[index] CentreCOM ARX640S コマンドリファレンス 5.1.5

ip rip authentication string

モード: インターフェースモード
カテゴリー: IPルーティング / 経路制御(RIP)


(config-if)# ip rip authentication string [8] PASSWORD

(config-if)# no ip rip authentication string


対象インターフェースで使うRIPバージョン2の認証パスワードを設定する。
no形式で実行した場合はパスワードの設定を削除する。

本コマンドは、1インターフェース1パスワードで認証機能を運用するためのもの。1つのインターフェースで複数のパスワードを使いたい場合は、key chainコマンド、keyコマンド、key-stringコマンドでキーチェーン(パスワードセット)を定義した上で、本コマンドではなくip rip authentication key-chainコマンドを使ってインターフェースにキーチェーンを適用すること。

1つのインターフェースに対して、ip rip authentication key-chainコマンドとip rip authentication stringコマンドを併用することはできない。


パラメーター

8 後続のPASSWORDがすでに暗号化されたパスワードであることを示す。これは通常コンフィグファイル中で使用されるもので、コマンドラインから使うものではない
PASSWORD RIPバージョン2で認証を行うときのパスワード。MD5認証時は最大32文字。簡易パスワード認証時は最大16文字。大文字小文字を区別する


使用例

■ vlan 1インターフェースで使用するRIPバージョン2認証用のパスワードを設定する。

*Router(config)# interface vlan 1
*Router(config-if)# ip rip authentication string 9Werty!


■ vlan 1インターフェースで使用していたRIPバージョン2認証用のパスワードを削除する。

*Router(config)# interface vlan 1
*Router(config-if)# no ip rip authentication string


注意・補足事項

■ パスワード暗号化サービス(service password-encryptionコマンド)が有効になっている場合、本コマンドで設定したパスワードは暗号化された形式でコンフィグに保存される。このとき、後続の文字列が暗号化されたパスワードであることを示すキーワード「8」が自動的に付加される。

■ パスワードに使用可能な文字は、「運用・管理」/「コマンドラインインターフェース(CLI)」の「使用できる文字」を参照。


コマンドツリー

interface (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- ip rip authentication string(インターフェースモード)


関連コマンド

ip rip authentication key-chain(インターフェースモード)
ip rip authentication mode(インターフェースモード)
ip rip authentication string(インターフェースモード)
service password-encryption(グローバルコンフィグモード)



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