[index] CentreCOM 8700SLシリーズ コマンドリファレンス 2.9

ADD IPX SAP

カテゴリー:IPX / 経路制御
備考:フィーチャーライセンス AT-FL-03またはAT-FL-03-B が必要


ADD IPX SAP=filter-id SERVICE=service [TYPE=service-type] ACTION={INCLUDE|EXCLUDE} [ENTRY=entry-id]

filter-id: フィルター番号(0〜99)
service: サービス名(1〜48文字。空白は使用不可)
service-type: サービスタイプ名またはサービス番号(16進数。先頭のゼロは省略可)
entry-id: エントリー番号


IPX SAPフィルターにエントリーを追加する。SAPフィルターは、特定サービス(サーバー)の情報を通知しないようにしたり、受信しないようにしたりするもの。



パラメーター

SAP: SAPフィルター番号

SERVICE: IPXサービス名。以下のワイルドカードを使用可能。「*」(アスタリスク。任意の文字列にマッチ。ただし単独か文字列の末尾にのみ使用可)、「%」(パーセント。任意の一文字にマッチ)、「[abc]」(角かっこ。かっこで囲まれた文字のうちのどれかひとつにマッチ。この例ではabcのどれかひとつにマッチ)、「[^abc]」(角かっこ。かっこで囲まれた文字以外の文字にマッチ。この例ではabc以外の文字一文字にマッチ)、「\」(円マークまたはバックスラッシュ。エスケープ文字。後続文字の特殊な意味を無効にする。ワイルドカード文字をエスケープするために用いる)。

TYPE: IPXサービスタイプ。既定のサービス名(ADD IPX SERVICEコマンドを参照)かサービス番号(16進数)を指定する。ワイルドカードを使用可能。

ACTION: マッチしたサービス情報に対するアクション。INCLUDEなら、マッチしたサービス情報を受け入れる、または、送信する。EXCLUDEは、マッチしたサービス情報を破棄する。

ENTRY: フィルターエントリー番号。省略時はエントリーリストの末尾に追加される。



プリンターサーバーに関する経路情報だけを破棄するSAPフィルターを作成する。
ADD IPX SAP=1 SERVICE=* TYPE=PRINTSERVER ACTION=EXCLUDE
ADD IPX SAP=1 SERVICE=* TYPE=* ACTION=INCLUDE



備考・注意事項

・SAPフィルターを作成しただけではフィルタリングが行われない。SET IPX CIRCUITコマンドのINSAP、OUTSAPパラメーターでインターフェースに適用するか、SET IPX GSAPコマンドでグローバルに適用する必要がある。

・SAPフィルターの末尾には、すべてのサービス情報を破棄する暗黙のエントリーが常に存在する。そのため、特定サービスの情報だけを破棄したい場合は、エントリーリストの末尾にすべてのサービス情報を許可するエントリーを明示的に追加する必要がある。



関連コマンド

DELETE IPX SAP
SET IPX CIRCUIT
SET IPX GSAP
SET IPX SAP
SHOW IPX
SHOW IPX SAP



参考

“IPX Router Specification”, v1.2, Novell, Inc., Part Number 107-000029-001


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PN: J613-M0019-01 Rev.Q