ここでは、よく使うと思われる機能や知っておくと便利な機能について説明します。
デバイスの監視に関する主要な操作を次にまとめます。なお、詳細については、 監視デバイス追加をご覧ください。
自動探索機能を使わずに手動でデバイスを追加するには、「編集」→「監視デバイス追加」コマンドを使います。
個々のデバイスの監視条件は、「監視デバイスのプロパティ」ダイアログで設定します。このダイアログを表示させるには、ツリービュー上でデバイスアイコンを選択したあと、右クリックメニューの「プロパティ」を選択するか、メニューバーから「編集」→「プロパティ」の順に選択します。
デバイスを周期的に監視したいときは、「監視デバイスのプロパティ」ダイアログの「監視デバイス」タブで「当デバイスを周期監視する」をチェックします。
監視周期の設定は、「監視デバイスのプロパティ」ダイアログの「監視条件」タブで行います。
デバイスの監視を停止させるには、2つの方法があります。
前述の通り、「監視デバイスのプロパティ」ダイアログの「監視デバイス」タブにある「当デバイスを周期監視する」のチェックを外すと、そのデバイスの周期監視が行われなくなります。
メニューバーから「設定」→「監視設定」→「周期監視」のチェックを外すか、 ツールバーの「周期監視停止」ボタンをクリックすると、すべてのデバイスの周期監視が 停止されます。
周期監視を実行している場合は、ツリービューの状態表示アイコンによってデバイスの状態を確認できます。状態表示アイコンは、デバイスの状態によって変化します。詳細については、状態表示アイコンをご覧ください。
Swim Manager では、任意のMIB変数値を一定期間追跡し、結果をファイルに保存することができます。保存したデータは、表計算ソフトを使ってグラフ化したり、解析したりするために利用できます。
統計履歴を収集する処理を、Swim Manager では「統計履歴監視タスク」と呼びます。ここでは、統計履歴監視タスクの作成手順について簡単に説明します。
統計履歴監視タスクの作成は、次の手順で行います。
Note
監視タスクを作成すると、タスクツリーにタスクアイコンが追加されます。
統計履歴監視タスクによって収集された情報をファイルに書き出すには、タスクツリー上で統計履歴監視タスクアイコンを選択したあと、メニューバーから「管理」→「履歴情報」→「統計履歴」→「ファイルに保存」を選択するか、右クリックメニューから「統計履歴」→「ファイルに保存」を選択します。詳細は、統計履歴をご覧ください。
Swim Manager では、任意のMIB変数値を定期的にチェックし、設定しておいたしきい値より大きくなったり小さくなったりした場合に、任意のアクションを実行させることができます。この機能は、ネットワークの負荷を監視したり、トラブルを未然に防いだり、異常を自動的に検出するために役立てることができます。
しきい値監視を行う処理を、Swim Manager では「しきい値監視タスク」と呼びます。
しきい値監視タスクの作成は、次の手順で行います。
Note
監視タスクを作成すると、タスクツリーにタスクアイコンが追加されます。
しきい値監視タスクがしきい値オーバーまたはアンダーを検知した場合は、タスクツリー上のタスク名の前に以下のアイコンが表示されます。
Swim Manager では、デバイス内のSNMPエージェントからトラップを受信した場合に、任意のアクション(ウィンドウポップアップ、メール送信など)を実行することができます。
Swim Manager がトラップを受信できるようにするには、最初にデバイス(エージェント)側で、トラップの送信先(TRAP Manager、TRAP Receiverなど呼び方はさまざまです)として、Swim Manager サーバが実行されているホストを指定する必要があります。トラップ送信先の設定方法については、各デバイスのマニュアルを参照してください。
Note
SNMPv3トラップを受信するためには、サーバ側の設定が必要です。
詳細については「SNMPv3トラップ受信」をご覧ください。
トラップ受信時にアクションを実行させたい場合は、イベントフィルターでトラップの種類とアクションを選択しておく必要があります。イベントフィルターの設定は、メニューバーの「管理」→「管理情報」→「イベントフィルター」メニューで行います。詳細については、 イベントフィルターをご覧ください。
トラップを受信すると、ツリービュー上のトラップ送信元ノードのアイコンの左にトラップ受信状態アイコンが表示されます。
Note
トラップの受信を確認したら、ツリービュー上でトラップ送信元ノードのアイコンを選択し、メニューバーの「表示」→「ツリービュー」または右クリックメニューから「通知フラグクリア」を選択するか、ツールバーの「通知フラグクリア」ボタン
をクリックして、トラップ受信状態を解除してください。
マップ機能(SwimMap)を利用すると、ビューワのツリー上に表示されているデバイスを、マップ形式で表示させることができます。マップ上ではデバイスの状態がアイコンの色で表現されるため、一目で状態の監視ができます。
マップ機能を利用するためには、最初にマップを作成する必要があります。ビューワのツリー上で「ネットワーク」、「サブネット」、「ポート」のいずれかを選択し、メニューバーの「管理」→「管理情報」→「Map表示」を選択するか、ツールバーの「Map表示」アイコンをクリックしてください。
Note
デバイスアイコンおよびVLAN構成ツリー上からは、マップは起動できません。
作成済みのマップを開くには、次に示す2通りの方法があります。
ビューワのツリー上で「ネットワーク」、「サブネット」、「ポート」のいずれかを選択し、メニューバーの「管理」→「管理情報」→「Map表示」を選択するか、ツールバーの「Map表示」アイコンをクリックします。
Swim Manager では、ビューワやマップに表示される機器アイコンの変更や新規登録が可能です。アイコンのカスタマイズは「アイコン管理」ユーティリティで行います。
アイコン管理ユーティリティを起動するには、コントロールパネルの「Swim Manager のシステム設定」をダブルクリックし、「ユーティリティ」タブの「アイコン管理・ユーティリティの起動」をクリックします。
アイコン管理ユーティリティの詳細については、アイコン管理をご覧ください。