[index] CentreCOM 9800シリーズ コマンドリファレンス 2.6
カテゴリー:スイッチング / 802.1X認証
ENABLE PORTAUTH PORT={port-list|ALL} TYPE=AUTHENTICATOR [CONTROL={AUTHORISED|AUTO|UNAUTHORISED}] [MAXREQ=1..10] [QUIETPERIOD=0..65535] [REAUTHENABLED={TRUE|FALSE}] [REAUTHMAX=1..10] [REAUTHPERIOD=1..86400] [SERVERTIMEOUT=1..60] [SUPPTIMEOUT=1..60] [TXPERIOD=1..65535]
ENABLE PORTAUTH PORT={port-list|ALL} TYPE=BOTH [AUTHPERIOD=1..60] [CONTROL={AUTHORISED|UNAUTHORISED|AUTO}] [HELDPERIOD=0..65535] [MAXREQ=1..10] [MAXSTART=1..10] [QUIETPERIOD=0..65535] [REAUTHENABLED={TRUE|FALSE}] [REAUTHMAX=1..10] [REAUTHPERIOD=1..86400] [SERVERTIMEOUT=1..60] [STARTPERIOD=1..60] [SUPPTIMEOUT=1..60] [TXPERIOD=1..65535] [USERNAME=login-name PASSWORD=password [METHOD={OTP [ENCRYPTION={MD4|MD5}]|STANDARD}]]
ENABLE PORTAUTH PORT={port-list|ALL} TYPE=SUPPLICANT [AUTHPERIOD=1..60] [HELDPERIOD=0..65535] [MAXSTART=1..10] [STARTPERIOD=1..60] [USERNAME=login-name PASSWORD=password [METHOD={OTP [ENCRYPTION={MD4|MD5}]|STANDARD}]]
port-list: スイッチポート番号(1〜。ハイフン、カンマを使った複数指定も可能)
login-name: ログイン名(1〜64文字。英数字のみ使用可能)
password: パスワード(1〜64文字。英数字のみ使用可能)
指定ポートで、802.1X認証機能を有効にする。各ポートは、Authenticator、Supplicant、AuthenticatorかつSupplicantのいずれかに設定できる。デフォルトは全ポート無効。
パラメーター |
PORT: スイッチポート。複数指定が可能。
TYPE: スイッチポートのタイプ(802.1Xにおける役割)。AUTHENTICATOR(Authenticatorポート)、SUPPLICANT(Supplicantポート)、BOTH(AuthenticatorポートかつSupplicantポート)のいずれかを指定する。
CONTROL: (Authenticatorポート)手動設定によるAuthenticatorポートの状態。AUTO(認証結果に応じて変動)、UNAUTHORISED(未認証固定)、AUTHORISED(認証済み固定)から選択する。デフォルトはAUTO。通常はAUTOのままでよい。ただし、RADIUSサーバーの接続先ポートをAuthenticatorに設定している場合は、本パラメーターをAUTHORISEDに設定する必要がある。
MAXREQ: (Authenticatorポート)Supplicantに対するEAPOL-Requestパケットの最大再送回数。デフォルトは2回
QUIETPERIOD: (Authenticatorポート)Supplicantの認証に失敗した後、Supplicantとの通信を拒否する期間(秒)。この期間中は受信したEAPOLパケットをすべて破棄する。デフォルトは60秒。
REAUTHENABLED: (Authenticatorポート)認証に成功したSupplicantを定期的に再認証するかどうか。TRUEなら再認証する、FALSEなら再認証しない。デフォルトはFALSE。
REAUTHMAX: (Authenticatorポート)再認証時におけるEAPOL-Requestパケットの最大再送回数。デフォルトは2回
REAUTHPERIOD: (Authenticatorポート)Supplicantの再認証間隔(秒)。デフォルトは3600秒。
SERVERTIMEOUT: (Authenticatorポート)RADIUSサーバーにAccess-Requestを送信した後、RADIUSサーバーからの応答を待つ時間(秒)。デフォルトは30秒。
SUPPTIMEOUT: (Authenticatorポート)SupplicantにEAP-Requestを送信した後、Supplicantからの応答を待つ時間(秒)。デフォルトは30秒。
TXPERIOD: (Authenticatorポート)SupplicantにEAPOLパケットを再送信する間隔(秒)。デフォルトは30秒。
AUTHPERIOD: (Supplicantポート)AuthenticatorにEAP-Responseパケットを送信した後、Authenticatorからの応答を待つ時間(秒)。デフォルトは30秒。
HELDPERIOD: (Supplicantポート)認証失敗後、Authenticatorとの通信を試みない期間(秒)。デフォルトは60秒。
MAXSTART: (Supplicantポート)EAPOL-Startパケットの最大送信回数。Supplicantポートは、EAPOL-StartパケットをMAXSTART回送信しても応答がない場合、ポート認証の必要はないと判断する。デフォルトは3回。
STARTPERIOD: (Supplicantポート)AuthenticatorにEAPOL-Startパケットを再送信する間隔(秒)。デフォルトは30秒。
USERNAME: (Supplicantポート)指定スイッチポートがSupplicantとして動作する場合に使うユーザー名。必ずPASSWORDパラメーターと組で指定すること。本パラメーターを設定した場合、該当ポートでは、SET PORTAUTH USERNAMEコマンドで設定するグローバルなユーザー名・パスワード・暗号化方式ではなく、本コマンドで設定した値が使用される。
PASSWORD: (Supplicantポート)指定スイッチポートがSupplicantとして動作する場合に使うパスワード。必ずUSERNAMEパラメーターと組で指定すること。METHODパラメーターにSTANDARDを指定した場合、または、METHODパラメーターを省略した場合は、6〜63文字の文字列を指定する。METHODパラメーターにOTPを指定した場合は、10〜63文字の文字列(認証サーバー上で設定したOTP Initialisation Passwordと同じ値)を指定する。本パラメーターを設定した場合、該当ポートでは、SET PORTAUTH USERNAMEコマンドで設定するグローバルなユーザー名・パスワード・暗号化方式ではなく、本コマンドで設定した値が使用される。
METHOD: (Supplicantポート)パスワード送信時の暗号化方式。STANDARD(EAP-MD5)またはOTP(One-Time Password)から選択する。OTPを指定した場合は、ENCRYPTIONパラメーターでワンタイムパスワードの生成アルゴリズムも指定する必要がある。デフォルトはSTANDARD。
ENCRYPTION: (Supplicantポート)ワンタイムパスワードの生成アルゴリズム。MD4、MD5から選択する。デフォルトはMD5。METHODパラメーターにOTPを指定した場合の必須パラメーター。
備考・注意事項 |
802.1X認証を有効にしたポート(Authenticator、Supplicantとも)では、ポートトランキング、スパニングツリープロトコル、ポートセキュリティーを使用できない。また、Authenticatorポートをタグ付きに設定することはできない。
関連コマンド |
ACTIVATE PORTAUTH PORT REAUTHENTICATE
ENABLE PORTAUTH
ENABLE PORTAUTH PORT
SET PORTAUTH PORT
SHOW PORTAUTH
SHOW PORTAUTH COUNTER
SHOW PORTAUTH PORT
SHOW PORTAUTH TIMER
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