顧客の課題
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IT人材の不足
企業活動を支えるITネットワークは24時間365日体制で運用することが求められます。しかし 、運用・監視を委ねられる高スキルの技術者は慢性的に不足しており、その確保は年々困難になっています。ネットワーク運用の現場では現在、限られた人材で膨大な作業をこなす状況になっています。
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セキュリティを万全にしたい
近年ではテレワークやクラウドの利用が増え、外部からの正規利用と脅威をできるだけ正確に判別することが重要になりました。不正に侵入した攻撃者による内側からの脅威に対する対策も必須で、次々と登場する新しい手法の攻撃に対応し未然に防ぐことが求められます。
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ダウンタイムを減らしたい
ネットワークのダウンは会社の業績に直接影響を与える経営課題で、夜間や休日の故障や不具合であっても、できるだけ早く回復することが求められます。とはいえ、ネットワーク管理者が常駐しているわけでもないため、トラブルからの復旧はプロの勘頼みとなる部分も大きく、元の状態に復帰するまでの手順や時間を多く要する場合があります。
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帯域不足やサポートへの不満
自社ネットワークに最適な製品を選べないと、帯域不足による遅延や不必要なコスト増といった問題を抱えてしまいます。また、日本語のマニュアルが整備されていない、故障や不具合時の問い合わせに対する回答が遅い、現地での直接対応を頼んでも到着に時間がかかるなど、サポート面の課題も運用に影響を与えます。

高い拡張性・可用性に加えて優れた運用管理性を実現し、コアからエッジまでをカバーするハイエンドモデル






コストパフォーマンスに優れたエッジに最適なエントリーモデル






もう人間が24時間監視する必要はありません!機械化で自動運用
x/SEシリーズには、アライドテレシスがこれまで蓄積したノウハウを組み込んだ一元管理機能「AMF Plus」を搭載しています。AMF Plusはネットワークを自動的に構築・復旧できる「AMF」を発展させ、熟練技術者の勘頼みだった設定判断を最適化できます。機器を新たに接続すると、情報を自動的に収集・分析し、ポリシーや認証方法などをその機器に合わせて自動設定します。また、スイッチ同士の接続状況(トポロジー)や通信量を認識しながら可視化し、俯瞰的に判断した上で設定を自律的に最適化します。
AMF Plusならば、人間にありがちな見落としなどのうっかりミスは発生せず、一部の機器の処理能力が低下するボトルネックの発生を未然に予防します。さらに、機器のCPUの高負荷状態などリセットの予兆を検知したり、温度上昇など機器の異常の範囲を示したりと、ダウンタイムの短縮につながる機能も充実しています。もちろんネットワーク管理標準のSNMPにも対応しています。

高度化する攻撃から守る、万全のセキュリティ
テレワークやクラウドなどの社外にあるパソコン(PC)やサーバーと安全に接続し、不正な攻撃をブロックするには、ネットワークの境界でなく各端末単位で監視する「ゼロトラスト(すべてを信頼しない)セキュリティ」の考え方で対策を講じる必要があります。x/SEシリーズでは、社内やテレワークといった異なる環境からクラウドにアクセスするため、IDaaS(ID一元管理クラウド)で多要素認証やシングルサインオンを導入できます。
また、各ポートに接続した機器を自動検出し、物理層レベルで管理できるため、PCの不正な接続や持ち出しを検知できます。さらに、新しい手法の攻撃に対してはトレンドマイクロなどの脅威検知システムと連携し、「ふるまい検知」機能で接続端末の怪しい動作を見つけた場合は、その端末の通信をスイッチで隔離、遮断して被害の拡散を防止できます。


多ポート・高速・マルチGiga・PoEなどニーズに合わせた多種多様な製品群
企業ネットワークのトポロジーや通信量は千差万別です。x/SEシリーズは、ポート数(8/16/24/48)やリンク速度(10M/100M/1G/10G/40Gbps)など、多様なスペックの製品ラインアップを揃え、必要最低限の導入コストでネットワークを設計できます。無線LANアクセスポイントやネットワークカメラ、IP電話などを使用する場合は、LAN回線経由で電力を供給できるPoE(Power over Ethernet)対応製品を、最大給電可能電力や同時給電可能ポート数に応じて選択できます。大容量給電が可能なPoE+、PoE++に対応する製品も用意しています。
スイッチの動作時温度や防塵対応なども、使用環境に応じて選べます。オフィス内で利用者間のプライバシーを守るVLANの登録数、ループ発生時に原因を特定し被害拡大を防止する機能、複数の物理ポートを束ねてスイッチ間のリンクの冗長性を高める「リンクアグリゲーション」など、多様な機能を備えた製品群を提供します。

かゆいところに手が届く国内メーカーならではの細かい気配り
アライドテレシスは単に製品の機器を提供するだけではなく、導入・工事から保守に至る上流から下流までのサポートを重視しています。そのために、24時間365日のリモート監視を実現し障害やその予兆の早期検出を行う運用支援サービス「Net.Monitor」や、機器が故障した場合に迅速に交換できる保守サービス「Net.Cover」などを提供しています。国内くまなく43カ所に事業所拠点を置き、お客様のもとに素早く駆けつけられる手厚いサポート体制を実現しています。
x/SEシリーズの信頼性や使いやすさは、仕様には記載していない細かな配慮の結果でもあります。具体的には、スイッチ内部の電源は自社の内製により不良率を格段に下げており、電源二重化に対応した製品も揃えています。また、ネットワーク内の機器故障やループの発生を示すインジケーターには緑や橙のLEDを採用することにより、一目で瞬時に認識できるよう配慮しています。このインジケーターは故障からの自動復旧の終了も知らせてくれます。
