Swim Manager: ユーザーズガイド
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4.1 編集

「編集」メニューには、以下のサブメニューがあります。

4.1.1 削除

images/95.png

ツリー上で選択したサブネットやデバイス、ログビュー上で選択したログメッセージなどを削除します。

4.1.2 検索

images/90.png

指定した文字列をキーとして、サブネット/デバイス/スタック/シャーシ/スロット/ポート/VLANを検索します。ノード名だけでなく、属性(メインビューの属性タブに表示されるIPアドレスや管理名など)をキーとして検索することもできます。(検索結果として表示されるのは最大100件です。)

images/Find.png

検索結果のリストに対しては、以下の操作が可能です。

4.1.3 監視サブネット追加

images/50s2.png

監視対象のサブネットをツリーに追加します。 自動探索でデバイスを追加した場合、いったんツリーに追加されたあとは、ここで指定した探索条件に基づいて定期的に自動探索が実行され、サブネットの構成変更がツリーに反映されていきます。

4.1.3.1 監視サブネットタブ

追加するサブネットのネットワーク ID等を指定します。

images/75_AddSubnet23.png

項目

内容

サブネットの名前

サブネットの名前を指定します。任意の文字列を指定できます。

Note
\(円マーク)は使用できません。

ネットワーク ID

ネットワーク IDを指定します(例:172.16.23.0)。

サブネットマスク

サブネットマスクを指定します(例:255.255.255.0)。

当サブネットを周期探索する

このチェックボックスがチェックされているときは、「探索条件」タブの設定に従い、周期的に自動探索が行われます。

Note
チェックした場合、「探索条件」タブの「自動探索周期」のデフォルト値は、「Swim Manager のシステム設定」の「サブネットのデフォルト値」タブで指定した値になります(デフォルト値が0の場合、チェックは無効になります)。

パラメータ名

サブネット内のデバイスにSNMPでアクセスするときに使うパラメータ名を指定します。デバイスによってパラメータ名が異なる可能性があるため、複数指定(最大10個)が可能です。複数指定されている場合はそれぞれについてアクセスを試みます。どれか1つでもアクセスが可能であれば、Swim Manager から管理可能です。

Note
パラメータ名は、デバイスごとに異なる文字列を設定できますが、その場合Swim Manager がSNMPでアクセスする際の負荷が大きくなります。

  • 追加 − SNMP パラメータを追加します。(SNMP パラメータダイアログを表示します。)
  • 削除 − SNMP パラメータを削除します。
  • プロパティ − SNMP パラメータを編集します。(SNMP パラメータダイアログを表示します。)
  • 上へ − 選択しているSNMP パラメータの自動探索優先度を1つ上げます。
  • 下へ − 選択しているSNMP パラメータの自動探索優先度を1つ下げます。

ステータス

サブネット内のノードの総数と監視対象ノード数が表示されます。

Note
「サブネットの名前」を入力して、「ネットワーク ID」「サブネットマスク」の指定を行わずにサブネットを追加することができます。

その場合は、配下に手動で追加されるデバイスのIPアドレスのチェックを行いません。また、自動探索は行いません。(「探索条件」タブの設定は無効になります。)

4.1.3.2 探索条件タブ

「監視サブネット」タブで指定したサブネットを自動探索するときの条件を設定します。最初の自動探索後は、このタブで指定した間隔で周期的に自動探索が行われます。

images/DiscoverCond.png

項目

内容

自動探索周期

探索周期を指定します。単位は、時、日、週から選択できます。デフォルトは0時間、最小は1時間です(ただし、0は自動探索を行わないことを意味します)。Swim Manager は、ここで指定した間隔でサブネットを自動探索し、構成ツリーを更新します。

自動探索範囲

探索範囲をホップ数で指定します。「0」は指定したサブネットのみ、「1」は隣接するサブネットまで探索することを意味します。

管理対象種別

監視対象としてツリーに追加するデバイスの種類を指定します。

  • 中継ノード − SNMPを実装するルータ、スイッチ、リピータハブのみ
  • SNMPノード − SNMPを実装する全デバイス(中継ノードを含む)
  • IPノード − 上記の全ノードとIPノード(Pingに応答するデバイス)
  • 全ノード − 上記の全ノードとMACノード(IPアドレス不明のノード)

探索時にホスト名を調査

このチェックボックスがチェックされているときは、自動探索でデバイスを発見したときに、そのデバイスのホスト名をDNSサーバに問い合わせます。DNSにホスト名が登録されていた場合は、デバイスのプロパティにそのホスト名を記録します。

トラップ時に自動探索開始

このチェックボックスがチェックされているときは、サブネット内のデバイスからトラップを受信した場合に、自動探索周期にかかわらず探索を開始します。このオプションを指定しておくと、デバイスがある機種から別の機種に交換された場合などにすぐにその情報をツリーに反映できる可能性が高くなります。これは、起動完了時にトラップを送信するデバイスが多いからです。

Note
このオプションを指定した場合、トラップを受け取ったあと、最長で10分以内に、該当するサブネットの自動探索を開始します。(自動探索機能が起動されていることが条件です。)

4.1.4 監視デバイス追加

images/50s.png

サブネットにデバイスを追加します。自動探索で発見されなかったデバイスをツリーに追加したい、あるいは、あとから任意のデバイスを追加したいときに使います。

4.1.4.1 監視デバイスタブ

追加したいデバイスに関する情報(IPアドレス等)を指定します。

images/AddDeviceDialog.png

項目

内容

デバイスの名前

デバイスの名前。任意の文字列を指定できます。

ホスト名

DNSに登録されているホスト名を指定します(オプション)。

IPv4

IPアドレス(IPv4)の情報を設定します。

IPアドレス

デバイスのIPアドレス(IPv4)を指定します。

サブネットマスク

サブネットマスクを指定します。

トラップ監視アドレス

SNMPのトラップ監視アドレスを設定します。監視するデバイスが複数のIPアドレスを持つ場合に、 上で指定した以外のIPアドレスをSNMPトラップ送信元アドレスとして識別するために指定します。設定を行うには、「編集」ボタンをクリックします。

images/TrapDialog1.png

  • 追加 : 入力したIPアドレスを追加します。
  • 削除 : 選択したIPアドレスを削除します。
  • 変更 : 選択されているIPアドレスを入力したIPアドレスに置き換えます。

「OK」ボタンをクリックすると設定が反映されます。その場合「IPv4」-「IPアドレス」と重複するアドレスは除かれます。

IPv6

IPアドレス(IPv6)の情報を設定します。

IPアドレス

デバイスのIPアドレス(IPv6)を指定します。

MACアドレス

デバイスのMACアドレスを指定します(オプション)。

当デバイスを周期監視する

このチェックボックスがチェックされているときは、デバイスに対して定期的に状態確認のポーリングが行われます。チェックしない場合、ツリーには追加されますが状態監視は行われません。

ステータス

デバイスの追加時には意味を持ちません。この情報が意味を持つのは、既にツリー上にあるデバイスのプロパティを見るときです。デバイス追加時には次のような表示となります。

  • アイコン: 常に「?」マークが表示されます。
  • 種別: 常に「不明」と表示されます。
  • 状態: 常に「不明」と表示されます。
  • スタック数: 常に「0」と表示されます。

Note
デバイスのプロパティを見るには、ツリー上でデバイスを選択したあと、メニューから「編集」→「プロパティ」と選択するか、右クリックメニューから「プロパティ」を選択します。

コメント欄

管理に必要な情報などを書き込めます。

Note
手動設定時、「ホスト名 」「IPアドレス(IPv4)」「IPアドレス(IPv6)」のいずれかの入力が必要です。すべて入力することもできます。ホスト名とIPアドレスの両方を入力した場合は、IPアドレスが優先されます。

4.1.4.2 監視条件タブ

ポーリングの周期など、デバイスの監視に関する条件を設定します。

images/79_AddDevCond.png

項目

内容

監視周期

デバイスの監視周期を指定します。単位は秒、分、時、日、週から選択できます。ここでのデフォルト値は10分です(0は周期監視を行わないことを意味します)。Swim Manager は、ここで指定した間隔でデバイスに対するポーリング(状態確認)を行います。

無応答時の削除時間

ここで指定した期間デバイスがポーリングに応答しなかった場合、デバイスがネットワーク上に存在しないとみなしてツリー上から削除します。単位は秒、分、時、日、週から選択できます。デフォルトは1週間です。無応答時の削除時間は、周期監視の時間より長く設定してください。

Note
「0」を指定した場合は削除されません。

ポートも監視する

このチェックボックスがチェックされているときは、ポートの状態も周期監視します。また、チェック時は、「監視デバイス追加」や「最新の情報に更新」を実行したときに、該当デバイスのポートを探索し、発見した場合はそのポートを自動的に追加します。チェックされていないときは、これらの処理は行われません。

Note
「機能」タブで「スイッチ」「ルータ」「リピータ」のいずれかがチェックされてないと、本チェックボックスは選択できません。

Note
「最新の情報に更新」を実行したときに、該当デバイスのポート数が減っていた場合(拡張ポートを取り外した場合など)、そのポートは削除されます。ただし、ポートに他のデバイスが接続されていた場合は、警告ログを出すだけで削除は行われません。

4.1.4.3 機能タブ

デバイスが持っている機能を指定します。

images/FunctionALICE.png

項目

内容

デバイス機能の表示

デバイスが持っている機能に対応するチェックボックスをチェックします。複数チェックしてもかまいません。通常、少なくともPINGのチェックボックスはチェックする必要があります。

「OK」ボタン

各タブで設定した内容を確定したい場合は「OK」ボタンをクリックしてください。設定内容が反映され、ダイアログが閉じられます。

「キャンセル」ボタン

各タブで設定した内容を反映せずにダイアログを終了します。

「適用」ボタン

各タブで設定した内容を反映しますが、ダイアログは閉じません。

「ヘルプ」ボタン

このダイアログに関するヘルプ情報を表示します。

Note
「OK」、「キャンセル」、「適用」、「ヘルプ」各ボタンの意味は、ほとんどすべてのダイアログで共通です。

4.1.4.4 SNMP パラメータタブ

SNMPのパラメータを指定します。(SNMP機能が有効でないと設定できません。)

images/SNMPParam.png

項目

内容

SNMP パラメータ名

SNMPでデバイスにアクセスするときに使うパラメータ名を指定します(SNMPノードに対してのみ有効)。デバイス側にも同じパラメータ名が設定がされている必要があります。

  • 読み出し用: SNMPでデバイスから情報を取り出すときに使うパラメータ名を指定します。
  • 書き込み用: SNMPでデバイスに情報を書き込むときに使うパラメータ名を指定します。

ポート番号

SNMPでデバイスにGet/Setを実行するときに使うポート番号を指定します(SNMPノードに対してのみ有効)。

Note
ポート番号を空にした場合は、サーバで設定したデフォルトのポート番号に従います。通常は、161です。

バージョン

SNMPのプロトコルバージョンを表示/変更します。「不明/自動判別」を選択すると、「OK」ボタンまたは「適用」ボタンをクリックしたときに機器のバージョンをチェックします(SNMP Getパケットを発行します)。

4.1.4.5 SNMP パラメータダイアログ

SNMPのパラメータの詳細を指定します。

images/SNMPParamD.png

項目

内容

SNMP パラメータ名

SNMPでデバイスにアクセスするときに使うパラメータ名を一覧から選択します。「設定」ボタンをクリックすると、一覧を編集できます。(「SNMP パラメータ一覧」ダイアログが開きます。)

コミュニティ名

SNMPv1、v2cで使用するコミュニティ名を指定します。

SNMPv3 パラメータ

SNMPv3で使用するパラメータを指定します。

  • セキュリティレベル: SNMPv3セキュリティレベルを指定します。未使用、非認証 / 非暗号化、認証 / 非暗号化、認証 / 暗号化のうちいずれかを選択します。
  • ユーザ名: ユーザ名(1〜32文字)を指定します。
  • コンテキスト名: コンテキスト名(32文字まで)を指定します。
  • 認証パスワード: 認証パスワード(64文字まで)を指定します。
  • 認証プロトコル: 認証プロトコルを指定します。空白(なし)、MD5、SHA のうちいずれかを選択します。
  • 暗号化パスワード: 暗号化パスワード(64文字まで)を指定します。
  • 暗号化プロトコル: 暗号化プロトコルを指定します。空白(なし)、DES、AES のうちいずれかを選択します。
  • エンジンID: エンジンID(10〜64文字)を指定します。

説明

現在設定しているパラメータについてのコメントを入力します。

4.1.4.6 SNMP パラメータ一覧

SNMPのパラメータ名およびコミュニティ名の一覧を編集します。

images/SNMPParamL.png

項目

内容

SNMP パラメータの一覧

現在登録されているSNMP パラメータの一覧が表示されます。

新規

SNMP パラメータを新規作成します。表示されるダイアログで、SNMP パラメータの名前を入力します。

images/SNMPParamLN.png

コピー

一覧で選択されているSNMP パラメータのコピーを作成します。表示されるダイアログで、SNMP パラメータの新しい名前を入力します。

削除

一覧で選択されているSNMP パラメータを削除します。

名前の変更

一覧で選択されているSNMP パラメータ名を変更します。表示されるダイアログで、SNMP パラメータの新しい名前を入力します。

閉じる

ダイアログを閉じます。

4.1.5 監視タスク追加

images/TaskTools.png

MIB変数値を一定間隔でサンプリングする「統計履歴の収集」タスクや、MIB変数値があらかじめ設定した値を超えたかどうかを監視する「しきい値監視」タスクを作成します。

Note
作成できるタスクの数は最大256個です。

4.1.6 統計履歴の収集

images/54s.png

MIB値の推移を記録する「統計履歴の収集」タスクを作成します。メインビューのテーブル上で履歴を取りたい情報のセルを選択し、このメニューを選択すると、「監視タスクの追加 - [統計履歴の設定]」ダイアログが表示されます。

Note
履歴収集対象のセルが選択されていないと、このメニューはグレー表示となって選択できません。

4.1.6.1 監視タスクタブ

「監視タスク」タブでは、下記の各項目を設定します。

images/83_AddHistTask.png

項目

内容

対象

統計履歴収集の対象となるノードの名前が表示されます。設定はできません。

タスクの名前

この監視タスクの名前です。任意の文字列を指定できます。デフォルトでは「<対象>の<変数名>」になります。

開始予定

監視タスクを特定の日時に開始させたい場合は、このラジオボタンをマークし、開始日時と時刻を指定します。

設定後すぐに開始

監視タスクを作成後すぐに開始させたい場合は、このラジオボタンをマークしてください。

サンプル方法

MIB変数値のサンプル方法です。統計履歴は「絶対値」でサンプルされます。

ラップ

このチェックボックスをチェックした場合、監視期間が過ぎると、収集データをラップラウンド(上書き)します。

サンプル間隔

MIB変数値のサンプル間隔を指定します。

Note
サンプル間隔をあまり短く設定すると、データの保存量が大きくなるばかりでなく、ネットワークやPCのCPUにも負荷がかかりますのでご注意ください。

監視期間

監視タスクの実行期間を指定します。単位は分、時、日、週、月、無期限から選択できます。

監視タスクは、今現在または開始予定時間から上記のサンプル間隔で情報を収集し、監視期間だけ経過した時点で終了します。ただし、「ラップ」をチェックしている場合は、期間が来るとタイマーがリセットされ再度タスクが開始されます。

Note
統計履歴が最大レコード数を超えた場合は、監視期間を無期限に設定していても、タスクが終了します。

監視状態

タスクの状態を表示します。状態には、下記の4種類があります。

  • 予約中: タスクはまだ実行されていません。開始予定時間になったら起動されます。
  • 監視中: 現在タスクを実行中です。
  • 停止: タスクは停止しています。(再開または開始が可能です。)
  • 終了: タスクは既に終了しています。(再開、開始はできません。)

タスクの追加時は、常に「未定」と表示されます。

イベント

タスク追加後にタスクのプロパティを参照すると、このフィールドに発生したイベントが表示されます。

  • なし: 正常に監視中です。
  • エラー検出: 監視中に無応答などのエラーが検出されました。

タスクの追加時は、常に「なし」と表示されます。

残り監視時間

タスク追加後にタスクのプロパティを参照すると、監視タスクの残り実行時間が表示されます。タスクの追加時は、「未定」と表示されます。

コメント欄

任意のコメントを入力できます。

4.1.6.2 変数タブ

「変数」タブでは、統計収集対象の変数を選択します。

images/83a_AddHistTaskVar.png

項目

内容

変数名

統計を取りたい変数をチェックしてください。

MIB名

上記「変数名」に対応するMIBオブジェクト名が表示されます。

最終値(絶対値)

最後にサンプルしたときの変数値が絶対値で表示されます。

Note
1つのタスクで監視できるMIB変数の数は最大24個です。25個以上の変数を監視したいときは、複数のタスクを作成してください。

4.1.7 しきい値の監視

images/53s.png

MIB変数値がしきい値を超えたかどうかを継続的に監視する「しきい値の監視」タスクを作成します。

メインビューのテーブル上で監視したい変数のセルを選択し、このメニューを選択すると、「監視タスクの追加 - [しきい値の設定]」ダイアログが表示されます。以下で説明する3つのタブで必要な情報を入力してください。

Note
履歴収集対象のセルが選択されていないと、このメニューはグレー表示となって選択できません。

4.1.7.1 監視タスクタブ

「監視タスク」タブでは、下記の情報を設定します。

images/85_AddThresTask.png

項目

内容

対象

しきい値監視の対象となるノードの名前が表示されます。設定はできません。

タスクの名前

この監視タスクの名前です。任意の文字列を指定できます。

開始予定

監視タスクを特定の日時に開始させたい場合は、このラジオボタンをチェックし、開始日時と時刻を指定します。

設定後すぐに開始

監視タスクを作成後すぐに開始させたい場合は、このラジオボタンをチェックしてください。

サンプル方法

MIB変数値のサンプル方法を指定します。「絶対値」、「相対値」、「秒間値」から選択できます。

ラップ

しきい値監視タスクでは選択できません。

サンプル間隔

MIB変数値のサンプル間隔を指定します。

Note
サンプル間隔をあまり短く設定すると、データの保存量が大きくなるばかりでなく、ネットワークやPCのCPUにも負荷がかかりますのでご注意ください。

監視期間

監視タスクの実行期間を指定します。単位は分、時、日、週、月、無期限から選択できます。

監視タスクは、今現在または開始時間から上記のサンプル間隔で情報を収集し、監視期間だけ経過した時点で終了します。

監視状態

タスクの状態を表示します。状態には、下記の4種類があります。

  • 予約中: タスクはまだ実行されていません。開始予定時間になったら起動されます。
  • 監視中: 現在タスクを実行中です。
  • 停止: タスクは停止しています。(再開または開始が可能です。)
  • 終了: タスクは既に終了しています。(再開、開始はできません。)

タスクの追加時は、常に「未定」と表示されます。

イベント

タスク追加後にタスクのプロパティを参照すると、このフィールドに発生したイベントが表示されます。

  • なし: 正常に監視中です。
  • エラー検出: 監視中に無応答などのエラーが検出されました。
  • 上限超過: 上限しきい値オーバーを検出しました。
  • 下限超過: 下限しきい値アンダーを検出しました。

タスクの追加時は、常に「なし」と表示されます。

残り監視時間

タスク追加後にタスクのプロパティを参照すると、監視タスクの残り実行時間が表示されます。タスクの追加時は、常に「未定」と表示されます。

コメント欄

任意のコメントを入力できます。

4.1.7.2 しきい値タブ

「しきい値」タブでは、上限/下限しきい値と、しきい値超過時に実行させるアクションを指定します。

images/86_AddMonTaskThres.png

項目

内容

上限しきい値

右側の「超過時イベント発生」チェックボックスをチェックすると、監視対象の変数値がここで指定した値以上になった場合にアクションが実行されます。しきい値には、0以上の整数を指定します。

下限しきい値

右側の「超過時イベント発生」チェックボックスをチェックした場合、監視対象の変数値がここで指定した値以下になった場合にアクションが実行されます。しきい値には、0以上の整数を指定します。

イベント発生時のアクション

しきい値の上限オーバーまたは下限オーバーが起きたときに実行するアクションを選択します。アクションは複数選択可能です。また、まったく選択しないことも可能です。その場合は、ログへの記録のみとなります。

Note
デフォルトの「ポップアップ」と「ビープ」はビューワ側で実行されるアクションであり複数選択できません。複数のアクションを設定する場合は、あらかじめサーバ側でアクションをリストに登録してください。

4.1.7.3 変数タブ

「変数」タブでは、監視する変数を指定します。

images/85b_AddThresTask.png

項目

内容

変数名

しきい値を監視したい変数をチェックしてください。

MIB名

上記「変数名」に対応するMIBオブジェクト名が表示されます。

最終値

最後にサンプルしたときの変数値が表示されます。値は、「サンプル方法」で指定した形式で表示されます。

Note
1つのタスクで監視できるMIB変数の数は最大24個です。25個以上の変数を監視したいときは、複数のタスクを作成してください。

4.1.8 プロパティ

images/89.png

ツリービュー上で選択したサブネットやデバイス、タスクのプロパティを確認・編集します。

Note
その他のアイコン(ポートなど)を選択した場合は、メニューがグレー表示となり選択できません。

4.1.8.1 サブネットのプロパティ

「編集」→「監視サブネット追加」メニューと同様のダイアログが表示されます。詳細は、監視サブネット追加を参照してください。

4.1.8.2 デバイスのプロパティ

「編集」→「監視デバイス追加」メニューと同様のダイアログが表示されます。詳細は、監視デバイス追加を参照してください。

4.1.8.3 タスクのプロパティ

「編集」→「監視タスク追加」→「統計履歴」または「しきい値の監視」サブメニューと同様のダイアログが表示されます。詳細は、 統計履歴の収集またはしきい値の監視を参照してください。

4.1.9 切り取り

ツリー上で選択したサブネット、デバイス、タスクを切り取り、クリップボードに保存します。ツリー上のオブジェクトは削除されます。切り取ったオブジェクトは「貼り付け」コマンドでツリーの別の場所に貼り付けることができます。

また、ログビュー上で選択したログメッセージを切り取ることもできます。この場合は、切り取ったログメッセージがCSV(カンマ区切り)テキスト形式でクリップボードに保存されます。ログメッセージの一部をテキストエディタにコピーしたい場合などに使います。切り取ったログメッセージはログビューから削除されます。「Shift」キーや「Ctrl」キーによる複数行選択も可能です(「Ctrl」+「A」ですべてのメッセージを選択することもできます)。

Note
切り取ったログメッセージを再度ログビューに貼り付けることはできません。

切り取りは、キーボードショートカット「Ctrl」+「X」でも可能です。

4.1.10 コピー

ツリー上で選択したサブネット、デバイス、タスクの情報をクリップボードにコピーします。コピーしたオブジェクトは「貼り付け」コマンドでツリーの別の場所に貼り付けることができます。

また、ログビュー上で選択したログメッセージをコピーすることもできます。この場合は、切り取ったログメッセージがCSV(カンマ区切り)テキスト形式でクリップボードに保存されます。ログメッセージの一部をテキストエディタにコピーしたい場合などに使います。「Shift」キーや「Ctrl」キーによる複数行選択も可能です(「Ctrl」+「A」ですべてのメッセージを選択することもできます)。

Note
コピーしたメッセージを再度ログビューに貼り付けることはできません。

コピーは、キーボードショートカット「Ctrl」+「C」でも可能です。

4.1.11 貼り付け

「切り取り」「コピー」でクリップボードにコピーしたサブネット、デバイス、タスクを、ツリー上で選択した位置に貼り付けます。

Note
サブネットを貼り付けるときはツリー上の「ネットワーク」を、デバイスを貼り付けるときはツリー上の任意のサブネットを選択した状態で「貼り付け」を実行してください。コピー元オブジェクトにとって適切でない位置を選択していると、「貼り付け」メニューは選択できません。

Note
ビューワを複数起動している場合、ビューワをまたいでオブジェクトをコピー&ペーストすることはできません。

Note
ログビューで「切り取り」「コピー」したメッセージを再度ログビューに貼り付けることはできません。テキストエディタなどへの貼り付け用です。

貼り付けを実行すると、貼り付けるオブジェクトの種類に応じて「監視サブネット追加」「監視デバイス追加」「監視タスク追加」のダイアログが表示され、ダイアログの各項目にコピー元オブジェクトの属性が記入された状態になります。必要な項目だけ変更して「OK」ボタンをクリックすれば、似た属性を持つオブジェクトを素早く複製できます。また、「OK」ボタンではなく「適用」ボタンを使うことにより、ダイアログを閉じずに複数のオブジェクトを連続して作成できます。

貼り付けは、キーボードショートカット「Ctrl」+「V」でも可能です。

4.1.12 自動ログイン情報の編集

自動ログイン情報の編集を行います。
「自動ログイン情報の編集」ダイアログでは、ログイン情報の追加・編集・削除や自動ログインを行うホストを指定できます。

自動ログインを行わないようにするには、ログイン情報を削除するかホスト名のチェックをすべて外し「OK」ボタンをクリックしてください。

images/autologin_modi.png

項目

内容

追加

ログイン情報を追加します。

編集

選択したログイン情報を編集します。

削除

選択したログイン情報を削除します。

4.1.12.1 自動ログイン情報ダイアログ

ログイン情報の編集や、次回ログイン時にログインダイアログを表示せずにログインするなどの設定が行えます。

images/autologin_info.png

項目

内容

現在のユーザーでログイン

現在ビューワを実行しているPCにログインしているユーザー名、パスワード、ドメインを使用してログインします。

ユーザー名

ログインするユーザー名を指定します。ただし、接続先としてローカルを選択した場合には、指定する必要はありません。

パスワード

ユーザー名に対応したパスワードを指定します。ただし、接続先としてローカルを選択した場合には、指定する必要はありません。

ドメイン

サーバが所属するWindows ドメインを指定します。これは、Windows をサーバとして、ドメインを設定している場合にのみ必要です。ドメインを設定していないネットワークの場合は必要はありません。

接続するサーバ

サーバがビューワと同じPC上で動作しているか、別のPC上で動作しているかを指定します。

  • ローカル − サーバがビューワと同じPC上で動作している場合に指定します。
  • リモート − サーバがビューワと別のPCで動作している場合に指定します。テキストボックスにサーバのMicrosoftネットワーク名かIPアドレスを指定してください。なお、リモートを選択した場合は、ユーザー名とパスワードの指定が必要です。

Note
Microsoftネットワーク名(NetBIOS名)とは、「ネットワークコンピュータ」に表示される名前です。

Note
ユーザー名「Administrator」は使用できません。

このログイン情報をデフォルトとする

次回ログイン時に、設定したログイン情報でログインします。

Note
ログイン情報を複数登録している場合は、「自動ログイン情報の編集」ダイアログで自動ログインを行うホスト名にチェックを入れてください。指定可能なログイン情報は1つのみです。

デスクトップにショートカットを作成する

「OK」ボタンクリック後に、この情報でログイン可能なショートカットをデスクトップに作成します。

Note
Swim Manager をアンインストールしても、ショートカットは削除されませんので、手動で削除してください。

4.1.13 アクションコマンドの編集

イベント発生時のアクションコマンドの設定を行います。
アクションコマンドを設定することにより、イベントフィルターのアクションコマンドで任意の コマンドを実行できます。

images/action_modi.png

項目

内容

イベント発生時のアクションコマンド選択

現在、定義されているアクションコマンドの一覧が表示されます。デフォルトでは、「ポップアップ」と「ビープ」の2つが定義されています。

追加・削除・変更

追加 −アクションコマンドを新規に追加します。
削除 −選択したアクションコマンドを削除します。
変更 −選択したアクションコマンドを編集します。
「追加」、「変更」ボタンをクリックすると以下の「アクションコマンドのプロパティ」ダイアログが表示されます。

アクションコマンドやパラメータなどの詳細は「アクションコマンドのプロパティ」を参照ください。

images/action_propa.png

OK

サーバで保持しているアクションコマンドを更新します。

Note
サーバ側で「Swim Manager (サーバ)の設定」ダイアログを開いていると、サーバデータの更新に失敗します。

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