ワイヤレスマネージャー / APプロファイル:全体設定


設定手順
syslogサーバーの設定
ワイヤレスマネージャーとの接続を失ったときの動作
変更したAPプロファイルの適用


APプロファイルは、アクセスポイントに関する設定情報をまとめたデータベースです。APプロファイルをアクセスポイントに適用することにより、アクセスポイントの設定を行います。128個のAPプロファイルを作成できます(1〜128の番号を持ちます)。

APプロファイルの内容は、次の4つがあります。

全体設定では、プロファイル名などの全体の構成に関わる設定を行います。次の模式図の赤字の部分です。


設定手順

  1. APプロファイルモードに移動します(ap profile)。
    1〜128の番号が指定できます。番号「1」は初期設定「1 - Default」として存在します。2以上を指定すると、その番号のAPプロファイルが存在しなければ、新規作成されます。

    awplus(config-wireless)# ap profile 2
    awplus(config-wireless-ap-prof)# 
    


  2. APプロファイルの名前を設定します(name)。

    awplus(config-wireless-ap-prof)# name ap_prof_2
    


  3. APプロファイルの適用対象機種を指定します(hwtype)。

    awplus(config-wireless-ap-prof)# hwtype tq4600
    


  4. APプロファイルが適用されるアクセスポイントに設定されている管理VLAN IDを指定します(vlan)。

    awplus(config-wireless-ap-prof)# vlan 2
    


項目
初期値
コマンド
APプロファイルモードへの移動(APプロファイルの新規作成)   ap profile
APプロファイルの名前の設定 Default name
アクセスポイントの機種の指定 Any hwtype
トレーサーパケットの送信に使うVLAN(管理VLAN)の指定 1 vlan
既存のAPプロファイルの複製   ap profile copy
指定したAPプロファイルのプロファイル名以外の全設定項目を初期値に戻す   clear
APプロファイルのグローバル設定と状態の表示   show wireless ap profile


syslogサーバーの設定

  1. 対象APプロファイルが適用されるアクセスポイントのsyslog機能を有効にします(ap-syslog enable)。

    awplus(config-wireless)# ap profile 2
    awplus(config-wireless-ap-prof)# ap-syslog enable
    


  2. syslogサーバーを指定します(ap-syslog relay-host)。

    awplus(config-wireless-ap-prof)# ap-syslog relay-host 192.168.1.33
    


項目
初期値
コマンド
syslog機能の有効化 無効 ap-syslog enable
syslogサーバーの指定 未設定 ap-syslog relay-host
syslogサーバーの待ち受けポートの指定 514 ap-syslog relay-port
syslogサーバーに送信するログメッセージの重要度の下限の指定 7〜0のすべて ap-syslog severity


ワイヤレスマネージャーとの接続を失ったときの動作

管理下のアクセスポイントがワイヤレスマネージャーとの接続を失った場合に、そのアクセスポイントをどのように振る舞わせるかを設定します。初期設定は次のとおりです。このように動作させたくない場合は、それぞれのコマンドをno形式で実行します。

項目
初期値
コマンド
ワイヤレスマネージャーから取得済みの情報をもとに単独のアクセスポイントとして動作させるか否か(無線クライアントへの接続サービスを継続するか否か) 単独のアクセスポイントとして動作 disconnected-ap forwarding-mode
アクセスポイントのWeb設定画面へのアクセスを可能にするか否か(管理下にある間はアクセス不可) 可能 disconnected-ap management-mode

Note - 「アクセスポイント管理」の「アクセスポイントのWeb設定画面へのアクセス」も参照してください。

変更したAPプロファイルの適用

  1. APプロファイルを変更した場合は、wireless ap profile applyコマンドを実行して、該当APプロファイルが適用されている全アクセスポイントに対してAPプロファイルを再適用します。

    awplus# wireless ap profile apply 2
    


  2. wireless ap resetコマンドでアクセスポイントを再起動します。
    Note - show wireless ap statusコマンドで管理下のアクセスポイントの一覧を表示できます。

項目
コマンド
変更したAPプロファイルの内容のアクセスポイントへの適用 wireless ap profile apply



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