clone

モード: AMF事前設定EXECモード
カテゴリー: アライドテレシスマネージメントフレームワーク(AMF) / コマンド


[atmf-provision]# clone SRCNODENAME


既存ノードのバックアップデータを複製して、対象ノード用の事前設定データ領域(ディレクトリー)を作成する。

Note
対象ノードはatmf provision nodeコマンドでAMF事前設定EXECモードに入るときに指定します。

本コマンドで事前設定データ領域を作成した後は、locateコマンドで該当データ領域内のflashディレクトリーに移動してコンフィグファイルを編集したり、configure boot systemコマンドやconfigure boot configコマンドでファームウェアやコンフィグを変更したりできる。また、license-certコマンドでは有効化するライセンスの指定が可能。

その後、新規ノードを接続する既存ノードのAMF接続ポートに対して、インターフェースモードのatmf provisionコマンドでノード名を関連付けることで、該当ポートに新規ノードを接続したとき、ゼロタッチインストレーションによる新規ノードの自動セットアップが行われるようになる。

本コマンドはマスターでのみ有効。


パラメーター

SRCNODENAME 複製元のAMFノード名。指定したAMFノードのバックアップデータをコピーして、対象ノード用のバックアップデータを作成する


使用例

■ 既存のAMFノード「ESW231」のバックアップデータを複製して、これから設置する新規AMFノード「ESW232」用の事前設定データ領域を作成する。

SBx81# atmf provision node ESW232
SBx81[atmf-provision]# clone ESW231
Copying...
Successful operation


注意・補足事項

■ 対象ノードの事前設定データまたはバックアップデータが存在する場合は、そのデータを削除してから本コマンドを実行すること。

■ 本コマンドでは、複製元となる既存ノードのライセンス情報も引き継がれる。

■ 本コマンドでは、複製元となる既存ノードのバックアップディレクトリーをコピーして新規ノードの事前設定データ領域を作成するが、その際下記の変更を行う。

Note
コンフィグファイルの書き換えは、boot config-fileコマンドで設定されている起動時コンフィグとバックアップコンフィグに対してのみ行われます。

■ 本コマンド入力時に複製元ノードのバックアップが実行中だった場合、本コマンドはエラーになる。また、本コマンドの実行中に複製元ノードのバックアップが始まった場合もエラーとなる。その場合、事前設定データは作成されない(作成中のデータは削除される)。

■ AMFのバックアップ先としてSSHサーバー(atmf backup server)を2台設定している場合、本コマンドを含むAMF事前設定EXECモードのコマンドで事前設定データの作成・削除・変更を行ったときや、事前設定データをファイル操作CLIによって直接変更したときは、atmf backup synchronizeコマンドを実行して、2台のサーバー間でデータを同期すること(手動・自動バックアップのときのようにSSHサーバー間の自動同期は行われないため)。


コマンドツリー

atmf provision node (特権EXECモード)
    |
    +- clone(AMF事前設定EXECモード)

関連コマンド

atmf provision(インターフェースモード)
atmf provision node(特権EXECモード)
configure boot config(AMF事前設定EXECモード)
configure boot system(AMF事前設定EXECモード)
create(AMF事前設定EXECモード)
delete(AMF事前設定EXECモード)
license-cert(AMF事前設定EXECモード)
show atmf provision nodes(特権EXECモード)



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