「再起動」定義は、管理対象機器を再起動するときの動作を指定するものです。
「操作」定義で「再起動処理」にチェックを付けていない場合、「再起動」定義は使用されません。
「再起動」定義
「再起動」定義(SwitchBlade 7800S, 5400Sの場合)
設定項目は以下のとおりです。
以下の1、2、4、6を選択した場合、「ファイル情報」定義で関連するファイルが指定されていないと、SET INSTALLやSET CONFIGコマンドは実行されず、単なる再起動(1、2 は RESTART REBOOT。4はRESTART ROUTERまたはRESTART SWITCH。6はRELOAD)になります。
Note
「ファイル名」で指定したスクリプトファイルは、既に機器上に存在しているものと仮定しています。本項目を指定する場合、「ファイル名」で指定したスクリプトファイルをあらかじめ機器に転送、あるいは、機器上で作成しておいてください。
スクリプト中にSACと管理対象機器の接続を切断してしまうようなコマンドが記述されている場合(DISABLE PPPなど)、スクリプトの実行、再起動が正しく行われたにもかかわらず、SACは「スクリプトを使用して再起動」の動作結果を失敗(エラー)表示することがあります。このような場合は、スクリプトファイルの1行目に WAIT 5とコマンドを追加して、スクリプト中のコマンド実行を数秒間(たとえば5秒)遅らせてください。
「スクリプト実行中のエラーを無視する」にチェックを付けると、スクリプトファイル内のコマンドでエラーが発生しても再起動処理の結果はエラー(赤アイコン)にはなりません。
次に再起動スクリプトの一例を示します。
このスクリプトは、最初に管理者にメールを送った後、PPP接続(ppp0、ppp1)を切断し、ルーターをウォームスタート(コンフィグの初期化と再読み込み)します。
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新しいソフトウェアを指定したMC上に反映します。指定できる反映箇所は、active側のprimary, secondary, slot0, slot1、standby側のsecondaryのいずれか1カ所になります。
新しいソフトウェアをstandby側のprimaryのMC上に反映したい場合は、再起動時ではなく、ファイル転送後に行ってください。詳しくは『「ファイル情報」定義』をご参照ください。
定義情報ファイルを指定したMC上にコピーします。指定できる箇所は、activeもしくはstandby側の、primary, secondary, slot0, slot1のいずれか1カ所になります。
運用中MCの内容を、指定されたMCにコピーします。active: secondary / slot0 / slot1、standby - primary / secondary / slot0 / slot1の中で複数指定できます。本項目は「コンフィグを設定する」でactive側のprimaryを選択しているときだけ使用できます。
Note
slot0, slot1はMCの物理的箇所を示します。そのため、指定したslotがactive側primaryを指す場合がありますが、その場合には同期実行は失敗しますのでご注意ください。