[index] CentreCOM x530/x530Lシリーズ コマンドリファレンス 5.5.1
Noteミックススタックを利用するための設定については、「ミックススタックの初期設定」をご覧ください。x530シリーズとx530Lシリーズのミックススタック時には次の注意事項があります。
- すべてのVCSメンバーで該当機種用のMixed Mode VCStackingライセンスを有効化し、さらにミックススタックを有効化する必要があります。
- ミックススタック時、プレミアムライセンスは使用できません。
- ライセンスを必要としないベーシック機能の範囲やサポートリミットはx530Lシリーズ相当に制限されます。
Note
- VCSは、スタックポートを各メンバー1ポートずつ(スタックリンク 1本)使った直列構成でも動作しますが、スタックリンクに冗長性を持たせ、耐障害性を高めることと、帯域確保を目的として通常は2~4ポート(AT-x530-28GTXm、AT-x530-28GPXm、AT-x530DP-28GHXm、AT-x530L-28GTX、AT-x530L-28GPX、AT-x530L-52GTX、AT-x530L-52GPX)、または、2~8ポート(AT-x530-52GTXm、AT-x530-52GPXm、AT-x530DP-52GHXm、AT-x530L-10GHXm)ずつ使ってスタックリンクをリング状に接続することをおすすめします。
なお、AT-x530-52GTXm、AT-x530-52GPXm、AT-x530DP-52GHXmでマルチギガポートをスタックポートとして使用する場合は以下の点にご注意ください。
- マルチギガポートをスタックポートとして使用する場合、2~8個のリンクをサポートします。
- マルチギガポートでは、ポート41~44の4ポートでスタックリンク(最大帯域20Gbps)のグループを一つ、ポート45~48の4ポートでスタックリンク(最大帯域20Gbps)のグループを一つ作成することが可能です。なお、筐体全体での最大帯域は20Gbpsとなります。
- マルチギガポートをスタックポートとして使用する場合は、冗長性と帯域を考慮して、ポート41~44、もしくはポート45~48というグループ単位での設定を推奨します。さらに冗長性を高めるためには、ポート41~48の8ポートをスタックリンクとして設定することを推奨します。
- 初期設定では、SFP+スロット 2ポート(S1、S2)がスタックポートに設定されていますが、stackportコマンドの設定により、他のポートをスタックポートに設定することもできます。詳細は、「スイッチポートをスタックポートとして使用する」をご覧ください
- スタックモジュールはホットスワップ対応のため、取り付け・取りはずしの際に、本体の電源を切る必要はありません。異なる種類(型番)のモジュールへのホットスワップも可能です。
- 1つのVCSグループ内で、カッパーのリンクとファイバーのリンク、または、伝送距離の異なるファイバーリンクを混在させることができます。
- VCSグループ内では、すべてのスタックリンクの帯域幅、および、メンバー間で使用するポートの数を統一する必要があります。
- レジリエンシーリンクの使用は、本体カッパーポート(x530シリーズ、AT-x530L-10GHXmの100/1000/2.5G/5GBASE-Tポート)・カッパースタックモジュール使用時は必須、ファイバースタックモジュール使用時は任意となります。
- レジリエンシーリンクを使用する場合は、各メンバーのスイッチポート1~2ポートをレジリエンシーリンクに設定し、適切なケーブルで接続します。
- レジリエンシーリンクもスタックリンクと同様にリング上の接続が基本ですが、2台構成時は1本でもかまいません。
NoteスレーブメンバーがVCSグループに加入しようとしているときにコンフィグを変更すると、再加入したスレーブメンバーにコンフィグが反映されないことがあります。スレーブメンバーが加入中に設定の変更はしないでください。
コンフィグファイル | ○ ※1 | |
スクリプトファイル | ○ | |
テキストファイル | × ※2 | |
HTMLファイル | × ※2 | |
cssファイル | × ※2 | |
GIFファイル | × ※2 | |
Javaアプレットファイル | ○ | |
リモートSSHユーザーの公開鍵 | × ※2 | |
ルートCA証明書(ローカルRadius) | ○ | |
ユーザ証明書(ローカルRadius) | ○ | |
ローカルユーザパスワードファイル | ○ | |
DHCPリース関連ファイル | ○ | |
DHCPリースバックアップファイル | ○ | |
GUIファイル | ○ | |
GUIファイル | ○ |
Force-Authorized | Authenticated |
Force-Unauthorized | Down |
Failed to send ATL CPG msg (udt_data 0) - result -23この場合、スタックメンバーに一部のハードウェアパケットフィルターが適用されていないため、ハードウェアアクセスリスト(シーケンス番号対応)などを利用して、各スイッチポートに適用するaccess-groupコマンドの行数を減らしてください。
awplus> enable ↓ awplus#
awplus# show boot ↓ Boot configuration -------------------------------------------------------------------------------- Current software : x530-5.5.1-0.1.rel Current boot image : flash:/x530-5.5.1-0.1.rel (file exists) Backup boot image : Not set Default boot config: flash:/default.cfg Current boot config: flash:/default.cfg (file exists) Backup boot config : Not set Autoboot status : disabled
awplus# copy startup-config StandaloneConfig.cfg ↓ Copying.. Successful operation
awplus# erase startup-config ↓ Deleting.. Successful operation awplus# show boot ↓ Boot configuration -------------------------------------------------------------------------------- Current software : x530-5.5.1-0.1.rel Current boot image : flash:/x530-5.5.1-0.1.rel (file exists) Backup boot image : Not set Default boot config: flash:/default.cfg Current boot config: flash:/default.cfg (file not found) Backup boot config : Not set Autoboot status : disabled
Noteフィーチャーライセンスが適用された機器でVCS 構成を利用する場合は、各VCS メンバーに同一の「License issue date」を持つフィーチャーライセンスがインストールされている必要があります。各VCS メンバー間でフィーチャーライセンスの「License issue date」が異なる場合には、ライセンスパスワードを更新する必要がありますので、弊社窓口までご連絡ください。フィーチャーライセンスの「License issue date」は、show licenseコマンドでご確認いただけます。
本体カッパーポート (100/1000/2.5G/5GBASE-Tポート) |
1 ~ 8 | 2 ~ 8 | AT-x530L-10GHXm |
21 ~ 24 | 2 ~ 4 | AT-x530-28GTXm、AT-x530-28GPXm、AT-x530DP-28GHXm | |
41 ~ 48 | 2 ~ 8 | AT-x530-52GTXm、AT-x530-52GPXm、AT-x530DP-52GHXm | |
SFP+スロット | 9 ~ 10 | 2 | AT-x530L-10GHXm |
25 ~ 28 | 2 ~ 4 | AT-x530-28GTXm、AT-x530-28GPXm、AT-x530DP-28GHXm、AT-x530L-28GTX、AT-x530L-28GPX | |
49 ~ 52 | 2 ~ 4 | AT-x530-52GTXm、AT-x530-52GPXm、AT-x530DP-52GHXm、AT-x530L-52GTX、AT-x530L-52GPX |
NoteAT-x530-52GTXm、AT-x530-52GPXm、AT-x530DP-52GHXmでマルチギガポートをスタックポートとして使用する場合は以下の点にご注意ください。
- マルチギガポートをスタックポートとして使用する場合、2~8個のリンクをサポートします。
- マルチギガポートでは、ポート41~44の4ポートでスタックリンク(最大帯域20Gbps)のグループを一つ、ポート45~48の4ポートでスタックリンク(最大帯域20Gbps)のグループを一つ作成することが可能です。なお、筐体全体での最大帯域は20Gbpsとなります。
- マルチギガポートをスタックポートとして使用する場合は、冗長性と帯域を考慮して、ポート41~44、もしくはポート45~48というグループ単位での設定を推奨します。さらに冗長性を高めるためには、ポート41~48の8ポートをスタックリンクとして設定することを推奨します。
Noteスタック接続に使用できるポート、モジュール、ケーブルについては、基本仕様をご参照ください。
Note以下の説明では、すでにスタートアップコンフィグの確認・バックアップ・消去、ファームウェアバージョン、フィーチャーライセンスの確認と統一は完了しているものとします。
awplus> enable ↓ awplus# configure terminal ↓ Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z. awplus(config)#
awplus(config)# interface port1.0.27-1.0.28 ↓ % port1.0.27 is currently configured as a stack-port. Use caution when altering its config % port1.0.28 is currently configured as a stack-port. Use caution when altering its config awplus(config-if)# no stackport ↓ % Save the config and restart the system for this change to take effect. awplus(config-if)# exit ↓
Noteスタックメンバー分の設定が必要です。
awplus(config)# switch 1 provision x530-28 ↓ awplus(config)# switch 2 provision x530-28 ↓
awplus(config)# interface port1.0.25,1.0.26 ↓ awplus(config-if)# stackport ↓ % Save the config and restart the system for this change to take effect. awplus(config-if)# exit ↓ awplus(config)# interface port2.0.25,2.0.26 ↓ awplus(config-if)# stackport ↓ % Save the config and restart the system for this change to take effect. awplus(config-if)# end ↓
awplus# write ↓ Building configuration... [OK]
Notestackportコマンドによる設定は、設定を保存し、機器を再起動するまで有効になりません。
Noteスタックポートは2ポート必要なので、stackportコマンドにて1ポートのみをスタックポートに設定した場合は、デフォルトのスタックポートport1.0.27とport1.0.28のうち、番号の小さいほうが2つ目のスタックポートとなります。たとえば、port1.0.25にのみスタックポートに設定した場合は、port1.0.25とport1.0.27がスタックポートになります。また、port1.0.27にだけstackportを設定した場合は、port1.0.27とport1.0.28がスタックポートになります。
Note表示される内容は機種やファームウェアのバージョンによって異なります。下記はあくまでも一例ですので、ご了承ください。
awplus# show stack detail ↓ Virtual Chassis Stacking detailed information ... Stack member 1: ------------------------------------------------------------------ ... Stack port1.0.x status Learnt neighbor 2 Stack port1.0.y status Learnt neighbor 2 Stack member 2: ------------------------------------------------------------------ ... Stack port2.0.X status Learnt neighbor 1 Stack port2.0.Y status Learnt neighbor 1
Note表示される内容は機種やファームウェアのバージョンによって異なります。下記はあくまでも一例ですので、ご了承ください。
awplus# show interface ↓ ... Interface port1.0.x ... Hardware is Stackport Ethernet, address is e01a.ea46.0554 ... Interface port1.0.y ... Hardware is Stackport Ethernet, address is e01a.ea46.0554 ...
Note表示される内容は機種やファームウェアのバージョンによって異なります。下記はあくまでも一例ですので、ご了承ください。
awplus# show interface brief ↓ Interface Status Protocol ... port1.0.x admin up stackport running port1.0.y admin up stackport running ...
Note表示される内容は機種やファームウェアのバージョンによって異なります。下記はあくまでも一例ですので、ご了承ください。
awplus> show interface status ↓ Port Name Status Vlan Duplex Speed Type ... port1.0.x notconnect stackport auto auto not present port1.0.y notconnect stackport auto auto not present ... port2.0.X notconnect stackport auto auto 10GBASE-T port2.0.Y notconnect stackport auto auto 10GBASE-T ...
Note表示される内容は機種やファームウェアのバージョンによって異なります。下記はあくまでも一例ですので、ご了承ください。
awplus# show running-config interface ↓ ... ! interface port1.0.x,1.0.y stackport ! ...
awplus(config)# stack mixed-mode ↓
awplus(config)# end ↓ awplus# write ↓
Noteミックスモードの設定は設定を保存し、機器を再起動するまで有効になりません。
2台 | 2ポート | 2ポート |
3ポート | 3ポート | |
4ポート | 4ポート | |
5ポート | 5ポート | |
6ポート | 6ポート | |
7ポート | 7ポート | |
8ポート | 8ポート | |
3台以上 | 2ポート | 1ポート |
4ポート | 2ポート | |
6ポート | 3ポート | |
8ポート | 4ポート |
NoteVCSは、スタックポートを各メンバー1ポートずつ(スタックリンク 1本)使った直列構成でも動作しますが、スタックリンクに冗長性を持たせ、耐障害性を高めることと、帯域確保を目的として通常は2~4ポート(AT-x530-28GTXm、AT-x530-28GPXm、AT-x530DP-28GHXm、AT-x530L-28GTX、AT-x530L-28GPX、AT-x530L-52GTX、AT-x530L-52GPX)、または、2~8ポート(AT-x530-52GTXm、AT-x530-52GPXm、AT-x530DP-52GHXm、AT-x530L-10GHXm)ずつ使ってスタックリンクをリング状に接続することをおすすめします。
Noteスタックを組む場合、スタックポート間に他の装置をはさまず、スタックポート同士を直接接続してください。
Noteスタックリンクに冗長性を持たせ、耐障害性を高めるため、通常はスタックケーブルをリング状に接続することをおすすめします。これ以降の説明はすべて、リング状に接続していることを前提としています。
awplus> enable ↓ awplus#
awplus# configure terminal ↓ Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z. awplus(config)# stack 2 renumber cascade ↓ Any existing interface configuration may no longer be valid Are you sure you want to renumber and reboot the entire stack? (y/n): y ↓
awplus> enable ↓ awplus# configure terminal ↓ Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z. awplus(config)# hostname vcg ↓
vcg(config)# stack 1 priority 64 ↓
vcg(config)# stack virtual-mac ↓ vcg(config)# stack virtual-chassis-id 127 ↓
Note同一ネットワーク上に複数のVCSグループが存在するときは、該当するVCSグループ間でバーチャルシャーシID(stack virtual-chassis-id)が重複しないよう注意して設定してください。バーチャルシャーシIDは、show stackコマンドをdetailオプション付きで実行したときに表示される「Virtual Chassis ID」欄で確認できます。
NoteバーチャルMACアドレス機能の有効化は、stack virtual-macコマンドで行います。バーチャルMACアドレス機能は初期設定では無効ですが、VCS使用時は必ずバーチャルMACアドレス機能を有効にした状態で運用してください。無効状態での運用はサポート対象外となります。
vcg(config)# stack management subnet 172.21.255.64 ↓
vcg(config)# stack management vlan 4000 ↓
vcg(config)# end ↓ vcg# show running-config ↓ ...(表示されるコンフィグに問題がないことを確認) ... vcg# copy running-config startup-config ↓ Building configuration... [OK] Synchronizing file across the stack, please wait.. File synchronization with stack member-1 successfully completed [DONE] vcg# reload ↓ Are you sure you want to reboot the whole stack? (y/n): y ↓
vcg> enable ↓ vcg# configure terminal ↓ Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z. vcg(config)# stack resiliencylink vlan4001 ↓
vcg(config)# interface port1.0.1-1.0.2,port2.0.1-2.0.2 ↓ vcg(config-if)# switchport resiliencylink ↓
Noteレジリエンシーリンクに冗長性を持たせ、耐障害性を高めるため、通常は各メンバー2ポートずつをレジリエンシーリンク用に設定し、イーサネットケーブルをリング状に接続することをおすすめします。ただし、メンバー2台でVCSグループを構成するときは、各メンバー1ポートずつをレジリエンシーリンク用に設定して、1本のケーブルで接続してもかまいません。なお、これ以降の説明はすべて、リング状に接続していることを前提としています。
vcg(config)# end ↓ vcg# show running-config ↓ ...(表示されるコンフィグに問題がないことを確認) ... vcg# copy running-config startup-config ↓ Building configuration... [OK] Synchronizing file across the stack, please wait.. File synchronization with stack member-2 successfully completed [DONE] vcg#
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