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学校法人 千葉工業大学
生徒の安全・安心を守る校内ネットワークの基盤に、AMF対応の「SwitchBlade x8100シリーズ」を導入
鹿児島県立鹿児島聾学校
聴覚障害教育の特別支援学校である鹿児島聾学校では2015年4月、従来の 校舎が老朽化したため、市内の新たな地に新築移転することとなった。同校ではそれを機に、校務および教育のための校内ネットワークを刷新、さらに災害対策の役割を担う「見える校内放送」を導入した。鹿児島聾学校におけるIT活用の取り組みについて話を聞いた。
プロフィール
■鹿児島県立鹿児島聾学校
所 在 地 鹿児島県鹿児島市下伊敷1丁目52-27
設  立 1903年2月
校  長 釘田 雅司
聴覚障害のある幼児児童生徒を対象とする鹿児島県下で唯一の特別支援学校。“よく話し ことばで考える 豊かな子”という校訓のもと、基本的生活習慣の確立や学力の向上、将来の社会自立に向けた力等の育成に取り組む。2015年4月に鹿児島市下伊敷へ校舎を新築移転する。
http://www.edu.pref.kagoshima.jp/ss/Kagoshima-A/
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可視化をポリシーにした新校舎
ネットワーク運用の複雑化が課題
AMFによりネットワークを一元管理
見える校内放送などのシステムで、生徒たちの安全を守る
可用性の高さ、運用工数の低減に期待
可視化をポリシーにした新校舎
鹿児島県立鹿児島聾学校 校長 釘田 雅司氏
鹿児島県立鹿児島聾学校
校長
釘田 雅司氏
鹿児島県立鹿児島聾学校は、2015年で創立112周年を迎える県内唯一の聾学校だ。幼稚部から小学部、中学部、高等部専攻科まで65名(2015年度)の幼児児童生徒が在籍し、勉学に励むとともに、部活動や文化芸術活動などにも積極的に取り組み、各種大会などでも優秀な成績を収めている。

鹿児島聾学校 校長 釘田 雅司氏は、「本校は、一人一人のきこえの状態や発達に応じたコミュニケーション手段を用いて、言葉やコミュニケーション能力の育成を図りながら、基本的生活習慣の確立や学力の向上、将来の社会自立に向けた力等の育成に取り組んでいます」と同校の理念を語る。同校では、幼児児童生徒の教育に取り組みながら、入学前の乳幼児や保護者、他の小中学校などへの支援も積極的に行っている。

同校は鹿児島市草牟田に立地し、この地で78年にわたり数多くの卒業生を送り出してきたが、2015年4月に鹿児島市下伊敷の旧鹿児島盲学校跡地へ新築移転することとなった。

「施設の老朽化が進みましたため、鹿児島県教育委員会のご配慮により、鹿児島市下伊敷に新校舎を建設することとなりました。最新の設備などを取り入れながら、子供たちによりよい教育ができるように進めています」と釘田校長は話す。

2015年4月の開校に向け、3月には校舎および設備はほとんど完成した。従来の鹿児島市草牟田の校舎は、学部ごとに棟が分かれ、往来や管理する上でも不便な点があったが、新設の鹿児島市下伊敷では校舎が一つに統合され、利便性が高められている。教室も明るく、広いレイアウトを採用しており、生徒たちが快適に学べる環境作りが行われている。

「子供たちは耳から情報を得ることに制約がありますので、目から入る情報がとても大切になります。どこでもパッと周りを見渡せるような、設備の配置やレイアウトに配慮していただきました。可視化をポリシーにしています」と釘田校長は新校舎の特徴を話す。
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ネットワーク運用の複雑化が課題
鹿児島県立鹿児島聾学校 事務次長 會田 誠氏
鹿児島県立鹿児島聾学校
事務次長
會田 誠氏
新築移転にあたっては、校内ネットワークも見直されることとなった。従来の校舎では、校務と学習でのインターネット利用のためのネットワークが導入されており、特にトラブルなどはなく順調に運用されてきた。

「ただし、スイッチや無線LANアクセスポイントなどのネットワーク機器がそれぞれに別のベンダー製となっており、それぞれに運用管理しなければならず、この点が課題でした。ITに詳しい職員ばかりではありませんので、例えば、アクセスポイントが停止すると、一般の職員では対応しきれないということもありました」と話すのは、事務次長の會田 誠氏だ。

同校では、今回の新築にあたり、「見える校内放送」を導入することを計画した。見える校内放送とは、聾学校などにおいて、ディスプレイなどの文字表示システムを用い、校内放送、防災放送、始業のチャイムなどを視覚的に表示するシステムだ。

「新しいネットワークを計画するにあたり、他県の特別支援学校なども参考にしましたが、特に聾学校では見える校内放送を導入しているところは多く、本校でも導入できないかと考えました。従来の敷地では、棟は分かれているものの中庭を取り囲む形になっており、中庭で太鼓を叩いて、その振動で避難訓練の合図などを知らせるといったことをしていましたが、新校舎ではそれもできません。新しい仕組みが必要でした」と會田氏は語る。
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AMFによりネットワークを一元管理
正面入り口(壁面に「見える校内放送」)
正面入り口(壁面に「見える校内放送」)
新校舎の校内ネットワークは、従来と同様に校務および学習に利用するうえに、今回の見える校内放送のシステムとIP電話も接続されることとなった。

會田氏は、「見える校内放送という災害対策の要素が新たに加わることになりますので、ネットワークの重要性が格段に増すことになります。肝心な時にネットワークが停止して見える校内放送が使えない、ということでは困ります」と話す。

したがって、従来の課題であった運用の複雑化を解消することに加え可用性の高いネットワークであることが、新たな校舎のネットワーク構築に求められました。

入札などの手続きを経て、新校舎に導入されることとなったのが、アライドテレシスのネットワークソリューションである。コア・スイッチには「SwitchBlade x8100シリーズ」が、インテリジェント・エッジ・スイッチには「CentreCOM AT-x210シリーズ」「CentreCOM AT-x230シリーズ」が導入された。 無線LANアクセスポイントにも、アライドテレシスが取り扱うメルー・ネットワークス製品が採用された。

ネットワーク構成は、可用性を高め、コストも抑えることができることからリング型が採用され、各エッジ・スイッチはAMF(Allied Telesis Management Framework)機能により一元管理される。

アライドテレシスのAMFは、多数のネットワーク機器の一括設定や一括アップグレード、遠隔地からの管理・設定変更、機器交換時の事前設定不要といった運用を可能とする独自機能。運用管理工数、コストの大幅な削減が可能となる。

「運用の工数を削減するために、SDNが導入できないかと検討しておりましたが、ネットワークの一元的な管理を容易にできるAMFが今回採用されました」と會田氏。
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見える校内放送などのシステムで、生徒たちの安全を守る
図書館内視聴覚ライブラリ
図書館内視聴覚ライブラリ
図書館幼児コーナー(鹿児島県産材を使用)
図書館幼児コーナー(鹿児島県産材を使用)
図書室
図書室
今回の構築において、見える校内放送には、富士ソフト株式会社の「みらいスクールステーション」が導入されている。みらいスクールステーションは、サーバーにアップした教材やプリントを、校内ネットワークを介して教室のテレビやプロジェクター、手元のタブレットPCに映し出すソリューショ ンだ。

會田氏は、「見える校内放送が導入されていても、実際に上手く活用できていない学校は多いのですが、それは主に使い勝手の問題です。特定の部屋や装置からしか見える校内放送に情報を送信することができないというシステムも多く、それでは緊急時などに使えるはずがありません」と話す。そこでIP電話からも、見える校内放送を扱える仕組みを取り入れ、緊急時にも素早く生徒たちに情報を届けることができるようにした。さらに、緊急時だけでなく、平時の授業などでも活用できるようにということで検討していった結果、みらいスクールステーションが採用されたのだ。

「今回、見える校内放送を導入したのは、災害時などに生徒たちに何が起きたのか、何をしなければいけないか、ということを教えるためです。ですから、例えばテレビを見ていても、あるいはテレビがスタンバイ状態でも、自動的に起動したりチャンネルが変わったりして、何が起きたかを伝えることができるということが必須条件でした」と會田氏は言う。

同時に、シグナルタワーも廊下や体育館、校庭などに設置され、見える校内放送と合わせて、生徒たちが校内のどこにいても災害などの緊急情報をいち早く知ることができるネットワークが完成した。

「最初はある意味たたき台とも言える状態で、これから実際に避難訓練などで使ってみて、生徒たちの理解度などを確認しつつ徐々に本校仕様に変更していくという作業が始まります」と會田氏は語る。

さらに、新たに構築されたネットワークでは、地域の防災対策も図られている。會田氏は、「災害発生時に学校へ避難された住民の方に無線環境を開放出来る仕組みを作っております。通常時は利用することができませんが、ケーブルの抜き差しだけで自動的に使えるようになる仕組みです。これにより避難された方々がインターネットへアクセスできるようになります」と語る。
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可用性の高さ、運用工数の低減に期待
IP電話の特殊ボタンに、見える校内放送の発報を割り当て
IP電話の特殊ボタンに、見える校内放送の発報を割り当て
會田氏は新ネットワークへの期待を次のように語る。「AMFとリング型のネットワークにより、可用性の高いネットワークを実現できました。AMFを活用することで運用管理の工数を大幅に削減できるという期待は高いです。今回の導入では、保守も組み込まれていますので、万一ネットワークにトラブルが発生した場合には保守会社に自動でメールが送信されるようになっています」と會田氏。

また、ネットワークの監視ツールにはアライドテレシスのネットワークマネージメント・ソフトウェア「AlliedView NMS」が導入され、ネットワーク機器の運用・管理の効率化も実現した。

今後は空調や太陽光発電などの設備関係も統合したIPネットワークの中で一元的に運用管理していくことも検討したいと會田氏。鹿児島聾学校は新校舎において、新たに導入された見える校内放送やその基盤となるネットワークを積極的に活用しながら、“よく話し ことばで考える 豊かな子”という校訓のもと、教育、校務を進めていく。

釘田校長は、「教育を進めていく上で一番大事にしなくてはいけないことは、子供たちの生命と安全を守ること、つまり、安心安全に学校生活ができる環境をつくることです。今回導入したシステムは、見える校内放送をはじめとして、そうした大切にしないといけないことに応えてくれるシステムだと思っています。移転を契機にして、また新しい歴史を作っていくことになりますので、そうした新しいシステムを有効活用し、学力の向上を図っていきたいという希望を持っています」と今後の展望を述べた。

アライドテレシスではこれからも、安全・安心を支えるネットワークソリューションの提供を通じて、鹿児島聾学校の教育環境の充実を支援していく。
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システム構成図イメージ図
プロフィール
■富士電機ITソリューション株式会社

所 在 地:東京都千代田区外神田6-15-12
創   立:2004年4月
代 表 者:代表取締役社長  岡﨑 俊哉

大規模ICTシステムの基盤を支えるソリューションや、小・中・高・大学での教育用及び教職員用ソリューションや図書館ソリューション、製造業や流 通業の現場ソリューション、システムの確実かつ効果的な運用を支援するソリューションなどを提供。
http://www.fujielectric.co.jp/fsl/
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