[index] CentreCOM 8948XL コマンドリファレンス 2.9

ADD OSPF REDISTRIBUTE

カテゴリー:IP / 経路制御(OSPF)


ADD OSPF REDISTRIBUTE PROTOCOL={STATIC|INTERFACE|RIP|BGP} [METRIC={0..16777214|ORIGINAL}] [TYPE={1|2|ORIGINAL}] [LIMIT=1..4000] [SUBNET={ON|OFF|YES|NO|TRUE|FALSE}] [TAG={1..65535|ORIGINAL}]


非OSPF経路を取り込み、AS外部LSAでAS内に通知するよう設定する。

本コマンドはAS境界ルーター(ASBR)でのみ意味を持つ。



パラメーター

PROTOCOL: 取り込むAS外部経路の起源。STATIC(スタティック経路)、INTERFACE(非OSPFインターフェースの直結経路)、RIP(RIP経路)、BGP(BGP経路)から選択する。

METRIC: PROTOCOLパラメーターで指定したAS外部経路を通知するときのメトリック。ORIGINALを指定した場合は、IP経路表のメトリック値がそのまま使われる。デフォルトは20

TYPE: PROTOCOLパラメーターで指定したAS外部経路を通知するときのメトリックタイプ(1または2)。ORIGINALは1と同じ意味。デフォルトは2

LIMIT: PROTOCOLパラメーターで指定したAS外部経路の最大取り込み数。デフォルトは1000

SUBNET: クラスレスな経路(クラス標準マスクでない経路)を取り込むかどうか。ON、YES、TRUEを指定した場合はクラスフル(クラス標準マスクの経路)・クラスレス両方の経路を取り込む。OFF、NO、FALSEを指定した場合はクラスフルな経路だけを取り込む。デフォルトはON

TAG: PROTOCOLパラメーターで指定したAS外部経路を通知するときの経路タグ値。ORIGINALを指定した場合は、IP経路表の経路タグ値がそのまま使われる。デフォルトはORIGINAL



表 1:本コマンド実行による、SET OSPFコマンドのパラメーター設定値自動変更
本コマンドの指定値
影響を受けるSET OSPF コマンドのパラメーター
パラメーター値への影響の詳細
PROTOCOL=STATIC STATICEXPORT NO → YES
PROTOCOL=RIP RIP OFF → IMPORT、または、EXPORT → BOTH
PROTOCOL=BGP BGPIMPORT OFF → ON
LIMIT=x BGPLIMIT LIMITと同じ値に変更



備考・注意事項

PROTOCOLパラメーターにSTATIC、RIP、BGPを指定した場合、あるいは、LIMITパラメーターを変更した場合、SET OSPFコマンドのSTATICEXPORT、RIP、BGPIMPORT、BGPLIMITパラメーターの設定値も自動的に変更される。自動変更の詳細は別表を参照。



関連コマンド

DELETE OSPF REDISTRIBUTE
SET OSPF
SET OSPF REDISTRIBUTE
SHOW OSPF
SHOW OSPF REDISTRIBUTE



参考

RFC1587, The OSPF NSSA Option
RFC2328, OSPF Version 2


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