[index] AT-DC2552XS コマンドリファレンス 2.5.4.1
モード: インターフェースモード
カテゴリー: トラフィック制御 / Quality of Service
(config-if)# wrr-queue weight <1-15> queues QUEUELIST
対象スイッチポートの指定した送信キューでWRR(重み付きラウンドロビン)スケジューリングを使用するよう設定する。
WRRを使用するよう設定されたキューの間では、各キューの重み付け(weight)に基づきラウンドロビンでパケットが送信される。ただし、WRRキューからの送信は、絶対優先キューがすべて空になっているときだけ行われる。
<1-15> |
WRRスケジューリングにおける送信キューの重み付け値。WRRを使う送信キュー間における該当キューからの送信比率(パケット数ではなくデータ量)を指定する。たとえば、WRRを利用する2つのキューがそれぞれweight 1、weight 4の重み付け値を持つ場合、前者から1単位のデータを送信する間に後者からは4単位のデータが送信される | ||||
QUEUELIST := |
{<0-7> & <0-7> & <0-7> & <0-7> & <0-7> & <0-7> & <0-7> & <0-7>} |
||||
送信キュー番号のリスト。スペース区切りで複数指定が可能 |
■ ポート1.0.13に対し、すべての送信キューでWRRスケジューリングを用いるよう設定する。ここでは、送信キュー7〜0(厳密にはUQ7+MQ3, UQ6, UQ5+MQ2, UQ4, UQ3+MQ1, UQ2, UQ1+MQ0, UQ0)からの送信比率を、10:10:5:5:2:2:1:1に設定している。
awplus(config)# interface port1.0.13 ↓ awplus(config-if)# wrr-queue weight 10 queues 7 6 ↓ awplus(config-if)# wrr-queue weight 5 queues 5 4 ↓ awplus(config-if)# wrr-queue weight 2 queues 3 2 ↓ awplus(config-if)# wrr-queue weight 1 queues 1 0 ↓ |
awplus(config)# interface port1.0.14 ↓ awplus(config-if)# priority-queue 7 ↓ |
■ 本コマンドは、QoS機能が無効だと実行できない(初期設定は有効。有効・無効はmls qos enableコマンドで制御)。
■ 本コマンドで指定する送信キュー番号は、ユニキャストパケット用の送信キュー(UQ0〜UQ7)の番号。フラッディングパケット用の送信キュー(MQ0〜MQ3)を明示的に指定することはできないが、UQ1、UQ3、UQ5、UQ7の指定は、実際にはUQ1+MQ0、UQ3+MQ1、UQ5+MQ2、UQ7+MQ3に対する指定となる。詳細は「トラフィック制御」/「Quality of Service」を参照。
interface (グローバルコンフィグモード)
|
+- wrr-queue weight(インターフェースモード)
mls qos enable(グローバルコンフィグモード)
priority-queue(インターフェースモード)
show mls qos interface(特権EXECモード)
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