用語概要
リンクアグリゲーション(ポートトランキング)は、複数の物理スイッチポートを論理的に束ねてスイッチ間の帯域幅を拡大するとともに、接続リンクの冗長性を高め、予備の経路を確保して安定性も高める機能です。束ねたポートはリンクアグリゲーショングループ(LAG)またはチャンネルグループ、トランクグループなどと呼ばれ、論理的に1本のポートとして扱われます。グループから送信するトラフィックは、一定の基準に従いグループ内の各ポートに分散されます。また、グループ内のポートに障害が発生した場合は、残りのポートで通信を継続します。
効果・メリット
リンクアグリゲーションのメリットは、通信帯域の向上及び耐障害性の強化です。
例えば1Gbpsの回線を4本束ねることで4Gbpsの回線を作ることができ、広帯域のネットワークを実現できます。
またグループ内でどれか1本のケーブルが抜けたり、ポート故障などの障害が発生したとしても、ダウンタイムをほとんど発生させずに通信を継続することができ、信頼性の高いネットワークを提供します。


利用例
一般的にコアスイッチとサーバースイッチ、コアスイッチとフロアスイッチ間で利用されます。
これらの通信経路では、各フロアの端末からの通信や、クライアントからサーバーへのアクセスなど大容量の通信が発生しています。これらの接続が切断されると、影響範囲が広範囲に渡りますし、この箇所がボトルネックとなってしまうと、ネットワーク全体が遅いといった症状も発生します。これらを回避するために、リンクアグリゲーションが利用されます。
さらに詳しく学びたい方へ
ネットワーク専業メーカーがトレーニングサービスをご用意!
- 現場の最前線で活躍していたシステムエンジニアが講師
- 実機も使って学べるから、より生きた知識が身につく
- ネットワークの知識、サーバー構築の知識など幅広い講座から選べる
- エンジニア育成など社員研修にも!
さらに詳しく学びたい方はトレーニング講座!
ネットワーク専業メーカーがネットワークやサーバー構築など多彩なトレーニング講座をご用意しております。
現場の最前線で活躍していたシステムエンジニアが講師を務め、実機を使った実践的な指導で生きた知識が身につきます。エンジニア育成を目的とした社員研修にも最適です!



とは?