[index] AT-MCF2000 コマンドリファレンス

システム / 概要


  - ログイン
  - ユーザーレベル 
   - デフォルトアカウント 
   - コマンドプロンプト
  - 再起動
  - ホスト名の設定
  - システム時刻の設定
  - システムチェック
  - コマンドライン編集キー
  - コマンド入力時の注意事項
  - コンソールメッセージ
  - コマンド入力補助機能
   - 入力候補の表示
    - 次のキーワード候補を表示
   - キーワードの補完
   - パラメーター値の説明
  - オンラインヘルプ
  - 端末画面の表示行数
  - ファームウェアの更新手順

本製品は設定のためのコマンドラインインターフェース(CLI)を備えています。ここではコマンド入力に関する基本的な事柄について説明します。

ログイン

コマンドラインインターフェースにアクセスするには、コンソールポート(非同期シリアルポート)に接続したコンソールターミナルからログインするか、Telnet/SSH経由でログインする必要があります。

Note - Telnet/SSHを使用するには、あらかじめコンソールターミナルからログインし、本製品のTelnet/SSHサーバー機能を有効化しておく必要があります。ご購入時の状態ではTelnet/SSHサーバーが有効になっていないため、初回ログイン時は必ずコンソールターミナルからログインすることになります。なお、Telnet/SSHの設定については「ターミナルサービス」/「概要」をご覧ください。

本製品に接続すると、「Press <ENTER> key to connect...」というメッセージが表示されます。
「Enter」キーを押すと、「Login:」というログインプロンプトが表示されます。ログインプロンプトが表示されない場合は、「Enter」キーを何度か押してみてください。

ご購入時の状態では、administrator(管理者)レベルのユーザー「manager」だけが登録されています。初期パスワードは「friend」です。「Login:」に対してユーザー名「manager」を、「Password:」に対してパスワード「friend」を入力してください。

Login: manager
Password: friend(実際には文字数分*が表示されます)


ログインに成功すると、コマンドプロンプトが表示されます。

                Allied Telesis Media Converter  - Version 3.0.3
                                 <No System Name>
# 


Note - 初期設定のパスワードを使い続けることはセキュリティー上好ましくありませんので、初回ログイン時に変更することをお勧めします。詳細は「デフォルトアカウント」をご覧ください。

ユーザーレベル


ユーザーアカウントは、3つの権限にレベル分けされています。


read-onlyレベルのユーザーは、パラメーターの設定を表示するごく限られたコマンドしか実行できません。

read-writeレベルのユーザーは、ユーザーの追加や削除、マネージメントモジュール/ラインカードの初期化、ログメッセージの削除などの、administratorレベル以外のコマンドを実行する権限を持ちます。コマンドリファレンスのコマンドに「(ADMIN)」と記載されているコマンドがadministratorレベルのコマンドです。

administratorレベルのユーザーはすべてのコマンドを実行する権限を持ちます。administratorレベルのユーザーはデフォルトで登録されている「manager」だけです。このユーザーの削除、ユーザーレベルの変更はできません。

デフォルトアカウント

ご購入時の状態では、administrator(管理者)レベルのユーザー「manager」が登録されています。初期導入時の設定作業を始め、ほとんどの管理・設定作業はこのアカウントを使用して行います。


デフォルトのパスワードを使い続けることはセキュリティー上好ましくありませんので、初回ログイン時に変更することをお勧めします。パスワードの変更にはUSER SET(ADMIN)コマンドを使います。
「manager」のパスワードを変更するには、次のようにします。

# USER SET USERNAME=manager PASSWORD
Enter password: ******(現在のパスワードを入力)
Re-enter password: ******(新しいパスワードを入力)
<>11:19:58::USER SET USERNAME=manager PASSWORD::COMPL::[08.057]


Note - 変更したパスワードは自動的にはコンフィグファイルに保存されません。

Note - TELNET/SSHでの同時セッションはそれぞれ20セッションまでサポートしています。

Note - 書き込み権限を持ったユーザー(administrator、read-write)の同時アクセスは1ユーザーに制限されています。

コマンドプロンプト

どのユーザーレベルでログインしているかによってコマンドプロンプトの表示が異なります。


再起動

システムを再起動するにはSYSTEM RESET CHASSISコマンドを実行します。

# SYSTEM RESET CHASSIS ID=0


指定したモジュールのみ再起動するにはSYSTEM RESET MODULEコマンドを実行します。

# SYSTEM RESET MODULE ID=0/2


Note - SYSTEM RESET CHASSISコマンド、SYSTEM RESET MODULEコマンドを入力すると、直ちに再起動します。

Note - 再起動を実行する前に、現在の設定内容をファイルに保存したかどうかをご確認ください。設定の保存については、「コンフィグレーション」/「概要」をご覧ください。

ホスト名の設定

ホスト名(MIB-IIオブジェクトsysName)を設定すると、コマンドプロンプトにホスト名が表示されるようになります。SNMP(Simple Network Management Protocol)を使用しない場合であっても、本装置を複数管理している場合など、各装置に異なる名前を設定しておくと、現在どの装置にログインしているかがわかりやすくなり便利です。

■ ホスト名(sysName)を設定するにはSYSTEM SET HOSTNAMEコマンドを使います。

# SYSTEM SET HOSTNAME=MCF2000


Note - ホスト名に空白(スペース)を含む場合は、ホスト名を" "で囲んでください。

システム時刻の設定


本製品は電池によってバックアップされる時計(リアルタイムクロック)を内蔵しており、起動時には内蔵時計から現在時刻を取得してシステム時刻が再現されます。

ログなどの記録日時を正確に保つため、システム時刻は正確に合わせて運用することをお勧めします。

システム時計の設定方法には手動で設定する方法と、NTPを利用して自動調整する方法がありますが、ここでは手動設定する方法について説明します。NTPの利用方法については、「NTP」/「概要」をご覧ください。

■ システム時刻(日付と時刻)を合わせるにはSYSTEM SET CLOCKコマンドを使います。たとえば、「2012年9月28日16時30分」に合わせるには次のようにします。

# SYSTEM SET CLOCK DATE=09/28/2012 TIME=16:30:00


SYSTEM SET CLOCKコマンドでは、日付は「月/日/年」、時刻は「時:分:秒」の形式で指定します。

Note - NTPクライアント機能が有効になっている場合、SYSTEM SET CLOCKコマンドによる日付と時刻の手動設定はできません。

■ 日付と時刻の設定を確認するにはSYSTEM SHOW CLOCKコマンドを使います。

# SYSTEM SHOW CLOCK
System Clock Information:
        Date .................... 09/28/2012
        Time .................... 16:30:07
        RTC Source .............. manual


システムチェック

システムの基本情報を確認するための各種コマンドを紹介します。

■ システムの全般的な情報はSYSTEM SHOW INFOコマンド、SYSTEM SHOW CHASSISコマンドで確認できます。

# SYSTEM SHOW INFO 
# SYSTEM SHOW CHASSIS ID=0


■ システムログはLOGGING SHOW EVENTLOGコマンドで確認できます。詳細については「ログ」/「概要」をご覧ください。

コマンドライン編集キー

コマンドラインでは、以下の編集機能を使うことができます(VT100互換の端末エミュレーターが必要です)。

表 1
コンソールターミナルのキー
機能
1文字左に移動
1文字右に移動
Ctrl/HまたはDelete、Backspace カーソルの左にある文字を削除
コマンド履歴をさかのぼる
コマンド履歴を進める
Ctrl/C 入力中のコマンド行を破棄して新しい行に移る
Ctrl/M コマンドを実行(「Enter」キーと同じ)
TabまたはCtrl/I 入力途中のキーワードを補完


コマンド入力時の注意事項

コマンド入力時には以下に注意してください。

■ コマンドの等号(=)は省略可能です。省略する場合は、イコールサインの変わりにスペースを1つ空けます。下の2つのコマンド例は同じ内容を示します。

# SYSTEM SET HOSTNAME mymodule
# SYSTEM SET HOSTNAME=mymodule


■ 「SET」、「SHOW」などのキーワード(予約語)は大文字小文字を区別しないので、どちらで入力してもかまいません。一方、パラメーターとして指定する値の中には、ユーザー名やパスワードのように大文字小文字を区別するものがあります。コマンドリファレンスなどでご確認のうえ入力してください。

■ コマンドは一意に識別できる範囲で省略可能です。たとえば、IP SHOWコマンドは次のように省略して入力できます。

# IP SH


Note - コマンドの省略形は、キーワードの増減によって変更される可能性があります(ファームウェアのバージョンによって異なる可能性があります)。

■ コマンド行に必要な文字列を入力したら最後に「Enter」キーを押してください。これにより、コマンドが実行されます。なお、「Enter」キーを押す時、必ずしもカーソルが行末になくてもかまいません。

■ ログインユーザーの権限(ユーザーレベル)によって実行できるコマンドが異なります。通常の管理作業はadministratorレベルで行います。

■ コマンドの実行結果は(エラーがなければ)すぐに本製品に反映されますので、再起動などを行う必要はありません。ただし、設定内容は再起動すると消えてしまうので、再起動後にも同じ設定を使いたい時はCONFIG SAVE FILESYSTEMコマンドでファイルに保存してください。詳細は「コンフィグレーション」/「概要」をご覧ください。

コンソールメッセージ

コマンド入力後、実行結果や構文エラーを知らせるメッセージが表示されることがあります。

# IP SET IP-ADDRESS=192.168.1.10
<>15:45:24::IP SET IP-ADDRESS=192.168.1.10::COMPL::[00.021]


■ メッセージは次のような形式になっています。

<>時刻::入力したコマンド::本文::[実行に要した時間(秒)]



Note - 「コマンドの実行に成功」=「正しい設定」とは限りませんのでご注意ください。

次にいくつか例を示します。


コマンド入力補助機能

コマンドプロセッサーには、コマンドの入力を補助する機能がいくつか備わっています。コマンド入力補助機能には次の種類があります。


これらの補助機能を利用するには、コマンドの入力途中で「?」か「TAB」キーを入力します。次にコマンド入力補助機能の使い方をまとめます。

表 2:コマンド入力補助機能の使い方
書式
使用方法
機能
入力候補の表示(次のキーワード)
? コマンドラインの先頭で「?」キーを入力 コマンドラインの先頭で入力可能なキーワードの一覧を表示する
keywords ? 1つ以上のキーワード(keywords)を入力した後、スペースを入れ、その後で「?」キーを入力 カーソル位置に入力可能なキーワードの一覧を表示する
partial-keyword ? 何らかの文字列(partial-keyword)を入力した後、スペースを入れ、その後で「?」キーを入力 partial-keywordで始まるキーワードが1つだけであれば、省略形と認識してカーソル位置に入力可能なキーワードの一覧を表示する
キーワードの補完
partial-keyword<TAB> 何らかの文字列(partial-keyword)を入力した後、スペースを入れずに「TAB」キーを入力 カーソル位置に入力可能なキーワードのうち、partial-keywordで始まるものが1つだけであれば、partial-keywordを補完して完全なキーワードにする。partial-keywordで始まるキーワードが複数存在する場合は、候補の一覧を表示する
パラメーター値の説明
keyword=? 何らかの文字列(keyword)を入力した後、等号(=)を入れ、その後で「?」キーを入力 keywordをパラメーター名とみなし、同パラメーターに指定可能な値の説明を表示する


以下、それぞれの機能について、実例を挙げながら解説します。

入力候補の表示

入力候補の表示機能は、現在のカーソル位置に入力可能なキーワード(コマンド名やパラメーター名、オプション名)の一覧を表示する機能です。コマンドの入力途中で「?」キーを入力することによって使用します。

Note - 「?」キーで表示されるキーワードの中には、サポート対象外のものも含まれます。原則として、本コマンドリファレンスに記載されていないコマンドやキーワード、機能はサポート対象外となります。詳細はリリースノートなどでご確認ください。

入力候補のキーワードは1行に1つずつ表示されます。また、コマンドラインの先頭キーワード(FILE、IPなど)の場合、またはキーワード入力後では入力したキーワードによっては簡単な説明(英文)も表示されます。

次のキーワード候補を表示

コマンドラインの先頭で「?」キーを押す、あるいは、いくつかのキーワードを入力した後にスペースを入れ、その後「?」キーを押すと、次に入力可能なキーワードの一覧が表示されます。

■ たとえば、コマンドラインの先頭で「?」キーを押すと次のように表示されます(実際には「?」は表示されません)。

# ?
 COnfiguration - Configuration related commands
 DIagnostics   - Diagnostics related commands
 File          - File related commands
 IP            - IP related commands
 Logging       - Logging related commands
 Ntp           - Ntp related commands
 Ping          - Ping a host
 System        - System related commands
 Telnet        - Telnet related commands
 SNMP          - Snmp related commands
 SSh           - SSH related commands
 User          - User management commands
 CLear         - Clear the terminal  screen
 Help          - CLI help information
 EXit          - Exit
# 


画面の左側に列挙されているのが、コマンドラインの先頭キーワードとして有効な単語の一覧です(表示項目はファームウェアのバージョンによって異なる可能性があります)。大文字の部分は、各キーワードを一意に識別するため、最低限入力しなくてはならない部分を示しています。

画面の右側は、キーワードの簡単な説明(英文)です。

■ 次に、コマンドラインでさきほどの候補一覧から「system」を入力し、半角スペースを1文字入力したうえで再度「?」キーを押すと、次のように表示されます(実際には「?」は表示されません)。

# system ?
system Set
system Show
system Reset
# system


■ さらに「set」を入力し、半角スペースを1文字入力したうえで再度「?」キーを押すと、次のように表示されます(実際には「?」は表示されません)。

# system set ?
system set ASynchronous - Set asynchronous' configuration
system set Chassis      - Set chassis' name
system set CLock        - Set system's clock and date
system set CONSole      - Set console timeout
system set CONTact      - Set system's contact information
system set Hostname     - Set system's hostname
system set Interface    - Set interface's configuration
system set LOcation     - Set system's location
system set Module       - Set module's configuration
system set Port         - Set port's configuration
# system set


コマンドラインに何らかの文字列を入力した後にスペースを入れ、その後「?」キーを押すと、指定した文字列で始まるキーワードが1つだけの場合、省略形と認識して次に入力可能なキーワードの一覧が表示されます。

■ たとえば、コマンドラインに「f」と入力した後にスペースを入れ、その後「?」キーを押すと、「f」で始まる候補は「file」1つだけですので次のように表示されます(実際には「?」は表示されません)。

# f ?
f FastDownload
f Upload
f Download
f Copy
f Delete
f Rename
f Show
# f


キーワードの補完

コマンドラインに何らかの文字列を入力した後、スペースを入れずに「TAB」キーを入力すると、カーソル位置に入力可能なキーワードのうち、指定した文字列で始まるものが1つだけの場合、入力途中のキーワードを補完して完全なキーワードにしてくれます。

■ たとえば、コマンドラインに「sy」と入力した後、スペースを入れずに「TAB」キーを入力すると、次のように表示されます(実際にはタブ文字は表示されません)。指定した文字列で始まるキーワードが複数存在する場合は、カーソル位置に入力可能なキーワードのうち、入力した文字列で始まるものの一覧が表示されます。

# sy<TAB>


↓ 次のように補完される

# system


■ たとえば、コマンドラインに「config s」と入力した後、スペースを入れずに「TAB」キーを入力すると、「config」の後に「s」で始まる候補は3つあるため、次のように表示されます(実際にはタブ文字は表示されません)。

# config s<TAB>
config sAve
config sEt
config show
# config s


■ ここで、もう1文字「h」を入力してから「TAB」キーを押すと、候補が1つになるため、次のように補完されます(実際にはタブ文字は表示されません)。

# config sh<TAB>


↓ 次のように補完される

# config show


■ 指定した文字列で始まるキーワード候補がない時は、何も表示されず、コマンドラインも変更されません。この例は、「config」の後に「f」で始まるキーワードは指定できないことを示しています(実際にはタブ文字は表示されません)。

# config f<TAB>
# config f



パラメーター値の説明

コマンドライン上でキーワードを入力した後、等号(=)を入れ、その後で「?」キーを入力すると、指定したキーワードをパラメーター名とみなし、該当パラメーターに指定すべき値の説明が表示されます。

■ たとえば、コマンドラインで「ip set ip-address=」と入力してから「?」キーを押すと、次のようにip-addressパラメーターに指定すべき値の説明が表示されます(実際には「?」は表示されません)。

# ip set ip-address=?
Please enter an IP address xxx.xxx.xxx.xxx
# ip set ip-address=


■ 特定の値・キーワードをとるパラメーターの場合は、次のように表示されます(実際には「?」は表示されません)。

# system set port id=0/m speed=?
system set port id=0/m speed=(10|100|1000)
# system set port id=0/m speed=


オンラインヘルプ

コマンドラインのオンラインヘルプ(「?」キー、「Tab」キー等による情報表示機能の説明)を見るには、HELPコマンドを使います。

# HELP

ATI MCF-2000 CLI Help
--------------

Within the CLI, the following functions can be used:

* Hitting ? halfway through a wordshows all valid completions of that prefix
* Hitting ? after a word shows a list of the words that can follow it
* Hitting ? TAB halfway through a word completes it, if it is unique
* The UP and DOWN cursor keys move back and forward through the command history
* LEFT and RIGHT cursor keys can be used for line-editing, and CTRL+A and
  CTRL+E move the cursor to the start and end of the line respectively

Pressing ? at the top-level prompt will display a list of the command groups available. Typing one followed by a space and then hitting ? will show the subcommands within that group, and so on.


端末画面の表示行数

端末画面の表示では、1画面の表示行数が22に設定されています。コマンドの出力結果が22行よりも長い場合は21行ごとに表示が一時停止し、最下行に次のようなメッセージが表示され、キー入力待ち状態になります。

--More-- <Space> = next page, <CR> = one line, C = continuous, Q = quit


ここでは次のキー操作が可能です。

表 3
Space 次の1ページを表示します。
CR(Enter) 次の1行を表示します。
c 残りすべてを一度にスクロール表示します。
q 表示を中止し、プロンプトに戻ります。


一度表示された行をさかのぼることはできません。

ファームウェアの更新手順

ファームウェアは本製品の出荷時にフラッシュメモリーに保存されています。ただし、導入済みのファームウェアが最新でない場合がありますので、弊社ホームページより本製品に導入済みのファームウェアバージョンが最新のものか確認してください。

本製品ではマネージメントモジュールとラインカードで異なる種類のシステムを使用しています。
マネージメントモジュールが使用するシステムはAT-S97、ラインカードが使用するシステムはAT-S85と呼ばれます。

それぞれのシステムはファームウェアとブートローダーを持ちます。ファームウェアとブートローダーのファイル名には、AT-S97の場合は「S97」、AT-S85の場合は「S85」の文字を含んでいます。
また、ファームウェアファイルの拡張子は「.img」、ブートローダーファイルの拡張子は「.bin」を使用します。

Note - ファームウェアとブートローダーはファイルシステムとは別にアプリケーションブロック(appblock)、ブートブロック(bootblock)と呼ばれる領域に保存されています。このため、FILE SHOWコマンドでは表示されません。

■ マネージメントモジュールおよびラインカードのファームウェアバージョンは、SYSTEM SHOW CHASSISコマンドまたはSYSTEM SHOW CLUSTERコマンドで表示される「Software Version」欄で確認できます。

# SYSTEM SHOW CHASSIS ID=0
# SYSTEM SHOW CLUSTER


ファームウェア/ブートローダーが転送されると、各モジュールはアプリケーションブロック/ブートブロックに書き込む前にそのファイルが自身に対応したものであるかチェックをし、ファイルの種類が正しくない場合は破棄します。

Note - ブートローダーとファームウェアの両方を更新する場合は、ブートローダーを先に更新する必要があります。

Note - ファームウェア/ブートローダーは更新されると直ちにバージョンアップされ、新しいバージョンのファームウェア/ブートローダーで各モジュールが再起動します。

Note - シャーシに装着されたマネージメントモジュール、各ラインカードは同じバージョンのファームウェアで運用することを推奨します。

ファームウェアのダウンロードについての説明は、「アップロード・ダウンロード」/「概要」をご覧ください。


(C) 2012 アライドテレシスホールディングス株式会社

PN: 613-001739 Rev.A