[index] CentreCOM 8316XL/8324XL コマンドリファレンス 2.7
カテゴリー:運用・管理 / ログ
CREATE LOG OUTPUT={TEMPORARY|PERMANENT|output-id} DESTINATION={EMAIL|MEMORY|NVS|SYSLOG} [FORMAT={FULL|MSGONLY|SUMMARY] [MESSAGES=count] [SECURE={FALSE|TRUE|NO|YES|OFF|ON}] [SERVER=ipadd] [TO=email-addr] [ZONE={time-zone|utc-offset}] [SYSLOGFORMAT={NORMAL|EXTENDED}] [FACILITY={DEFAULT|LOCAL0..LOCAL7}]
output-id: ログ出力ID(1〜20)
count: 個数(1〜)
ipadd: IPアドレス
email-addr: 電子メールアドレス
time-zone: タイムゾーン名
utc-offset: 協定世界時(UTC)からのオフセット(+23:59:59〜-23:59:59)
ログの出力先を定義する。
出力先の定義後は、ADD LOG OUTPUTコマンドでログフィルターを追加し、どのようなメッセージを出力するかを指定する必要がある。
パラメーター |
OUTPUT: ログ出力先ID。1〜20の任意の番号か、特殊なキーワード「TEMPORARY」(RAM)または「PERMANENT」(NVS)を指定する。TEMPORARYを指定した場合、SECUREパラメーターは指定できず、DESTINATIONはMEMORYしか指定できない。また、PERMANENTを指定したときは、DESTINATIONにNVSしか指定できない(NVS(不揮発性メモリー)搭載機種でのみ有効)。
DESTINATION: ログメッセージの出力先。EMAIL(TOパラメーターで指定されたアドレスに電子メールで送信)、MEMORY(RAM上に保存。OUTPUTパラメーターにTEMPORARYを指定したときのみ有効)、NVS(不揮発性メモリー上に保存。OUTPUTパラメーターにPERMANENTを指定したときのみ有効)、SYSLOG(SERVERパラメーターで指定したsyslogサーバーに転送。メッセージはsyslogフォーマットに変換される)から選択する。
FORMAT: ログメッセージのフォーマット。FULLの場合は、ログメッセージの全フィールド、MSGONLYの場合は、メッセージのみ、SUMMARYの場合は、サマリーモードで表示する。
MESSAGES: DESTINATIONがNVSかMEMORYのときは、保存するメッセージの最大数。最大値に達したときは、古いメッセージから順番に削除される。DESTINATIONがEMAILの場合は、一度に送信されるメッセージの数。DESITINATIONがMEMORYのときのデフォルトは200、EMAILのときは100。NVSのときは50。
SECURE: この出力先が「安全」かどうかを指定する。NOを指定した場合、パスワード変更など一部のメッセージが出力されなくなる。OUTPUTにTEMPORARYを指定した場合は、本パラメーターは指定できない。DESTINATIONがMEMORYかNVSの場合のデフォルトはYES。その他の場合のデフォルトはNO。
SERVER: DESTINATIONがSYSLOGの場合に、メッセージの転送先IPアドレスを指定する。syslogサーバー(UDP 514番)を指定する。
TO: DESTINATIONにEMAILを指定した場合に送信先メールアドレスを指定する。
ZONE: タイムゾーン名またはUTCからのオフセットを指定する。
SYSLOGFORMAT: syslogメッセージのフォーマット。NORMAL(既存のフォーマット)とEXTENDED(時刻情報とシステム名(sysName)が付加される)から選択する。デフォルトはNORMAL。
FACILITY: syslogサーバーへ送信するログファシリティー値。DESTINATIONがSYSLOGの場合のみ有効。DEFAULT指定時は、あらかじめシステムで決められたファシリティー値でsyslogサーバーへ送信する。LOCAL0〜7指定時は、ファシリティー値を上書きしてsyslogサーバーへ送信する。
LOCAL0 | local use 0 (local0) | 16 |
LOCAL1 | local use 1 (local1) | 17 |
LOCAL2 | local use 2 (local2) | 18 |
LOCAL3 | local use 3 (local3) | 19 |
LOCAL4 | local use 4 (local4) | 20 |
LOCAL5 | local use 5 (local5) | 21 |
LOCAL6 | local use 6 (local6) | 22 |
LOCAL7 | local use 7 (local7) | 23 |
例 |
■ すべてのログをsyslogサーバー192.168.1.2に送る
CREATE LOG OUTPUT=1 DESTINATION=SYSLOG SERVER=192.168.1.2
ADD LOG OUTPUT=1 FILTER=1 ALL
備考・注意事項 |
出力先に「TEMPORARY」と「PERMANENT」を設定してCREATE LOG OUTPUTコマンドで出力先の定義のみ行って設定を保存し再起動すると、メッセージフィルターのエントリーが設定されないためログが出力されないはずであるにもかかわらず、ログが出力されることがある。これは、本製品がデフォルトの状態でログ機能が有効であり、起動時にログの出力先として「TEMPORARY」と「PERMANENT」を設定して、メッセージフィルターが追加されるため、設定ファイルのCREATE LOG OUTPUTコマンドが実行されるまでの間、ログが出力されるため。
関連コマンド |
ADD LOG OUTPUT
DELETE LOG OUTPUT
DESTROY LOG OUTPUT
DISABLE LOG OUTPUT
ENABLE LOG OUTPUT
SET LOG OUTPUT
Copyright (C) 2004-2010 アライドテレシスホールディングス株式会社
PN: J613-M0249-11 Rev.J