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CentreCOM AR415S 設定例集 2.9 #157
IGMPプロキシー機能はHostからのIGMPパケットを上位のルーターに転送する機能です。マルチキャスト配送ツリーの下層部のネットワークのようにマルチキャストサーバー(Sender)からのストリームの経路が固定されているような環境でこの機能を利用することにより、通常ルーター間で必要なマルチキャストルーティングプロトコルを使用せずにマルチキャストパケットを転送することが可能です。
次のような構成のネットワークを例に、ルーターAとルーターB(ルーターCはBとほぼ同様の設定になります)の設定について解説します。Note - マルチキャストサーバー(Sender)がIGMPプロキシー機能で構成されるマルチキャストの配送ツリーの頂点に存在しない場合(上記の構成ではルーターBやルーターCのVLANインターフェースに存在するいる場合)はPIMなどのマルチキャストルーティングプロトコルを使用してください。
ルーターAの設定 |
ENABLE IP ↓
ADD IP INTERFACE=vlan1 IP=192.168.200.254 ↓
ADD IP INTERFACE=eth0 IP=192.168.100.254 ↓
ENABLE IP IGMP ↓
ENABLE IP IGMP INTERFACE=eth0 ↓
ENABLE IP IGMP INTERFACE=vlan1 ↓
ENABLE DVMRP ↓
ADD DVMRP INTERFACE=eth0 ↓
ADD DVMRP INTERFACE=vlan1 ↓
CREATE CONFIG=router.cfg ↓
SET CONFIG=router.cfg ↓
ルーターBの設定 |
ENABLE IP ↓
ADD IP INTERFACE=eth0 IP=192.168.200.1 IGMPPROXY=upstream ↓
ADD IP INTERFACE=vlan1 IP=192.168.1.1 IGMPPROXY=downstream ↓
Note - IGMPプロキシー機能を使用する際には、1つのUPSTREAM インターフェースと1つ以上のDOWNSTREAM インターフェースが必要です。
ENABLE IP IGMP ↓
ENABLE IP IGMP INTERFACE=eth0 ↓
ENABLE IP IGMP INTERFACE=vlan1 ↓
CREATE CONFIG=router.cfg ↓
SET CONFIG=router.cfg ↓
ルーターCの設定 |
ENABLE IP ↓
ADD IP INTERFACE=eth0 IP=192.168.200.2 IGMPPROXY=upstream ↓
ADD IP INTERFACE=vlan1 IP=192.168.2.1 IGMPPROXY=downstream ↓
Note - IGMPプロキシー機能を使用する際には、1つのUPSTREAM インターフェースと1つ以上のDOWNSTREAM インターフェースが必要です。
ENABLE IP IGMP ↓
ENABLE IP IGMP INTERFACE=eth0 ↓
ENABLE IP IGMP INTERFACE=vlan1 ↓
CREATE CONFIG=router.cfg ↓
SET CONFIG=router.cfg ↓
まとめ |
ルーターAのコンフィグ [テキスト版]
ENABLE IP ↓ |
ルーターBのコンフィグ [テキスト版]
ENABLE IP ↓ |
ルーターCのコンフィグ [テキスト版]
ENABLE IP ↓ |
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