[index] CentreCOM 9600/8600シリーズ コマンドリファレンス 2.2

SET OSPF INTERFACE

カテゴリー:IP / 経路制御(OSPF)
対象機種:8624、9606


SET OSPF INTERFACE=vlan-if [AREA={BACKBONE|area-number}] [DEADINTERVAL=2..2147483647] [HELLOINTERVAL=1..65535] [PASSWORD=password] [PRIORITY=0..255] [RXMTINTERVAL=1..3600] [TRANSITDELAY=1..3600] [VIRTUALLINK=area-number]

vlan-if: VLANインターフェース(VLAN-nameかVLANvidの形式。nameはVLAN名、vidはVLAN ID)または仮想インターフェース(VIRTx)
area-number: OSPFエリアID(a.b.c.dの形式)
password: パスワード(1〜8文字。任意の印刷可能文字を使用可能。空白を含む場合はダブルクォートで囲む)


OSPFインターフェースのパラメーターを変更する。



パラメーター

INTERFACE: IPインターフェース(VLAN)名または仮想インターフェース名(VIRTx)

AREA: エリアID。仮想インターフェースの場合は通過エリアのエリアIDを指定する。

DEADINTERVAL: HelloパケットのRouter Dead Intervalタイマー(秒)。隣接ルーターからHelloパケットを受信できなくなったときに、隣接ルーターがダウンしたと判断するまでの時間を示す。同一ネットワーク上のすべてのルーターに同じ値を設定する必要がある。最小値はHELLOINTERVAL×2、推奨値はHELLOINTERVAL×4。デフォルト値はHELLOINTERVAL×4(秒)。

HELLOINTERVAL: Helloパケットの送信間隔(Hello Interval)(秒)。同一ネットワーク上のすべてのルーターに同じ値を設定する必要がある。デフォルトは10秒。

PASSWORD: 認証用パスワード。エリア内での認証方法がパスワード認証の場合(ADD OSPF AREAコマンド/SET OSPF AREAコマンドのAUTHENTICATIONパラメーターにPASSWORDを指定した場合)にのみ必要。デフォルトはパスワードなし(null)。

PRIORITY: ルーター優先度(0〜255)。大きいほど優先度が高く、指名ルーター(DR)に選出される可能性が高くなる。優先度が同じときはルーターIDの大きいほうがDRとなる。0はDRになる資格がないことを示す。デフォルトは1。

RXMTINTERVAL: データベース記述パケット(タイプ2)、リンク状態要求パケット(タイプ3)、リンク状態更新パケット(タイプ4)の送信間隔(秒)。隣接ルーター間のパケット往復時間よりも十分に大きな値でなくてはならない。LANでは5秒が標準的。デフォルトは5秒。

TRANSITDELAY: リンク状態更新パケットの送信遅延時間(秒)。同パケットに含まれるLSAのエイジフィールドはこの値だけ増分される。LANでは通常1に設定される。デフォルトは1

VIRTUALLINK: 仮想リンクの対向に位置するバックボーンルーター(ABR)のID。仮想インターフェース追加時(INTERFACE=VIRTx)の必須パラメーター。このとき、AREAには通過エリアのIDを指定する。



関連コマンド

ADD OSPF INTERFACE
ADD OSPF RANGE
DELETE OSPF INTERFACE
DISABLE OSPF INTERFACE
ENABLE OSPF INTERFACE
RESET OSPF INTERFACE
SET OSPF AREA
SET OSPF AREA
SET OSPF RANGE
SHOW OSPF AREA
SHOW OSPF INTERFACE
SHOW OSPF RANGE



参考

RFC2328, OSPF Version 2


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PN: J613-M0522-00 Rev.C