[index] CentreCOM AR450S コマンドリファレンス 2.9

ADD OSPF MD5KEY

カテゴリー:IP / 経路制御(OSPF)


ADD OSPF MD5KEY=string ID=1..255 INTERFACE=interface

string: 文字列(1〜16文字。英数字のみ。大文字小文字を区別する)
interface: IPインターフェース名(eth0、ppp0など)または仮想インターフェース名(VIRTn)


指定したOSPFインターフェースで使用するMD5ダイジェスト認証用の鍵を追加する。1つのOSPFインターフェースには、255個まで鍵を設定できる。

本コマンドは、エリア内またはインターフェースでの認証方法がMD5ダイジェスト認証の場合(AUTHENTICATIONパラメーターにMD5を指定した場合)にのみ有効。MD5ダイジェスト認証を使うときは、同一サブネット上のすべてのOSPFインターフェースで同じ鍵セットを使用するよう設定しなくてはならない(鍵の番号と値が一致していなくてはならない)。

認証方式はMD5に設定されているが、鍵がまだ設定されていない場合は、鍵番号「0」のデフォルト鍵が自動的に作成され使用される。

なお、簡易パスワード認証を使用する場合は、ADD OSPF INTERFACEコマンドでパスワードを設定する。



パラメーター

MD5KEY: 鍵の値(文字列)。英数字16文字以内で指定する。

ID: 鍵番号(Key ID)。この番号は、受信パケットを認証する時に、どの鍵を使用すべきかを判断するために使用される。

INTERFACE: OSPFインターフェース名。1つのインターフェースには255個まで鍵を設定できる。各鍵はインターフェースと鍵番号の組み合わせによって一意に識別される。



OSPFインターフェースvlan10で使うMD5認証の鍵として、値「e8bvDISff63」(鍵番号「1」)を追加する。
ADD OSPF MD5KEY=e8bvDISff63 ID=1 INTERFACE=vlan10



関連コマンド

ADD OSPF AREA
ADD OSPF INTERFACE
DELETE OSPF MD5KEY
SET OSPF AREA
SET OSPF INTERFACE
SHOW OSPF AREA
SHOW OSPF INTERFACE
SHOW OSPF MD5KEY



参考

RFC1587, The OSPF NSSA Option
RFC2328, OSPF Version 2


(C) 2003 - 2009 アライドテレシスホールディングス株式会社

PN: J613-M3069-03 Rev.L