[index] CentreCOM VX811R コマンドリファレンス 1.0.00

SET IP INTERFACE

カテゴリー:IP / IPインターフェース


SET IP INTERFACE=interface [IPADDRESS=ipadd] [MASK=ipadd] [DIRECTEDBROADCAST={YES|NO|ON|OFF}] [FRAGMENT={YES|NO}]

interface: IPインターフェース名(eth0、ppp0など)
ipadd: IPアドレスまたはネットマスク


ローカルIPインターフェースの設定を変更する。

ローカルIPインターフェースは、IPモジュール自体をあらわす仮想的なインターフェースで、本製品自身がパケットを送信するときの始点インターフェース(始点アドレス)として使われる。

ローカルIPインターフェースに割り当てたアドレスは、本製品自身が送信するPING、NTPパケット等の始点アドレスとして使用される可能性がある。本製品が送信するIPパケットの始点IPアドレスは次のようにして決定される。

1. コマンド等で始点アドレスまたは始点インターフェースを明示的に指定した場合は、そのアドレスが使用される(PINGコマンドのSIPADDRESSパラメーターなど)

2. 1に該当せず、なおかつ、ローカルIPインターフェースにIPアドレスが割り当てられている場合は、そのアドレスが使用される

3. 1、2ともに当てはまらない場合、パケットを送出するインターフェースのIPアドレスが始点アドレスとして使用される。ただし、送出インターフェースがUnnumberedの場合は、一番最初に設定されたIPアドレス(最初にADD IP INTERFACEコマンドでアドレスを設定されたインターフェースのアドレス)が使用される(注:PPPoE LAN型接続のWAN側インターフェースは、完全なUnnumberedではないので注意が必要)



パラメーター

INTERFACE: 下位のインターフェースを指定する。

IPADDRESS: インターフェースに割り当てるIPアドレス。

MASK: サブネットマスク。省略時はIPアドレスのクラス標準マスクが用いられる。

DIRECTEDBROADCAST: このIPインターフェース配下のネットワークに対するディレクティドブロードキャストパケットを転送するかどうかを示す。デフォルトはNO。

FRAGMENT: このインターフェースから送出するパケットがインターフェースのMTUよりも大きい場合の動作を指定する。NO(デフォルト)を指定した場合、DF(Don't Fragment)ビットの指示通り、DFビットが立っているパケットはフラグメント化せずに破棄する。YESを指定した場合は、DFビットを無視してフラグメント化する。



vlan1のIPアドレスを変更する。
SET IP INT=vlan1 IP=10.1.1.1 MASK=255.255.255.0



関連コマンド

ADD IP INTERFACE
DELETE IP INTERFACE
DISABLE IP INTERFACE
ENABLE IP INTERFACE
RESET IP INTERFACE
SHOW IP INTERFACE



参考

RFC791, INTERNET PROTOCOL
RFC792, INTERNET CONTROL MESSAGE PROTOCOL
RFC950, Internet Standard Subnetting Procedure
RFC1027, Using ARP to Implement Transparent Subnet Gateways
RFC1144, Compressing TCP/IP Headers for Low-Speed Serial Links


Copyright (C) 2007 アライドテレシス株式会社

PN: 613-000415 Rev.B