[index] AT-DC2552XS コマンドリファレンス 2.5.3.1

show ref

モード: 特権EXECモード
カテゴリー: インターフェース / レジリエントイーサネットファブリック(REF)


# show ref [summary|detail|<1-64>]


REFグループの情報を表示する。
オプションを指定しなかった場合は、REF機能に関する全般的情報と、定義済みREFグループの所属ポート一覧が表示される。
オプションを指定した場合は、REFグループの情報と所属ポートの情報が表示される。


パラメーター

summary 定義済みのすべてのREFチャンネルグループの情報を簡潔に表示する
detail 定義済みのすべてのREFチャンネルグループの詳細情報を表示する
<1-64> REFグループ番号。指定したREFグループの詳細情報を表示する


使用例

TOR-SW2# show ref
% REF Group Maximum   : 64
% REF Group Count     : 3
%
% Mode                : tor-a
% System ID           : 00:00:0A:0B:0C:0B [own MAC address]
%
% LAG Aggregator      : ref1
% Load-Balancing      : src-dst-mac
% Member: 
%    port1.0.1
% LAG Aggregator      : ref2
% Load-Balancing      : src-dst-mac
% Member: 
%    port1.0.3
% LAG Aggregator      : ref3
% Load-Balancing      : src-dst-mac
% Member: 
%    port1.0.49
%    port1.0.53


表 1:オプション未指定時
REF Group Maximum 作成できるREFグループの最大数
REF Group Count 作成されたREFグループの数
Mode 設定されているREFモードとデバイス識別子。tor-a(ToRモード、デバイス識別子「A」)、tor-b(ToRモード、デバイス識別子「B」)、aggr-a(AGGRモード、デバイス識別子「A」)、aggr-b(AGGRモード、デバイス識別子「B」)のいずれか
System ID 使用しているREFシステムID。未設定のため自身のMACアドレスを使用している場合は [own MAC address] と併記される
LAG Aggregator REFグループのインターフェース名
Load-Balancing 該当REFグループにおいて、送出ポートの決定に用いるヘッダー情報。src-mac(送信元MACアドレス)、dst-mac(宛先MACアドレス)、src-dst-mac(送信元・宛先MACアドレス)、src-ip(始点IPアドレス)、dst-ip(終点IPアドレス)、src-dst-ip(始点・終点IPアドレス)のいずれか
Member 該当REFグループのメンバーポート一覧


TOR-SW2# show ref summary 
REF group  Type  Local  Remote Member port State
========== ===== ====== ====== =========== ========
ref1       10G   up     up     port1.0.1   sync
ref2       10G   down   down   port1.0.3   disabled
ref3       10G   up     down   port1.0.49  sync
                               port1.0.53  disabled


表 2:summaryオプション指定時
REF group REFグループのインターフェース名
Type 該当REFグループが使用する迂回ポートのタイプ。10g、40gのいずれか
Local 自装置(ローカルシステム)のREFグループの状態。Up(REFグループがUpしている。sync状態のポートが1つ以上存在する状態)、Down(REFグループがDownしている。sync状態のポートが1つも存在しない状態)のいずれか
Remote 該当REFグループを構成するもう一台の装置(リモートシステム)上でのREFグループの状態。Up(REFグループがUpしている。sync状態のポートが1つ以上存在する状態)、Down(REFグループがDownしている。sync状態のポートが1つも存在しない状態)のいずれか
Member port 該当REFグループのメンバーポート
State 各メンバーポートの状態。状態にはsync(REFグループのメンバーポートとして通信が可能な状態)、wait(スタンバイ状態)、disabled(ポートのリンクダウン等の理由でREFグループの管理下にないポート)がある


TOR-SW2# show ref detail 


Aggregator : ref1
Mac address: (00-00-00-00-00-01,0021)
Admin Key: 0x0021   -   Oper Key: 0x0021 
Receive link count: 0   - Transmit link count: 0
Individual: 0   - Ready: 0 - Remote: 1
Distribution Mode .. src-dst-mac
Partner LAG: (0000,00-00-00-00-00-00,0000)
 Link: Port 1.0.1    disabled

Aggregator : ref3
Mac address: (00-00-00-00-00-01,0023)
Admin Key: 0x0023   -   Oper Key: 0x0023 
Receive link count: 1   - Transmit link count: 1
Individual: 0   - Ready: 0 - Remote: 0
Distribution Mode .. src-dst-mac
Partner LAG: (0000,00-00-00-00-00-00,0000)
 Link: Port 1.0.49    sync
 Link: Port 1.0.53    disabled


表 3:detailオプションまたはREFグループ番号指定時
Aggregator REFグループのインターフェース名
Mac address 使用しているシステムIDとOperational Keyの値
Admin Key REFグループのAdministrative Keyの値(REFグループの内部IDに依存)
Oper Key REFグループのOperational Keyの値(REFグループの内部IDに依存)
Receive link count waitまたはsync状態のメンバーポート数(メンバーポートの状態については「Link」欄を参照)
Transmit link count sync状態のメンバーポート数
Individual Aggregationフラグの状態。0(Aggregatable = 同一トランクグループを構成可能な他のポートがある)、1(Individual = 同一トランクグループを構成可能な他のポートがない)のいずれか
Ready Selection Logicの実行が可能なことを示す
Remote 該当REFグループを構成するもう一台の装置(リモートシステム)上でのREFグループの状態。1(REFグループがUpしている。sync状態のポートが1つ以上存在する状態)、0(REFグループがDownしている。sync状態のポートが1つも存在しない状態)のいずれか
Distribution Mode 該当REFグループにおいて、送出ポートの決定に用いるヘッダー情報。src-mac(送信元MACアドレス)、dst-mac(宛先MACアドレス)、src-dst-mac(送信元・宛先MACアドレス)、src-ip(始点IPアドレス)、dst-ip(終点IPアドレス)、src-dst-ip(始点・終点IPアドレス)のいずれか
Partner LAG 対向装置のLACPシステムプライオリティー値、システムIDとOperational Keyの値
Link 各メンバーポートの状態。状態にはsync(REFグループのメンバーポートとして通信が可能な状態)、wait(スタンバイ状態)、disabled(ポートのリンクダウン等の理由でREFグループの管理下にないポート)がある


関連コマンド

port-channel load-balance(インターフェースモード)
ref mode(グローバルコンフィグモード)
ref system-id(グローバルコンフィグモード)
ref-group(インターフェースモード)
show ref bypass(特権EXECモード)



(C) 2011-2012 アライドテレシスホールディングス株式会社

PN: 613-001633 Rev.C