[index] CentreCOM IA810M コマンドリファレンス 2.3.2
- 物理デバイス - ファイルシステム - ファイル名 - ワイルドカード - ファイルの操作
本製品の2次記憶装置とファイルシステムについて説明します。
以下では、コマンドラインインターフェースによる設定方法を中心に説明します。なお、ここでの設定の一部は、Web GUIでは「マネージメント」-「ファイル管理」で設定できます。(詳細は「Web GUI」/「マネージメント」をご覧ください。)
物理デバイス |
ファイルシステム |
ファイル名 |
filename.ext
filename | ファイル名。文字数は拡張子、および拡張子の区切り文字ピリオド[.]を含め、1〜20文字。指定可能文字は、半角英数字とハイフン[-]、アンダーバー[ _ ]、ピリオド[.]、開始丸かっこ[(]および終了丸かっこ[)]です。大文字・小文字を区別します。 |
ext | 拡張子。ファイル名には必ず拡張子を付ける必要があります。指定可能文字は、半角英数字とハイフン[-]、アンダーバー[ _ ]、ピリオド[.]、開始丸かっこ[(]および終了丸かっこ[)]です。大文字・小文字を区別します。 |
cfg | 設定スクリプトファイル。システムの設定情報を保存します。scpとの間に明確な区別はありませんが、慣例として設定内容を保存するスクリプトにはcfgを使います。 |
scp | 実行スクリプトファイル。cfgとの間に明確な区別はありませんが、慣例としてトリガースクリプトやバッチファイルのようなスクリプトにはscpを使います。 |
rel | ファームウェアファイル |
Note - フラッシュメモリー上のファイルシステムには、ディレクトリー(フォルダー)の概念はありません。したがって、コマンドでファイル名を指定するときに、「/dirA/subdirA/test.cfg」のようなディレクトリーパスを含む指定は不要です。
Note - cfg、scp、rel以外の拡張子は本製品では使用することはできません。
ワイルドカード |
SHOW FILE=test* ↓
SHOW FILE=*.cfg ↓
Note - ワイルドカード(*)を使ってファイルを削除するときは、必要なファイルまで削除してしまわないよう充分にご注意ください。
Note - ワイルドカード(*)はファイル名の先頭または最後のどちらかに1つだけ使用できます。複数指定(*_test.*)や中間一致(foo*.cfg)は使えません。
ファイルの操作 |
SHOW FILE ↓
SHOW FILE=*.scp ↓
SHOW FILE=mitai.cfg ↓
DELETE FILE=iranai.cfg ↓
DELETE FILE=*.cfg ↓
Note - ワイルドカード(*)を使ってファイルを削除するときは、必要なファイルまで削除してしまわないよう充分にご注意ください。
Note - 削除したファイルを元に戻すことはできません。ファイル操作時は充分注意してください。
COPY current.cfg backup.cfg ↓
LOAD FILE=long.scp SERVER=192.168.1.11 ↓
UPLOAD FILE=taisetsu.cfg SERVER=192.168.1.11 ↓
Note - TFTPサーバーの実装(UNIX系OSのtftpdなど)によっては、サーバー上にあらかじめファイルを作成しておかないとファイルのアップロードができないものがあります。これは、ファイルの新規作成に失敗するためです。このような場合は、サーバー上で空のファイルを作成し、すべてのユーザーに書き込み権限を与えてからアップロードしてください。
UNxXOS[1]# cd /tftpboot UNxXOS[2]# touch karappo.cfg UNxXOS[3]# chmod 666 karappo.cfg |
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