[index] CentreCOM 9600/8600シリーズ コマンドリファレンス 2.2

IP/名前解決

対象機種:8624、9606


  - ホストテーブル
  - DNS


ホスト名からIPアドレスを検索する名前解決の設定方法について解説します。本製品はIPの名前解決に、次の2つのメカニズムを使用します。


検索はホストテーブル、DNSの順に行われます。


 

ホストテーブル

ホストテーブルはホスト名とIPアドレスの対応付けをスタティックに登録したものです。ホストテーブルは本製品がローカルに保持するため、DNSサーバーがないような環境で使用すると便利です。登録したホスト名はTELNETコマンド、TRACEコマンド、PINGコマンド、FINGERコマンドなどで使用できます。

■ ホストテーブルにホスト名を登録するにはADD IP HOSTコマンドを使います。次の例ではホスト名bulbulにIPアドレス192.168.1.1を対応付けています。


■ ホストテーブルからエントリーを削除するにはDELETE IP HOSTコマンドを使います。


■ ホスト名に対応するアドレスを変更するにはSET IP HOSTコマンドを使います。


■ ホストテーブルの内容を確認するにはSHOW IP HOSTコマンドを使います。


 

DNS

DNSとは、ホスト名からIPアドレスを検索するための分散データベースシステム(Domain Name System)、または、そのためのデータベースサーバー(Domain Name Server)を指します。DNSサーバーはTELNETコマンドで使用されるほか、DNSリレー機能の転送先としても使用されます。DNSリレー機能の設定については、「IP/DNSリレー」をご覧ください。

Note - PINGコマンドやTRACEコマンドはDNSを使用しません。


■ 本製品が使用するプライマリーDNSサーバーは、SET IP NAMESERVERコマンドで設定します。


■ セカンダリーDNSサーバーは、SET IP SECONDARYNAMESERVERコマンドで設定します。プライマリーDNSサーバーから20秒間応答がなかったときは、セカンダリーサーバーに問い合わせます。


■ IPインターフェースの設定をDHCPで行う場合、DHCPサーバーからDNSサーバーアドレスを取得することもできます。ただし、DHCPサーバーがDNSサーバーアドレスを提供するよう設定されている必要があります。詳細は「IP/インターフェース」をご覧ください。

■ DNSサーバーの設定はSHOW IPコマンドで確認できます(Name Server、Secondary Name Server欄をご覧ください)。

■ システム名(sysName)にフル表記のホスト名を設定しておくと、DNS検索時に必要に応じてドメイン名が補完されます。たとえば、sysNameに「c8624.mydomain.com」を設定している場合(システム名はSET SYSTEM NAMEコマンドで設定します)、次のようにTELNETコマンドを実行すると、bulbulのあとにドメイン名「mydomain.com」が補われ、「bulbul.mydomain.com」に対してDNSの検索が行われます。











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