[index] CentreCOM ARX640S コマンドリファレンス 5.1.5

ip domain lookup

モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: 運用・管理 / システム


(config)# [no] ip domain lookup


自装置向けのIPv4 DNS問い合わせ機能を有効にする。
no形式で実行した場合は、IPv4 DNS問い合わせ機能を無効にする。
初期設定は無効。


使用例

■ IPv4 DNS問い合わせ機能を有効にする。

*Router(config)# ip domain lookup


■ IPv4 DNS問い合わせ機能を無効にする。

*Router(config)# no ip domain lookup


注意・補足事項

■ 本コマンドで有効化するのは、装置自身がホスト名を解決するためのIPv4 DNS問い合わせ機能。おもに各種コマンド(関連コマンドを参照)において、ターゲットホストをIPv4アドレスではなくホスト名で指定するときに使う。

■ 本機能は実際の問い合わせを自装置のIPv4 DNSリレー(プロキシーDNS)機能に対して行なうため、本機能を使用するには、別途proxydns ip enableコマンドで同機能を有効化し、proxydns serverコマンドでリレー先のIPv4 DNSサーバーを登録しておく必要がある。
たとえば、IPv4 DNSサーバー「192.168.1.10」を使用して自装置向けの名前解決を行うには、本コマンドに加えて次の設定を行う。

*Router(config)# proxydns server 192.168.1.10
*Router(config)# proxydns ip enable

具体的な動作としては、本コマンドを実行すると自装置用のIPv4 DNSサーバーリストに「127.0.0.1」(localhost = 装置自身)が自動登録され(登録位置はリストの末尾固定)、自装置のIPv4 DNSリレー機能に対して問い合わせを行うようになる。DNSリレーの詳細については、「IP付加機能」の「DNSリレー」を参照。

ip name-serverコマンドを使えば、IPv4 DNSリレー機能を使用せず直接IPv4 DNSサーバーに問い合わせを行うことも可能だが、その場合でもip name-serverコマンドで登録したDNSサーバーがすべて無応答だったときは、最後にIPv4 DNSリレー機能への問い合わせを試みる。


コマンドツリー

configure terminal (特権EXECモード)
    |
    +- ip domain lookup(グローバルコンフィグモード)


関連コマンド

copy(特権EXECモード)
ip domain list(グローバルコンフィグモード)
ip domain name(グローバルコンフィグモード)
ip name-server(グローバルコンフィグモード)
logging host(グローバルコンフィグモード)
ntp server(グローバルコンフィグモード)
peer(IPsecポリシーモード)
peer(ISAKMPポリシーモード)
ping(特権EXECモード)
proxydns ip enable(グローバルコンフィグモード)
proxydns server(グローバルコンフィグモード)
radius-server host(グローバルコンフィグモード)
ssh(特権EXECモード)
telnet(特権EXECモード)
traceroute(特権EXECモード)



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