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DHCPv6サーバー基本設定

PCなどにIPv6アドレスなどのIP設定パラメーターを提供するDHCPv6サーバー機能の基本設定です。この例ではIPv6インターフェースの設定がすんでいるものと仮定して、DHCPv6サーバーの設定だけを解説しています。

表 1：ルーターの基本設定

DHCPv6ポリシー名	test
DHCPv6レンジ名	pool
DHCPv6レンジの開始IPアドレス	3ffe:1:2:3::10
アドレスの最終有効時間（秒）	3600
アドレスの推奨有効時間（秒）	5760
DNSサーバー1のIPv6アドレス	3ffe:1:2:3::2
DNSサーバー2のIPv6アドレス	3ffe:1:2:3::3

1. DHCPv6機能を有効にします。
   
   
   ENABLE DHCP6 ↓

   
   
2. DHCPv6ポリシー「test」を作成します。
   
   
   CREATE DHCP6 POLICY=test ↓

   
   
3. DHCPv6ポリシー「test」に各種情報を設定します。ここではIPアドレスの有効時間とDNSサーバーを設定しています。
   
   
   ADD DHCP6 POLICY=test T1TIME=3600 T2TIME=5760 DNSS=3ffe:1:2:3::2,3ffe:1:2:3::3 ↓

   
   
   
4. クライアントに提供するIPv6アドレスの範囲を指定します。ここでは、3ffe:1:2:3::10から3ffe:1:2:3:ffff:ffff:ffff:ffffまでのアドレスを動的割り当て用に確保します。
   
   
   CREATE DHCP6 RANGE=pool POLICY=test IP=3ffe:1:2:3::10/64 ↓

   
   

   Note - アドレスの範囲指定は下記のようにも設定できます。

   
   
   CREATE DHCP6 RANGE=pool POLICY=test IP=3ffe:1:2:3::10-3ffe:1:2:3:ffff:ffff:ffff:ffff ↓

   
   

   Note - DNSサーバーアドレスを複数設定するときは、IPアドレスをカンマで区切って列挙します。このとき、カンマの前後にスペースを入れないよう注意してください。

   
   
5. DHCPv6ポリシーとインターフェースをリンクさせます。
   
   
   ADD DHCP6 INTERFACE=vlan1 POLICY=test ↓

   
   
6. 設定は以上です。設定内容をファイルに保存し、SET CONFIGコマンドで起動時設定ファイルに指定します。
   
   CREATE CONFIG=router.cfg ↓
SET CONFIG=router.cfg ↓

   
   

メモ

SHOW DHCP6 ↓

SHOW DHCP6 POLICY ↓

SHOW DHCP6 RANGE ↓

SHOW DHCP6 CLIENT ↓

SET IPV6 ND INTERFACE=interface MCONF=YES OCONF=YES ↓

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