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不安定な接続
無線LANを導入したものの、期待した通信速度が出ず、場所により速度がまちまちで通信の途切れも多く、システムが使えないと不満が続出。不安定な通信環境を改善するには無線LAN特有のノウハウが必要で、一朝一夕にはいきません。
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セキュリティへの懸念
無線LANは端末をケーブルにつなぐ必要がない利便性が特徴です。その反面、外部から不正アクセスを受けやすく、不正プログラムに感染した端末の接続もトラブルの原因となります。こうしたセキュリティ面を不安視されがちです。
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運用管理の複雑化
無線LANを利用するのはパソコンやスマートフォン、タブレットだけではありません。接続する端末の種類は、監視カメラやセンサー、業務用機器をはじめとして加速度的に増えています。これに伴い運用管理が複雑になり、トラブル時の対応も難しくなります。
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ニーズに合う製品の不足
オフィスや工場、学校、病院、店舗など、無線LANが使われる場所や導入規模は多様化しています。使用環境により必要な機能は異なりますが、必要十分な製品でないと使いやすさに支障を来したり、逆に無駄な導入コストが生じたりします。

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エンタープライズに求められる各種機能を搭載した万能モデル。チャンネルや電波出力を自動的に調整し安定した無線LAN環境を実現する「AWC」などアライドテレシス独自のソリューションに対応。
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小規模向けに機能を絞ったコストパフォーマンスに優れたモデル。無線 LANコントローラー不要で複数台の無線 LANアクセスポイントを管理できる「AWC-SCL」を利用可能。
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無線 LAN アクセスポイントとセキュア VPNアクセス・ルーター機能を搭載した無線LANルーター。小規模環境や出先拠点、小売店などのネットワークをこれ一台で構築が可能。


標準規格を補う独自技術を製品に搭載、使いやすい無線LAN環境を実現
満遍なく快適な無線LAN環境を実現するには、標準規格へ準拠しているだけでは十分ではありません。電波に影響を与える様々な要因から、場所を移動すると低速になったり、通信が途切れやすくなったりといった問題が頻繁に生じます。これらをカバーし快適な無線LAN環境を実現するための独自技術をアライドテレシスは提供しています。
例えば、無線LAN端末が存在する空間・時間を3Dで立体的に視覚化し過去に遡って管理できる「MDX」、電波の状況を日々学習して無線LAN環境を常時最適化することでどこからでも高速通信を安定的に利用できる「AWC」、アクセスポイントの切り替わるローミングが発生しない「AWC-CB」、有線の配線工事なしで無線エリアを無線間通信で構築・拡張できる「AWC-SC」といった機能があります。アライドテレシスは、これらをはじめとした特許を取得しており、多くの独自技術を提供しています。
様々な利用規模に対応できる製品ラインアップ高度なセキュリティでネットワークをしっかり守る
数台の小規模から数千台を超える大規模まで、お客さまの利用規模に応える豊富な製品ラインアップを用意しています。さらに、一般のオフィスだけでなく、自治体、文教、製造、医療といった様々な現場に合わせたソリューションを整備しており、効率的に導入できます。
不安視されるセキュリティ向けの機能も充実しており、アクセスポイントに接続する無線LAN端末を認証するほか、不正な侵入を検知することも可能です。アライドテレシスのセキュリティ機能「AMF-SEC」を使えば、無線LAN端末の怪しい動作を見つけ、当該端末をネットワークから切断したり、隔離したりすることができます。
さらに、国産メーカーならではの強みとして、現状ヒアリングからエリア設計、導入、さらにはアフターフォローまでお客さまの立場でサポートできるため、長期的な導入計画も立てやすいでしょう。


無線LANの性能をフルに引き出す豊富な有線LAN製品群
無線LANは有線LANと組み合わせて使うのが一般的です。最新規格の高速な無線LANを導入しても、有線LANとの通信を中継するスイッチやルーターの性能が不十分では、無線LANの通信能力を最大限に引き出せません。有線LAN製品も開発・提供しているアライドテレシスは、統一したポリシーで無線LAN製品を開発しています。お客さまの多様な規模やニーズに合わせた有線LAN製品群と組み合わせられます。
例えば上位モデルのスイッチでは、無線LANアクセスポイントの接続を想定した「マルチギガビットイーサネットポート」を標準で搭載しており、安価なUTPケーブルで最大5Gbpsの高速通信が可能です。高速な無線LAN機器を導入した場合も遅滞なく伝送できます。無線LANアクセスポイントへLANポートから電力を供給できるPoE対応製品は、最大給電可能電力や同時給電可能ポート数に応じて選択できます。
独自のネットワーク統合管理と連携有線LANを含む自律的な運用管理が可能
TQシリーズは、アライドテレシスが提供するネットワーク統合管理機能「AMF Plus」に対応しており、ユーザーの手間を極力減らした自律的な運用管理が可能です。また、統合管理ソフト「Vista Managerシリーズ」を使えば、MDX技術で収集した無線LAN端末ごとの位置情報、移動軌跡、無線LAN環境の快適度などを可視化した画面で瞬時に把握できます。快適度の状況は色分けやスコアで表示され、フロアや場所ごとの無線LAN快適度が一目で分かります。
さらに、AMF Plusに対応するアライドテレシスのスイッチやルーターなどの製品と組み合わせることで、無線LAN・有線LANを統合したネットワークの一元管理も可能です。アプリケーションの利用状況に応じて、無線LAN端末ごとに通信速度を確保する統合QoS管理などを実現できます。これらの統合管理機能によりネットワーク管理に関する運用負荷を大幅に低減できます。
