リファレンス編 / システム管理




「システム管理」画面は、「概要」「ネットワーク設定」「ログ設定」などの各設定画面に分かれています。

概要

システム管理 > 概要
 
「概要」画面では、システム情報の確認、ホスト名の変更、システムのバックアップと復元ができます。

表 1:ボタンの機能
ボタン名 機能
「テクニカルサポート」ボタン テクニカルサポート用のファイルが出力されます。トラブルシューティング時など、内部情報の確認が必要な場合を想定したものですので、ご使用に際しては弊社技術担当にご相談ください。
テクニカルサポート情報にはデフォルトで認証ポリシーデータも含まれます。ポリシーデータを添付したくない場合は、「テクニカルサポート」ボタンをクリックしたあとに表示されるダイアログで、「技術サポート情報に認証ポリシーデータを含めます。」のチェックを外してください。

 

システム情報

システム管理 > 概要 > システム情報
 
シリアル番号などの確認ができます。また、このシステムが動作しているノードのホスト名の変更もできます。

表 2:システム情報
項目 説明
ホスト名 このシステムが動作しているノードのホスト名です。デフォルトのホスト名は「radgate」です。
「編集」ボタンをクリックすると「ホスト名」ダイアログが開き、ホスト名の変更ができます。
バージョン 現在動作しているAT-RADgateソフトウェアのバージョンです。
ビルド日時 現在動作しているAT-RADgateソフトウェアの作成日時です。
シリアル番号 このシステムのシリアル番号です。AT-RADgateのライセンス発行時に必要となります。

ホスト名

「ホスト名」ダイアログでは、ホスト名の変更ができます。

表 3:「ホスト名」ダイアログ
項目・ボタン名 必須 書式 説明
ホスト名 文字列(最大15文字) このシステムが動作しているノードのホスト名です。英数字(小文字)とハイフンのみ使用できます (ハイフンは先頭と末尾では使用できません)。
何も入力せずに保存すると、デフォルトのホスト名(radgate)が設定されます。
「キャンセル」ボタン 編集を中止します。
「保存」ボタン 編集内容を保存します。

システムのバックアップ

システム管理 > 概要 > システムのバックアップ
 
現在稼働中のシステムの全体を外部イメージファイルに保存します。「システムの復元」で、保存したときの状態に戻すことができます。

ダウンロードされたファイルには下記の情報が含まれます。
ダウンロードされたファイルには下記の情報は含まれないため、システムの復元を実行したあとで、再設定する必要があります。
表 4:システムのバックアップ
ボタン名 説明
「バックアップ」ボタン システムのバックアップを実行します。

システムの復元

システム管理 > 概要 > システムの復元
 
「システムのバックアップ」でダウンロードした外部イメージファイルを使って、保存されているシステムの状態に復元します。
Note
システムの復元を実行すると、AT-RADgateが動作しているノードが自動的に再起動します。

表 5:システムの復元
ボタン名 説明
「復元」ボタン システムの復元を実行します。
クリックするとファイル選択ダイアログが表示されますので、イメージファイルを選択してアップロードします。保存されているシステムの状態に戻ります。

ネットワーク設定

システム管理 > ネットワーク設定
 
「ネットワーク設定」画面では、Webサービスとサーバー証明書(SSL証明書)の設定ができます。

Webサービス

システム管理 > ネットワーク設定 > Webサービス
 
Web UI/Web APIサービスのプロトコルと、待ち受けポート番号を変更できます。右下の「編集」ボタンをクリックすると、編集モードに移行します。
Webサービスの設定を変更すると、自動的に新しいWebサービスに再接続されます。その際、ブラウザーのセキュリティー警告機能により接続が遮断される場合があります。

■ 編集モード

表 6:Webサービス
項目・ボタン名 必須 書式 説明
プロトコル Webサービスの通信プロトコルです。HTTPまたはHTTPSが選択できます。
ポート番号 1-65535 Webサービスの待ち受けTCPポート番号です。AT-RADgateの他のサービスが使用しているポート番号は設定できません。
「編集」ボタン 編集を開始します。
「キャンセル」ボタン 編集を中止します。
「保存」ボタン 編集内容を保存します。

サーバー証明書

システム管理 > ネットワーク設定 > サーバー証明書
 
AT-RADgateの各サービスが使用する証明書の確認と変更ができます。各サービスの行の右側の「インポート」ボタンをクリックすると、証明書ファイルをアップロードするダイアログが表示されます。
デフォルトの証明書から変更している場合、「削除」ボタンが表示されます。このボタンをクリックすると現在の証明書が削除されます。

表 7:サーバー証明書
項目 説明
役割 証明書を使用するサービス名です。
一般名称 (CN) 証明書の一般名称フィールドの値です。
組織 (O) 証明書の組織フィールドの値です。
有効期限 証明書の有効期限です。
証明書を使用するサービスは下記となります。
表 8:証明書を使用するサービス
サービス名 説明
Web Web UI / Web APIを提供するサービスです。プロトコルにHTTPSを設定している場合のみ証明書を使用します。
RADIUS RADIUS認証機能を提供するサービスです。EAP-PEAP認証に証明書を使用します。

証明書のインポート

PEM形式のSSL証明書ファイルをアップロードできます。証明書ファイルと秘密鍵ファイルを選択し、「インポート」ボタンをクリックしてください。Webの証明書を変更した場合、Web UIサーバーへの再接続が行われます(HTTPプロトコルを使用している場合を含む)。その際、ブラウザーのセキュリティー警告機能により接続が遮断される場合があります。

ログ設定

システム管理 > ログ設定
 

ログレベル

システム管理 > ログ設定 > ログレベル
 
各イベントログの出力抑制レベルを変更できます。各イベントログは、ここで設定されたレベルを含め重要度が大きいイベントをログに記録します。ログレベルについては、「イベントログ管理 / アプリケーションログ」の「ログレベル」を参照してください。右下の「編集」ボタンをクリックすると、編集モードに移行します。
Note
「ログレベル」で「無効」に設定すると、ログに記録することができず「イベント管理」/「アプリケーションログ」画面でも確認できません。

■ 編集モード

Syslog

システム管理 > ログ設定 > Syslog
 
イベントログは外部のSyslogサーバー(UDP)に転送することができます。「編集」ボタンをクリックすると、編集モードに移行します。

■ 編集モード

表 9:Syslogサーバー
項目・ボタン名 必須 書式 説明
Syslog サーバー 文字列(最大255文字) イベントログの転送先の外部Syslogサーバーのリストです。「ホスト名またはIPv4アドレス:ポート番号」の形式で設定します(例:192.0.2.10:3000)。
ポート番号を省略した場合は514が使用されます。また、空白文字で区切ることで複数のサーバーが登録可能です。登録可能なサーバーの数についてはリリースノートを参照してください。
「編集」ボタン 編集を開始します。
「キャンセル」ボタン 編集を中止します。
「保存」ボタン 編集内容を保存します。

時刻設定

システム管理 > 時刻設定


システム時刻

システム管理 > 時刻設定 > システム時刻
 
現在の時刻情報の確認とタイムゾーンの変更ができます。タイムゾーンを変更すると、AT-RADgateが動作しているノードが自動的に再起動します。

表 10:システム時刻
項目 説明
現在日時 設定されているタイムゾーンのローカル時間で、現在時刻を表示します。
タイムゾーン 現在のタイムゾーンを「地域/タイムゾーン」の形式で表示します。
「変更」ボタンをクリックすると「タイムゾーン」ダイアログが表示され、タイムゾーンの変更ができます。

タイムゾーン

「タイムゾーン」ダイアログでは、タイムゾーンの変更ができます。

表 11:タイムゾーン
項目・ボタン名 説明
地域 地域をドロップダウンリストから選択します。デフォルトは「Etc」です。
タイムゾーン タイムゾーンをドロップダウンリストから選択します。デフォルトは「UTC」です。
「キャンセル」ボタン タイムゾーンの変更をキャンセルします。
「保存」ボタン タイムゾーンの変更を保存します。

メール設定

システム管理 > メール設定
 

SMTP サーバー

システム管理 > メール設定 > SMTP サーバー
 
メール送信を行うSMTPサーバーの設定を行います。「編集」ボタンをクリックすると、編集モードに移行します。
SMTPサーバー設定は、管理者アカウントのパスワードリカバリー機能、ライセンス期限切れ警告などの機能に不可欠であるため、設定を行うことをおすすめします。
SMTPサーバーが未登録の状態では、「SMTPサーバーの設定がありません。」のメッセージが表示されます。登録がある場合は、現在登録されているSMTPサーバーの情報が表示されます。

■ 編集モード(未登録)

■ 編集モード(登録済み)

表 12:SMTP サーバー
項目・ボタン名 必須 書式 説明
送信元メールアドレス メールアドレス このSMTPサーバーを利用して送信するメールの送信元メールアドレスです
ホスト名 / IP アドレス FQDN/IPv4アドレス SMTPサーバーのホスト名またはIPv4アドレスです。
ポート番号 整数値(1-65535) SMTPサービスの待ち受けTCPポート番号です。
暗号化 使用する暗号化プロトコルです。「なし」、「STARTTLS」、「SMTPS」から選択します。
ユーザー名 SMTPサーバーのログインアカウントのユーザー名です。
「パスワード設定」ボタン クリックすると「パスワード」「パスワード確認」項目が表示され、SMTPサーバーのログインアカウントのパスワードを変更できます。
パスワード SMTPサーバーのログインアカウントのパスワードです。
「テストメールを送信」ボタン 現在表示されている設定でテストメールを送信します。メールの送信元および宛先は、どちらも「送信元メールアドレス」で入力したメールアドレスを使用します。
「編集」ボタン 編集を開始します。
「削除」ボタン 現在登録されているSMTPサーバーの設定を削除します。
「キャンセル」ボタン 編集を中止します。
「保存」ボタン 編集内容を保存します。

システム設定管理

システム管理 > システム設定管理
 

バックアップ

システム管理 > システム設定管理 > バックアップ
 
管理者アカウント情報およびシステム設定を外部ファイルに保存します。バックアップファイルには認証ポリシーデータ等の情報が含まれないため、このバックアップファイルから稼働中のシステム全体の完全な復元はできません。
システムの完全なバックアップを行う場合は、「システム管理 / 概要」画面の「システムのバックアップ」を使用してください。

復元

システム管理 > システム設定管理 > 復元
 
管理者アカウント情報およびシステム設定を外部ファイルから復元します。現在の情報をいったん工場出荷状態に戻した上で、復元を行います。

初期化

システム管理 > システム設定管理 > 初期化
 
管理者アカウント情報およびシステム設定を工場出荷状態に戻します。

データベース管理

システム管理 > データベース管理
 

バックアップ

システム管理 > データベース管理 > バックアップ
 
認証ポリシーデータを外部ファイルにCSV形式で保存します。

表 13:バックアップ
ボタン名 説明
「バックアップ」ボタン 認証ポリシーデータのバックアップを実行します。

インポート

システム管理 > データベース管理 > インポート
 
認証ポリシーデータをCSVファイルからインポートします。インポートされたデータは現在のデータとマージされます。

表 14:インポート
ボタン名 説明
「インポート」ボタン 認証ポリシーデータのインポートを実行します。

初期化

システム管理 > データベース管理 > 初期化
 
認証ポリシーデータをすべて削除します。削除する前にバックアップを行うことをおすすめします。

表 15:初期化
ボタン名 説明
「初期化」ボタン 認証ポリシーデータの初期化を実行します。

最適化

システム管理 > データベース管理 > 最適化
 
認証ポリシーデータを最適化し、ストレージの空き容量を増やします。最適化する前にバックアップを行うことをおすすめします。

表 16:最適化
ボタン名 説明
「最適化」ボタン 認証ポリシーデータの最適化を実行します。

ライセンス

システム管理 > ライセンス
 
AT-RADgateのソフトウェアライセンスの確認とインストールができます(下記はトライアルライセンスがインストールされた状態の例です)。
Note
ライセンスについては、「設定画面へのアクセス / ライセンスのインストール」をあわせてご参照ください。

表 17:ライセンス
項目・ボタン名 説明
最大ユニット数 すべての有効なライセンスのユニット数の合計です。
名称 ライセンスの名称です。
状況 ライセンスの状態です。
ユニット数 ライセンスが提供するユニット数です。
有効期限 ライセンスの有効期限です。
「トライアルライセンスのインストール」ボタン トライアルライセンスをインストールします。
「ライセンスの更新」ボタン 新規または更新ライセンスをインストールします。
クリックするとファイル選択ダイアログが表示されるので、ライセンスファイルを選択してアップロードします。ライセンスの情報が更新されます。