[index] CentreCOM x610シリーズ コマンドリファレンス 5.4.3
モード: 特権EXECモード
カテゴリー: アライドテレシスマネージメントフレームワーク(AMF) / コマンド
# atmf recover [NODENAME [MASTER_NODENAME]]
対象ノードの内蔵フラッシュメモリーを、指定した名前のノードとして復元(リカバリー)する。
より具体的には、対象ノードのフラッシュメモリーの内容を、指定した名前のノードの最新バックアップデータと同一にする。
本コマンドは、マスター機器を交換する場合や、メンバー機器交換時のオートリカバリーに失敗した場合に使用する。
NODENAME |
復元対象のノード名。大文字小文字を区別しない。本コマンドを実行したノードは、本パラメーターで指定した名前のノードとして復元される | ||||
MASTER_NODENAME |
バックアップデータを持つマスターのノード名。大文字小文字を区別しない。本パラメーターを指定した場合は、指定したマスターノードに対象ノードのバックアップデータがないか問い合わせる。一方、本パラメーター省略時は、AMFネットワーク上のすべてのマスターに対象ノードのバックアップデータがないかを問い合わせ、新しいほうのデータを使って復元する。いずれの場合も、対象ノードのバックアップデータが見つからないときはエラーとなる |
■ オートリカバリーに失敗した新規ノード(host_eccd_6d7e_1897)をFSW241として復元する。
何らかの原因によりオートリカバリーに失敗した場合でも、AMF自動検出機能によってAMFネットワークに参加できていれば、自動生成されたノード名を指定することでマスターのCLIから該当ノードにアクセスできる。
ただし、ワーキングセットプロンプトではリカバリーの進捗状況を示すconsoleログが表示されないため、手動リカバリー時はatmf remote-loginコマンドでリモートログインしたほうがよい。
また、ワーキングセット使用時はマスターのCLIにログインしたときのユーザー名、パスワードで操作対象ノードにログインできる必要があるが、新規ノードはユーザー情報が初期状態(管理者ユーザーfriendのみ存在。パスワードは初期値のmanager)なので、ワーキングセットプロンプトからは操作できない可能性が高い。atmf remote-loginコマンドでは、userパラメーターでログインユーザー名を指定することでパスワードの入力も可能となるので、その意味でもリモートログインを使うほうがよい。
16:56:34 SBx81 ATMF[1958]: host_eccd_6d7e_1897 has joined. 2 members in total. SBx81# atmf remote-login user manager host_eccd_6d7e_1897 ↓ Type 'exit' to return to SBx81. manager@172.31.0.5's password: AlliedWare Plus (TM) 5.4.3 xx/xx/xx xx:xx:xx awplus> enable ↓ awplus# atmf recover FSW241 ↓ This command will erase ALL flash contents. Continue node recovery? (y/n) y ↓ Manual node recovery successfully initiated 16:56:00 awplus ATMFFSR[4283]: Retrieving recovery data from master node SBx81 16:57:47 awplus ATMFFSR[4283]: Manual node recovery completed |
atmf backup(グローバルコンフィグモード)
atmf backup enable(グローバルコンフィグモード)
atmf backup now(特権EXECモード)
atmf remote-login(特権EXECモード)
hostname(グローバルコンフィグモード)
show atmf backup(特権EXECモード)
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