[index] CentreCOM GS900M V2シリーズ コマンドリファレンス 2.3.2

CREATE EPSR

カテゴリー:スイッチング


CREATE EPSR=epsrname MODE={AWARE|TRANSIT} CONTROLVLAN={vlan-name|1..4094} [DELETEMCAST]

epsrname: EPSRドメイン名(1〜15文字。英数字とハイフン[-]、アンダーバー[ _ ]、ピリオド[ . ]、開始丸かっこ[(]、終了丸かっこ[)]が使用可能。大文字小文字を区別しない)
vlan-name: VLAN名


EPSRドメインを作成する。

本コマンド実行時は、次のルールが適用される。

・1台のスイッチ上に作成できるEPSRドメインは最大8個
・コントロールVLANの所属ポートはちょうど2ポートでなくてはならない(ただし、トランクグループは全体で1ポートとみなす)。また、これらのポートはタグ付き設定でなくてはならない。
・データVLAN、コントロールVLANを問わず、他のEPSRドメインに追加されているVLANはコントロールVLANとして指定できない
・トランクポートは、グループ内のポートが1つでもリンクアップしていれば全体としてリンクアップのステータスとなる。
・スパニングツリープロトコル(STP/RSTP/MSTP)、ポートセキュリティー、ポート認証が有効なポートが所属するVLANはコントロールVLANに指定できない。



パラメーター

EPSR: EPSRドメイン名

MODE: EPSRドメインにおける役割。 AWARE(アウェア機能を持つトランジットノード)とTRANSIT(通常のアウェア機能に加え”プリフォワーディング状態での障害回復ポートのブロッキング”および”トラップ送信機能”を行い「フル実装」と同等の動作を行うトランジットノード)から選択する。

CONTROLVLAN: コントロールVLAN。VLAN名またはVLAN ID(VID)で指定する

DELETEMCAST: リングトポロジーチェンジが発生した場合、IGMP Snooping/MLD Snoopingで使用するマルチキャストアドレスをFDBから削除する。このパラメーターを指定しない場合、FDBからマルチキャストエントリーを削除しない。ただし、MLDマルチキャストアドレスが手動で登録されている場合は、このパラメーターを指定した場合でも削除しない。



入力・出力・画面例

Manager > create epsr=blue mode=aware controlvlan=blue_control

 Operation successful.



EPSRドメイン「blue」を作成し、アウェア機能を持つトランジットノードとして動作するよう設定する。コントロールVLANにはVLAN「blue_control」を指定する。
CREATE EPSR=blue MODE=AWARE CONTROLVLAN=blue_control



備考・注意事項

コントロールVLANにはIPアドレスの設定などを行わないこと(コントロールVLANはリングを構成・制御するためだけに存在する)。



関連コマンド

ADD EPSR DATAVLAN
CREATE VLAN
DESTROY EPSR
ENABLE EPSR
SHOW EPSR




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