレスでも接続できなかった場合はエラーになる。
ipv6オプションを指定した場合は、IPv6アドレスだけを使って接続を試行する。DNSサーバーから複数のIPv6アドレスが返ってきた場合は、接続に成功するまで各アドレスを順に使って接続を試行するがその順序は不定。どのIPv6アドレスでも接続できなかった場合はエラーになる。
ip、ipv6オプションを指定しなかった場合は、接続に成功するまでDNSサーバーから返ってきた各アドレス（IPv4、IPv6とも）を順に使って接続を試行するがその順序は不定。どのIPv4、IPv6アドレスでも接続できなかった場合はエラーになる。

`ip\|ipv6`	接続時に使用するプロトコルファミリー（ここではIPバージョンの意味）。本オプションを指定した場合は、指定したプロトコルファミリーでのみ接続を試行する。本オプションを指定しなかった場合は、利用可能なプロトコルファミリーを順番に試行するがその順序は不定
	`ip`	IPv4だけを使う
	`ipv6`	IPv6だけを使う
`user NAME`	リモートホストにSSHログインするときのユーザー名。省略時はCLIログイン時のユーザー名と同じものが使われる
`port PORT`	接続先TCPポート番号。省略時は22
`SERVER :=`	`{A.B.C.D\|X:X::X:X\|HOSTNAME}`
	リモートホストのIPv4/IPv6アドレスまたはホスト名

ssh

パラメーター

使用例

注意・補足事項

関連コマンド