用語概要
IDSとIPSは、ネットワークセキュリティにおいて重要な役割を担っています。
IDS(Intrusion Detection System)は、ネットワークやシステムへの不正アクセスや攻撃など、異常な通信を監視し、検知した際に管理者へ通知する仕組みです。攻撃や侵入の予兆を検知し、対策を講じることを目的としていますが、検知した通信を遮断する機能はありません。
一方、IPS(Intrusion Prevention System)は、異常な通信を監視する点ではIDSと同じですが、検知した場合には該当の通信を自動的に遮断します。
つまり、IDSは早期発見に特化し、IPSは防御まで行うことができるのが特徴です。
効果・メリット
IDSやIPSを活用することで、DoS攻撃やDDoS攻撃などのネットワーク攻撃、さらにはマルウェアに感染した社内PCが攻撃者による遠隔操作で社外へデータを送信する(情報漏えい)といった、異常な通信を検知・防御することが可能です。
これにより、サイバー攻撃を未然に防ぎ、迅速な対応でセキュリティリスクや被害を最小限に抑えられます。

利用例
IDSやIPSは、サイバー攻撃対策の一つとして幅広い分野で利用されています。
たとえば、金融機関では不正アクセスや情報漏えいを防ぐため、IDSで不審な通信を監視し、IPSで攻撃を遮断します。製造業では、工場ネットワークへの不正侵入やマルウェア感染を防ぐ目的で導入されています。さらに、医療機関や教育機関でも、患者情報や学術データの保護を目的に利用されています。
昨今、業種や事業規模を問わず、企業や組織はサイバー攻撃の脅威にさらされています。不正アクセスによる情報漏えいなど、その被害は計り知れず、すべての事業者にとってセキュリティの確保は重要な課題です。
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