[index] AT-DC2552XS コマンドリファレンス 2.5.3.1

priority-queue

モード: インターフェースモード
カテゴリー: トラフィック制御 / Quality of Service


(config-if)# priority-queue QUEUELIST


対象スイッチポートの指定した送信キューでPQ方式のスケジューリング(絶対優先スケジューリング)を行うよう設定する。
初期状態では、すべての送信キューでPQを使用するよう設定されている。

PQ方式を使う送信キューの間では、上位キュー(番号の大きなキュー)の送信が完了するまで下位キューからはパケットが送信されない。

PQ方式の送信キューは、WRR方式のスケジューリングを行うキューより優先度が高いため、同一スイッチポート上でPQとWRRを併用している場合、PQ方式の送信キューにパケットが存在している間、WRR方式のキューからはパケットが送信されない。


パラメーター

QUEUELIST := {<0-7> & <0-7> & <0-7> & <0-7> & <0-7> & <0-7> & <0-7> & <0-7>}
送信キュー番号のリスト。スペース区切りで複数指定が可能


使用例

■ ポート1.0.13に対し、すべての送信キューでPQ方式を用いるよう設定する(初期設定)。

awplus(config)# interface port1.0.13
awplus(config-if)# priority-queue 0 1 2 3 4 5 6 7


注意・補足事項

■ 本コマンドは、QoS機能が無効だと実行できない(初期設定は有効。有効・無効はmls qos enableコマンドで制御)。

■ 本コマンドで指定する送信キュー番号は、ユニキャストパケット用の送信キュー(UQ0〜UQ7)の番号。フラッディングパケット用の送信キュー(MQ0〜MQ3)を明示的に指定することはできないが、UQ1、UQ3、UQ5、UQ7の指定は、実際にはUQ1+MQ0、UQ3+MQ1、UQ5+MQ2、UQ7+MQ3に対する指定となる。詳細は「トラフィック制御」/「Quality of Service」を参照。


コマンドツリー

interface (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- priority-queue(インターフェースモード)


関連コマンド

mls qos enable(グローバルコンフィグモード)
wrr-queue weight(インターフェースモード)
show mls qos interface(特権EXECモード)



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