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導入事例
財団法人同友会 藤沢湘南台病院
システムとの分離調達で最適な院内ネットワークを実現
財団法人同友会 藤沢湘南台病院
「財団法人同友会 藤沢湘南台病院」
財団法人同友会 藤沢湘南台病院は、藤沢市の北部に位置し、地域の医療・保健・介護を担ってきた。同病院では電子カルテシステムの導入を契機に院内ネットワークを再構築。システムとの分離調達を行い、コアからエッジまでスイッチの冗長化による耐障害性の確保や管理ツールによる稼働状況の見える化など、多様な要件を満たす最適なネットワークを実現している。そのインフラとしてVCS対応コア・スイッチ「x900シリーズ」などのアライドテレシス製品を採用。導入の狙いや効果などを聞いた。
プロフィール
■財団法人同友会 藤沢湘南台病院
所在地:神奈川県藤沢市高倉2345
設立: 1932年 鈴木病院設立、1951年 財団法人同友会発足、病院名を神奈
川高座病院に改称、1994年 病院名を現在の藤沢湘南台病院に改称。
病床数:303床(2010年10月現在)
診療科目:内科、外科、整形外科など11科目
藤沢湘南台病院を中心に老人保健施設、健康増進施設などを擁し、急性期から慢性期、終末期のケアまで一貫したプランに基づき、地域の人々の医療・保健・介護を支援している。
http://www.fj-shonandai.jp/
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電子カルテの導入で院内の業務を改善
分離調達で、要件に合った最適なネットワークを構築
コアからエッジまでスイッチの冗長化を工夫
認証アプライアンスでセキュリティーを強化
電子カルテの導入で院内の業務を改善
吉野孝弘氏
財団法人 同友会
藤沢湘南台病院
総務2課 課長 吉野孝弘氏
藤沢湘南台病院は、1932年に設立された鈴木病院を前身に、財団法人同友会 神奈川高座病院として1951年に新発足。戦前・戦中・戦後を通じて藤沢市をはじめ、横浜、大和、綾瀬など近隣市町村を含めた地域の中心的病院として医療の充実を図ってきた。そして、1994年に病院名を藤沢湘南台病院に改称。病院を中心に老人保健施設、訪問介護ステーション、居宅在宅支援センター、在宅介護支援センターなどの施設を同一敷地内で運営する。

また、病気にかからない健康な身体づくりをサポートする健康増進施設「ライフメディカルフィットネス」を2000年に開設。「年配者や患者さんに限らず、地域の人々が安心して生活できるよう、医療・保健・介護を一体化した運営を行っています」と藤沢湘南台病院総務2課課長の吉野孝弘氏は述べる。

藤沢湘南台病院は「24時間・迅速急性期医療」を目標に掲げる。
医療では時間のロスをなくすことが最も重要であるとして、CTやMRI、内視鏡などの検査を必要に応じてスピーディに実施。正確かつ迅速に診断結果の出せる質の高い医療と、高い専門性を併せ持つ医療を目指している。

そうした迅速急性期医療を支援する手段の1つが医療情報システムである。同病院では診療予約や院内処方箋、検査などを中心としたオーダリングシステムを8年ほど前に導入、運用してきた。だが、サーバーの老朽化や病院を取り巻く環境の変化などを背景に電子カルテシステムの導入を決定。「電子カルテの導入に合わせて院内の業務を改善する狙いもあります」と吉野氏は話す。例えば紙のカルテの場合、医師によって書き方が異なり、他の医師や看護師が判断しにくいこともあったという。
電子化することで記入方法を標準化するなど、業務の改善に役立てることができる。
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分離調達で、要件に合った最適なネットワークを構築
鴫原勝氏
財団法人 同友会
藤沢湘南台病院
法人事務局 財務課・医療情報システム
鴫原勝氏
電子カルテシステムの導入を契機に、院内ネットワークの再構築に着手している。同病院では従来、アライドテレシスのレイヤー2スイッチを中心に100Mbpsの院内ネットワークを構築・運用してきた。約8年間、スイッチを使い続けてきたが、特に大きな障害もなかったという。だが、電子カルテシステムの導入で増大が見込まれる院内のトラフィックに対応するため、新たなネットワーク構築が求められていた。

藤沢湘南台病院では院内ネットワークの再構築に際し、電子カルテシステムとの分離調達を実行している。その理由について、同友会法人事務局 財務課・医療情報システム担当の鴫原勝氏は「電子カルテシステムのベンダーがネットワーク構築を合わせて行うケースも少なくありません。
しかし、システムに重点が置かれ、ネットワークが軽視されることもあると聞きます。餅は餅屋のたとえではありませんが、専門のベンダーに任せるほうが要件を満たす最適な院内ネットワークを構築できます」。鴫原氏は、院内ネットワークの再構築に先立ち、いくつかの病院を見学。こうした思いを強くしたという。

当然のことだが、電子カルテシステムなどの信頼性を高めても、インフラとなるネットワークがダウンすればシステムを使えず、診療業務がストップする。とりわけ、電子カルテなどのように院内のさまざまな部署に関連するシステム導入の場合、端末数も多く、ネットワークが複雑になる。システムとネットワークを最適化するためにも、それぞれ専門の事業者に相談し、製品を選定することが適切な投資のポイントといえる。

そして、複数のネットワークベンダーを比較検討した結果、アライドテレシスの製品を採用。当初、候補に上がったベンダーの場合、院内ネットワークはこうあるべきであると、自分たちの考えや製品を押し付けがちだったという。それに対し、「アライドテレシスはいろいろな選択肢の中から、よりよいネットワークづくりのための相談に乗ってくれました。柔軟な対応に加え、これまでの経験から製品の信頼性なども理解しており、採用を決定したのです」と鴫原氏は説明する。
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コアからエッジまでスイッチの冗長化を工夫
ネットワーク機器
スタック接続されたx900をコアに、フロアスイッチはリンクアグリゲーションで接続
藤沢湘南台病院では、コア・スイッチにVCS対応の「x900シリー ズ」、各フロアにレイヤー3スイッチ「9424T / S P - E」、診療室などの エッジ・スイッチにループガード機能を備えたレイヤー2スイッチの 「GS908M V2」を導入。「院内ネットワークに欠かせない冗長性や 拡張性などを考慮してアライドテレシスの機器を推奨しました」と、 ネットワーク設計や配線工事などを担当したトライズの座間吉宏氏 は述べる。

院内ネットワークの設計・構築にあたり、コア・スイッチのみならず、末端 のエッジ・スイッチまで冗長化の工夫をしている。例えば、各診察室のエッジ・ スイッチ(8ポート)のうち、隣接する診療室で半分の4ポートずつ使用する。 万一、片方のエッジ・スイッチが故障した場合、もう一方のエッジ・スイッチ に切り替えて業務を継続する仕組みだ。

フロアスイッチや後述する無線LANスイッチも同様に、隣接するフロア のスイッチ同士で冗長化。「スイッチのポートを有効活用することで、 低コストに機器を冗長化できる工夫を提案しました」とトライズの座間 邦夫氏は述べる。

また、藤沢湘南台病院では以前、ケーブルの誤接続でループ障害を 起こした経験を持つ。そのため、新ネットワークではループ防止機能を 備えたGS908M V2を配置する一方、電子カルテ、PACS、情報系など 用途に応じてLANケーブルの色を分けるなど、誤接続を防止する工夫 を図っている。

こうしたケーブルの色分けは、長年の配線工事の経験とノウハウが生かされているという。ループガード機能を備えていても誤接続すれば、局所的とはいえ障害は発生する。ケーブルを色分けすることでヒューマンエラーによるネットワーク障害を防ぐなど、病院のネットワークづくりで参考になるだろう。
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認証アプライアンスでセキュリティーを強化
EPS内に設置されたフロアスイッチとエクストリコムの無線スイッチ
EPS内に設置されたフロアスイッチとエクストリコムの無線スイッチ
藤沢湘南台病院では、安全・安心の医療や業務の負荷軽減を目指し て病棟フロアに無線LANを導入している。従来、紙に記録していた入院 患者の情報を無線LANと端末を活用して看護師の業務を効率化した り、今後、点滴などの処置の際に看護師がベッドサイドでチェックしたりす る狙いがある。そして、ローミングが不要なエクストリコム製の無線LAN システムを導入。「将来、他のフロアにアクセスポイントを広げる際にも チャネル設計の手間がなく、柔軟に無線LANを拡張できると判断しまし た」と、推奨した座間吉宏氏は述べる。

また、電子カルテなどのインフラとなる院内ネットワークではセキュリ ティーが重要になることから、ネットワーク認証アプライアンス「iBAQSFX 」を導入。MACアドレス認証を用いて登録外の端末のアクセスを 制限している。

外来受付に設置されたGS900M V2
外来受付に設置されたGS900M V2
具体的には、ユーザーごとに異なるVLANを付与するマルチプルダイ ナミックVLAN対応の「9424T/SP-E」を認証スイッチとして利用。配下 のエッジ・スイッチには認証機能が不要になるため、コストを抑えつつ セキュリティーを強化できる利点がある。また、ネットワーク管理ツール 「Swim Manager」を導入。ネットワークの見える化により、障害時の切り 分けをスピーディに行える環境を整えている。

病棟の無線AP EXRP-20
病棟の無線AP EXRP-20
藤沢湘南台病院では2010年3月から新たな院内ネットワークが本格稼 働を開始。電子カルテシステムやフィルムレスの推進などギガビットの院内 ネットワークを活用している。その導入効果について、吉野氏は「止まらな いことやセキュリティーの確保など、当たり前のことがきちんとできていま す」と評価する。ネットワークは、ユーザーにとって空気のように意識しな い存在であり、「トラブルなく当たり前に使えること」が何より、重要になる という。

今後、地域の医院が紹介患者のレントゲン画像や検査データ などを参照できる病診連携の役割も大きくなると見込まれている。 そのためにも、「リモートから安全に情報へアクセスできる仕組み などを提案してほしいですね」と鴫原氏はアライドテレシスに期待 する。医療・保健・介護を包括的に提供する藤沢湘南台病院。 今後の病診連携など、ネットワークの最適化に向けた取り組みが注目される。(取材:2010年11月)
ネットワーク構成図
プロフィール
■有限会社トライズ
本社:神奈川県藤沢市善行1-23-11-504
設立:平成16年5月
従業員:5名
IPTPC有資格者4名
【お問い合わせ】
TEL:0466-80-5333
FAX:0466-80-6333
メール:zama@tryz.co.jp
 
座間吉宏氏
有限会社トライズ
代表取締役
座間吉宏氏
 
座間邦夫氏
ITソリューション部
取締役 部長
座間邦夫氏
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