strict-user-process-control

モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: 運用・管理 / ファイル操作


(config)# [no] strict-user-process-control


システムファイルへのアクセス制限を有効にする。
no形式で実行した場合はアクセス制限を無効にする。
初期設定は無効(制限なし)。

本機能有効時は、以下のコマンドや操作においてシステムファイルの読み書きが禁止される。
これによりシステムファイルに対する不用意な操作を防止できる。ユーザーが操作することを前提とした通常ファイルへのアクセスには影響しない。


使用例

■ システムファイルへのアクセスを制限する。
制限を解除するときに使うパスワードを聞かれるので、確認のため同じパスワードを2回入力することで制限が有効になる。
本コマンドはコンソールターミナルからしか実行できないことに注意。

awplus(config)# strict-user-process-control
Enter password: XXXXXXXX ↓(実際には表示されません)
Re-enter password: XXXXXXXX ↓(実際には表示されません)

■ システムファイルへのアクセス制限を解除する。
制限を有効にしたときに入力したパスワードを入力することで制限が解除される。
awplus(config)# no strict-user-process-control
Enter password: XXXXXXXX ↓(実際には表示されません)


注意・補足事項

■ 本コマンドはコンソールターミナルからのみ実行可能。

■ 本コマンドの設定は、コマンド実行時にシステムファイルに保存されるため、copyコマンドやwrite fileコマンド、write memoryコマンドなどでコンフィグに保存する必要はない。
また、コンフィグに本コマンドの記述を追加したり、コンフィグから本コマンドの記述を削除したりしても、本コマンドの有効・無効には影響しない。

■ システムファイルへのアクセス制限有効時にはatmf cleanupコマンド、erase factory-defaultコマンドを実行できない。これらのコマンドを実行するときは、事前にシステムファイルへのアクセス制限を無効化すること。


コマンドツリー

configure terminal (特権EXECモード)
    |
    +- strict-user-process-control(グローバルコンフィグモード)

関連コマンド

activate(特権EXECモード)
copy(特権EXECモード)
delete(特権EXECモード)
edit(特権EXECモード)
move(特権EXECモード)
mkdir(特権EXECモード)
rmdir(特権EXECモード)
script(トリガーモード)
show file(特権EXECモード)



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