用語概要
3Tier(3層アーキテクチャ)はシステムを3つの主要な層に分ける設計アプローチで、仮想環境の基本的な形態です。3Tierは、物理ホスト、SAN(Storage Area Network)スイッチ、ストレージの3層で構成されます。物理ホストはハイパーバイザーを構成し、ストレージには仮想マシンの情報を保持します。これらをSANスイッチで接続することで物理ホストで仮想マシンのデータを共有することができます。
効果・メリット
3Tier構成では、物理ホスト、SANスイッチ、ストレージをそれぞれ自由に組み合わせることで、利用環境にあった適切で最適な機器を構成ができるというメリットがあります。物理ホスト、SANスイッチ、ストレージ各層が独立しているため、管理、アップデートを個別に実施することができます。それぞれに対してのパフォーマンス向上を行うことができる柔軟性も3Tierの大きなメリットです。
利用例
3Tierの仮想環境は、大規模なエンタープライズシステムやデータセンターで広く利用されています。物理ホスト、SANスイッチ、ストレージが独立して構成されるため、どこか特定の層のリソースが不足したときに、必要なリソースだけを追加することができます。
大規模な構成になると、運用を行う中で仮想マシンの増加が頻繁に発生します。このようなときに、物理ホスト、ストレージ、それらをつなぐSANスイッチのリソースを、必要に応じて追加することが出来るため、大規模な構成で好まれる傾向にあります。
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