[index] AT-DC2552XS コマンドリファレンス 2.5.3.1

ref-group

モード: インターフェースモード
カテゴリー: インターフェース / レジリエントイーサネットファブリック(REF)


(config-if)# ref-group <1-64> [bypasstype 40g]

(config-if)# no ref-group


対象スイッチポートを指定したREFグループに所属させる。
no形式で実行した場合は対象ポートをREFグループから脱退させる。


パラメーター

<1-64> REFグループ番号
bypasstype 40g (AGGRモード時のみ有効)指定したREFグループをアップリンクREFグループにする。アップリンクREFグループは、Spineスイッチとコアスイッチの間で使うことを想定したREFグループであり、迂回ポートとして40Gポート(port1.0.49とport1.0.53)を使用する


使用例

■ 2台の本製品「DC-A」と「DC-B」のport1.0.1〜1.0.8でREFグループ1を構成する。

DC-A(config)# interface port1.0.1-port1.0.8
DC-A(config-if)# ref-group 1

DC-B(config)# interface port1.0.1-port1.0.8
DC-B(config-if)# ref-group 1


注意・補足事項

■ REFグループの設定を行うときは、あらかじめすべての所属ポートを、同一VLAN所属、かつ、同一タグ設定(accessかtrunk)にしておく必要がある。

■ アップリンクREFグループを作成する「bypasstype 40g」オプションは、REFモードが「AGGR」のときだけ有効。REFモードが「ToR」のときに「bypasstype 40g」を指定してもエラーにはならないが、その場合該当REFグループには迂回ポートが割り当てられず、障害発生時の迂回ができなくなるため、「ToR」モードのときは「bypasstype 40g」を指定しないよう注意すること。

■ アップリンクREFグループを複数作成する場合、すべてのアップリンクREFグループの所属VLANが同じになるよう設定する必要がある。迂回ポートには最初に作成したアップリンクREFグループのVLAN設定が反映されるため、アップリンクREFグループ間で所属VLANに差異があると、一部のVLANは迂回ポート経由での通信ができなくなるため注意すること。

■ 1台の装置上に作成できるREFグループの数は最大64。

■ 1台の装置上において、1つのREFグループに所属できるポートの数は最大8。

■ アップリンクREFグループが所属できるVLANの数は最大2000、アップリンクでない通常のREFグループが所属できるVLANの数は最大400。

■ REFグループ全体を表すインターフェース名は「refX」(Xは本コマンドで指定したREFグループ番号)となる。

■ REFグループ上で併用可能な機能は次のとおり。下記以外の機能をREFグループ上で使用することはサポート対象外。


■ REFグループおよび所属ポートに対して実行可能なインターフェースモードコマンドは次のとおり。

■ 仕様上、REFグループ経由での本体宛てIP通信はできない。Telnet、SSHなどの運用・管理機能は、マネージメント用Ethernetポート(eth0)など、REFグループ以外のポート経由で利用すること。

■ REFグループではポート番号のもっとも小さいポートが「ベースポート」になるが、REFグループを作成した後でベースポートを変更することはできない。


コマンドツリー

interface (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- ref-group(インターフェースモード)


関連コマンド

ref mode(グローバルコンフィグモード)
ref system-id(グローバルコンフィグモード)
show ref(特権EXECモード)
show ref bypass(特権EXECモード)



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