[index] CentreCOM 8948XL コマンドリファレンス 2.9

SET QOS DSCPMAP

カテゴリー:スイッチング / QoS


SET QOS DSCPMAP[={PREMARKING|REMARKING}] DSCP=dscp-list [BWCLASS=bwclass-list] [NEWDSCP=0..63] [NEWBWCLASS=1..3] [NEWQUEUE=0..7] [NEWPRIORITY=0..7]

dscp-list: DSCP値(0〜63。ハイフン、カンマを使った複数指定も可能)
bwclass-list: 帯域クラス(1〜3。ハイフン、カンマを使った複数指定も可能)


DSCPMAPテーブルの設定を変更する。

DSCPMAPテーブルは、受信パケットに4つのQoSパラメーター(DSCP値、帯域クラス、送信キュー、802.1pプライオリティー値)を割り当てるためのテーブル。プレマーキング用とリマーキング用の2つがあり、それぞれポリシーベースQoSのプレマーキングステージとリマーキングステージで使用される。

DSCPMAPテーブルは、DSCP値(0〜63)と帯域クラス(1〜3)をインデックスとし、各エントリーには書き換え後のQoSパラメーター値が格納されている(プレマーキング用DSCPMAPテーブルの帯域クラスインデックス値は1のみ)。

なお、明示的に帯域クラスが割り当てられていないパケットは、デフォルトの帯域クラス1として扱われる。



パラメーター

DSCPMAP: DSCPMAPテーブルの種類。PREMARKING(プレマーキング用)、REMARKING(リマーキング用)から選択する。省略時は両方が対象。

DSCP: テーブルのインデックスとしてのDSCP値。ハイフン、カンマを使った複数指定も可能。

BWCLASS: テーブルのインデックスとしての帯域クラス。DSCPMAP=PREMARKINGのときは1のみ、DSCPMAP=REMARKINGのときは1〜3から選択する。省略時はすべての帯域クラスが対象。

NEWDSCP: 対象パケットに割り当てる新しいDSCP値。DSCPMAPテーブルのデフォルト設定では、インデックスのDSCP値と同じ値

NEWBWCLASS: 対象パケットに割り当てる新しい帯域クラス。DSCPMAPテーブルのデフォルト設定では、インデックスの帯域クラスと同じ値

NEWQUEUE: 対象パケットに割り当てる新しい送信キュー。DSCPMAPテーブルのデフォルト設定では、すべて0

NEWPRIORITY: 対象パケットに割り当てる新しい802.1pユーザープライオリティー値。DSCPMAPテーブルのデフォルト設定では、すべて0



DSCP値が32〜63で帯域クラスが2のパケットに対し、DSCP値を2に、帯域クラスを3に、送信キューを0に、802.1pプライオリティー値を1に書き換えるよう、リマーキング用DSCPMAPテーブルの設定を変更する。
SET QOS DSCPMAP=REMARKING DSCP=32-63 BWCLASS=2 NEWDSCP=2 NEWBWCLASS=3 NEWQUEUE=0 NEWPRIORITY=1



関連コマンド

CREATE QOS FLOWGROUP
CREATE QOS POLICY
CREATE QOS TRAFFICCLASS
SET QOS FLOWGROUP
SET QOS POLICY
SET QOS TRAFFICCLASS
SHOW QOS DSCPMAP




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