[index] CentreCOM 8316XL/8324XL コマンドリファレンス 2.7
カテゴリー:スイッチング / ポート認証
ENABLE PORTAUTH[=8021X] PORT={port-list|ALL} TYPE=AUTHENTICATOR [CONTROL={AUTHORISED|AUTO|UNAUTHORISED}] [MAXREQ=1..10] [MODE={MULTI|SINGLE}] [PIGGYBACK={TRUE|FALSE}] [QUIETPERIOD=0..65535] [REAUTHENABLED={TRUE|FALSE}] [REAUTHMAX=1..10] [REAUTHPERIOD=1..86400] [SERVERTIMEOUT=1..60] [SUPPTIMEOUT=1..60] [TXPERIOD=1..65535] [GUESTVLAN={vlanname|1..4094|NONE}] [SECUREVLAN={ON|OFF}] [VLANASSIGNMENT={ENABLED|DISABLED}] [MIBRESET={ENABLED|DISABLED}] [TRAP={SUCCESS|FAILURE|BOTH|NONE}]
ENABLE PORTAUTH[=8021X] PORT={port-list|ALL} TYPE=BOTH [CONTROL={AUTHORISED|UNAUTHORISED|AUTO}] [MAXREQ=1..10] [MODE=SINGLE] [PIGGYBACK={TRUE|FALSE}] [QUIETPERIOD=0..65535] [REAUTHENABLED={TRUE|FALSE}] [REAUTHMAX=1..10] [REAUTHPERIOD=1..86400] [SERVERTIMEOUT=1..60] [SUPPTIMEOUT=1..60] [TXPERIOD=1..65535] [GUESTVLAN={vlanname|1..4094|NONE}] [VLANASSIGNMENT={ENABLED|DISABLED}] [MIBRESET={ENABLED|DISABLED}] [TRAP={SUCCESS|FAILURE|BOTH|NONE}] [AUTHPERIOD=1..60] [HELDPERIOD=0..65535] [MAXSTART=1..10] [STARTPERIOD=1..60] [USERNAME=login-name PASSWORD=password [METHOD={OTP [ENCRYPTION={MD4|MD5}]|STANDARD}]]
ENABLE PORTAUTH[=8021X] PORT={port-list|ALL} TYPE=SUPPLICANT [AUTHPERIOD=1..60] [HELDPERIOD=0..65535] [MAXSTART=1..10] [STARTPERIOD=1..60] [USERNAME=login-name PASSWORD=password [METHOD={OTP [ENCRYPTION={MD4|MD5}]|STANDARD}]]
ENABLE PORTAUTH=MACBASED PORT={port-list|ALL} [CONTROL={AUTHORISED|AUTO|UNAUTHORISED}] [QUIETPERIOD=0..65535] [SECUREVLAN={ON|OFF}] [VLANASSIGNMENT={ENABLED|DISABLED}] [MIBRESET={ENABLED|DISABLED}] [TRAP={SUCCESS|FAILURE|BOTH|NONE}]
port-list: スイッチポート番号(1〜。ハイフン、カンマを使った複数指定も可能)
vlanname: VLAN名(1〜32文字。英数字とアンダースコア(_)、ハイフンを使用可能。大文字小文字を区別しない)
login-name: ログイン名(1〜64文字。英数字のみ使用可能)
password: パスワード(1〜64文字。英数字のみ使用可能)
指定ポートで、ポート認証機能(802.1X認証またはMACベース認証)を有効にする。各ポートでは、802.1X認証かMACベース認証のどちらか一方だけを使用できる。また、802.1X認証を使用する場合は、各ポートをAuthenticator、Supplicant、AuthenticatorかつSupplicant (Both)のいずれかに設定できる。デフォルトは全ポート無効。
パラメーター |
PORTAUTH: 認証メカニズム。8021X(802.1X認証)、MACBASED(MACベース認証)から選択する。省略時は8021Xと見なされる。
PORT: スイッチポート。複数指定が可能。
TYPE: (802.1Xポート)802.1X認証におけるスイッチポートの役割。AUTHENTICATOR(Authenticatorポート)、SUPPLICANT(Supplicantポート)、BOTH(AuthenticatorポートかつSupplicantポート)のいずれかを指定する。なお、Multi-Supplicantモード(MODE=MULTI)を使用する場合、TYPE=BOTHは指定できない。TYPE=AUTHENTICATORを指定すること。
CONTROL: (802.1X Authenticatorポート、MACベース認証ポート)手動設定によるAuthenticatorポートの状態。AUTO(認証結果に応じて変動)、UNAUTHORISED(未認証固定)、AUTHORISED(認証済み固定)から選択する。デフォルトはAUTO。通常はAUTOのままでよい。ただし、RADIUSサーバーの接続先ポートをAuthenticatorに設定している場合は、本パラメーターをAUTHORISEDに設定する必要がある。
MAXREQ: (802.1X Authenticatorポート)Supplicantに対するEAPOL-Requestパケットの最大再送回数。デフォルトは2回。
MODE: (802.1X Authenticatorポート)Authenticatorポートのモード。Supplicantが1台だけ接続されていることを想定したSingle-Supplicantモード(MODE=SINGLE)と、Supplicantが複数台接続されていることを想定したMulti-Supplicantモード(MODE=MULTI)がある。Single-Supplicantモードでは、該当ポート配下に最初に接続されたSupplicantだけが認証対象となる(その他のSupplicantからの通信を許可するかどうかは、PIGGYBACKパラメーターで制御可能)。Multi-Supplicantモードでは、該当ポート配下に接続された個々のSupplicantを識別し、個別に認証を行う。なお、Multi-Supplicantモードを使用する場合、TYPEパラメーターにはBOTHを指定できない。AUTHENTICATORを指定すること。デフォルトはSINGLE。
PIGGYBACK: (802.1X Single-Supplicant Authenticatorポート)Single-Supplicantモード(MODE=SINGLE)において、最初に接続されたSupplicantの認証に成功した後、他のデバイスからのパケットも許可するかどうかを指定する。TRUEなら許可、FALSEなら拒否。デフォルトはTRUE。
QUIETPERIOD: (802.1X Authenticatorポート、MACベース認証ポート)Supplicantの認証に失敗した後、Supplicantとの通信を拒否する期間(秒)。この期間中は受信したパケットをすべて破棄する。デフォルトは60秒。
REAUTHENABLED: (802.1X Authenticatorポート)認証に成功したSupplicantを定期的に再認証するかどうか。TRUEなら再認証する、FALSEなら再認証しない。MACベース認証ポートではTRUEは動作しない。デフォルトはFALSE。
REAUTHMAX: (802.1X Authenticatorポート)再認証時におけるEAPOL-Requestパケットの最大再送回数。デフォルトは2回。
REAUTHPERIOD: (802.1X Authenticatorポート)Supplicantの再認証間隔(秒)。デフォルトは3600秒。
SERVERTIMEOUT: (802.1X Authenticatorポート)RADIUSサーバーにAccess-Requestを送信した後、RADIUSサーバーからの応答を待つ時間(秒)。デフォルトは30秒。
SUPPTIMEOUT: (802.1X Authenticatorポート)SupplicantにEAP-Requestを送信した後、Supplicantからの応答を待つ時間(秒)。デフォルトは30秒。
TXPERIOD: (802.1X Authenticatorポート)SupplicantにEAPOLパケットを再送信する間隔(秒)。デフォルトは30秒。
GUESTVLAN: (802.1X Single-Supplicant Authenticatorポート)ゲストVLANを指定する。装置上に設定されているVLANの名前かVLAN IDを指定すること。NONEはゲストVLANを使用しないことを意味する。EAPOLパケットをまだ受信していないとき、該当ポートはゲストVLANの所属となる。最初のEAPOLパケットを受信すると、該当ポートはゲストVLANから削除され、本来の所属VLANに復帰する。本パラメーターは、Single-Supplicantモード(MODE=SINGLE)でのみ有効。デフォルトはNONE。
SECUREVLAN: (802.1X Multi-Supplicant Authenticatorポート、MACベース認証ポート)802.1X認証のMulti-Supplicantモード(MODE=MULTI)かMACベース認証でダイナミックVLANを使用しているとき、2番目以降のSupplicantの認証方法を指定する。本パラメーターにONを指定した場合は、2番目以降のSupplicantは、最初に認証を通ったSupplicantと同じVLANでないと認証されない。一方、OFFを指定した場合は、有効なVLANでありさえすれば認証をパスする。ただし、2番目以降のSupplicantは、実際には最初に認証をパスしたSupplicantと同じVLANの所属となる。本パラメーターは、Multi-Supplicantモード(MODE=MULTI)のポートか、MACベース認証のポートでのみ使用可能。デフォルトはON。
VLANASSIGNMENT: (802.1X Authenticatorポート、MACベース認証ポート)ダイナミックVLANの有効・無効。有効時は、RADIUSサーバーが返してきたTunnel-Private-Group-IDの値をもとに、指定ポートの所属VLANを動的に変更する。デフォルトはENABLED。
MIBRESET: (802.1X Multi-Supplicant Authenticatorポート、MACベース認証ポート)802.1X認証のMulti-Supplicantモード(MODE=MULTI)かMACベース認証を使用しているポートにおいて、古いSupplicant情報をエージアウトするかどうか。デフォルトはENABLED。
TRAP: (802.1X Authenticatorポート、MACベース認証ポート)ポート認証機能に関するSNMPトラップを送信するかどうか。SUCCESSを指定した場合は、Supplicantの認証に成功したときと、認証情報が時間切れになったときにSNMPトラップを送信する。FAILUREを指定した場合は、Supplicantの認証に失敗したときにSNMPトラップを送信する。BOTHを指定したときは、SUCCESSとFAILUREの両方の場合にSNMPトラップを送信する。NONEはトラップを送信しない。デフォルトはNONE。
AUTHPERIOD: (802.1X Supplicantポート)AuthenticatorにEAP-Responseパケットを送信した後、Authenticatorからの応答を待つ時間(秒)。デフォルトは30秒。
HELDPERIOD: (802.1X Supplicantポート)認証失敗後、Authenticatorとの通信を試みない期間(秒)。デフォルトは60秒。
MAXSTART: (802.1X Supplicantポート)EAPOL-Startパケットの最大送信回数。Supplicantポートは、EAPOL-StartパケットをMAXSTART回送信しても応答がない場合、Authenticatorが存在しておらずポート認証の必要はないと判断する。デフォルトは3回。
STARTPERIOD: (802.1X Supplicantポート)AuthenticatorにEAPOL-Startパケットを再送信する間隔(秒)。デフォルトは30秒。
USERNAME: (802.1X Supplicantポート)指定スイッチポートがSupplicantとして動作する場合に使うユーザー名。必ずPASSWORDパラメーターと組で指定すること。本パラメーターを設定した場合、該当ポートでは、SET PORTAUTH USERNAMEコマンドで設定するグローバルなユーザー名・パスワード・暗号化方式ではなく、本コマンドで設定した値が使用される。
PASSWORD: (802.1X Supplicantポート)指定スイッチポートがSupplicantとして動作する場合に使うパスワード。必ずUSERNAMEパラメーターと組で指定すること。METHODパラメーターにSTANDARDを指定した場合、または、METHODパラメーターを省略した場合は、6〜63文字の文字列を指定する。METHODパラメーターにOTPを指定した場合は、10〜63文字の文字列(認証サーバー上で設定したOTP Initialisation Passwordと同じ値)を指定する。本パラメーターを設定した場合、該当ポートでは、SET PORTAUTH USERNAMEコマンドで設定するグローバルなユーザー名・パスワード・暗号化方式ではなく、本コマンドで設定した値が使用される。
METHOD: (802.1X Supplicantポート)パスワード送信時の暗号化方式。STANDARD(EAP-MD5)またはOTP(One-Time Password)から選択する。OTPを指定した場合は、ENCRYPTIONパラメーターでワンタイムパスワードの生成アルゴリズムも指定する必要がある。デフォルトはSTANDARD。
ENCRYPTION: (802.1X Supplicantポート)ワンタイムパスワードの生成アルゴリズム。MD4、MD5から選択する。デフォルトはMD5。METHODパラメーターにOTPを指定した場合の必須パラメーター。
備考・注意事項 |
802.1X認証を有効にしたポート(Authenticator、Supplicantとも)、MACベース認証ポートでは、ポートトランキング、スパニングツリープロトコル、ポートセキュリティーを使用できない。また、Authenticatorポート、MACベース認証ポートをタグ付きに設定することはできない。
Multi-Supplicantモード(MODE=MULTI)は802.1X規格に準拠しておらず、セキュリティー上のリスクがあるため、通常はSingle-Supplicantモード(MODE=SINGLE)のまま使用すること。
MACベース認証ポートにおいて、SECUREVLANパラメーターの設定を変更しても、ポートに接続してきた SupplicantのMACアドレスの設定には反映されない。SET PORTAUTH PORT SUPPLICANTMACコマンドで、SupplicantのMACアドレスを指定して、SECUREVLANパラメーターの設定を行うことで、設定は反映される。
関連コマンド |
ACTIVATE PORTAUTH PORT REAUTHENTICATE
ENABLE PORTAUTH
SET PORTAUTH PORT
SET PORTAUTH PORT SUPPLICANTMAC
SHOW PORTAUTH
SHOW PORTAUTH COUNTER
SHOW PORTAUTH MULTISUPPLICANT PORT
SHOW PORTAUTH PORT
SHOW PORTAUTH TIMER
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