[index] CentreCOM ARX640S コマンドリファレンス 5.0.0

traceroute

モード: 特権EXECモード
カテゴリー: 運用・管理 / システム


# traceroute [ip] TARGETV4 [source {A.B.C.D|IFNAME}]

# traceroute ipv6 TARGETV6 [source X:X::X:X]


指定アドレスに対してTracerouteを実行する。


パラメーター

ip IPv4を使う場合に指定する。ipipv6の両オプションを省略したときはipを指定したものと見なされるので、IPv4を使う場合は通常指定しなくてよい
ipv6 IPv6を使う場合に指定する。IPv6を使う場合は必須
TARGETV4 := {A.B.C.D|HOSTNAME}
(IPv4使用時)ターゲットホストのIPv4アドレスまたはホスト名
TARGETV6 := {X:X::X:X|HOSTNAME}
(IPv6使用時)ターゲットホストのIPv6アドレスまたはホスト名
source {A.B.C.D|IFNAME} (IPv4使用時)Pingパケットの始点IPv4アドレス、または、始点IPv4アドレスとして使うプライマリーアドレスを持つインターフェース名を指定する。省略時はシステムが自動的に選択する
source X:X:X:X (IPv6使用時)Pingパケットの始点IPv6アドレスを指定する。省略時はシステムが自動的に選択する


使用例

■ 172.31.78.31に対するTraceroute実行例。

*Router# traceroute 172.31.78.31
traceroute to 172.31.78.31 (172.31.78.31), 64 hops max, 40 byte packets
 1  172.31.88.32 (172.31.88.32)  2.010 ms  1.977 ms  1.971 ms
 2  172.31.86.32 (172.31.86.32)  2.499 ms  3.298 ms  3.886 ms
 3  172.31.96.31 (172.31.96.31)  9.421 ms  1.306 ms  1.150 ms
 4  172.31.76.48 (172.31.76.48)  1.462 ms  1.102 ms  0.932 ms
 5  172.31.78.31 (172.31.78.31)  2.402 ms  1.831 ms  1.729 ms


注意・補足事項

■ ターゲットホストをIPアドレスではなくホスト名で指定するためには、あらかじめip name-serverコマンドでDNSサーバーの設定をしておき(初期状態では未設定)、ip domain lookupコマンドでDNSへの問い合わせ機能を有効にしておく必要がある(初期状態は無効)。


関連コマンド

ip address(インターフェースモード)
ip address dhcp(インターフェースモード)
ip domain list(グローバルコンフィグモード)
ip domain lookup(グローバルコンフィグモード)
ip domain name(グローバルコンフィグモード)
ip name-server(グローバルコンフィグモード)
ip route(グローバルコンフィグモード)
ping(特権EXECモード)
router rip(グローバルコンフィグモード)
show ip interface(非特権EXECモード)
show ip route(非特権EXECモード)



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