ルーターセキュリティ

用語概要

ルーターは外部ネットワーク（インターネットなど）と内部ネットワーク（LAN）の境界に配置されます。内部ネットワークを脅威から保護するために、ルーターには強固なセキュリティ機能が求められます。攻撃を防ぐ主な仕組みとしてファイアウォール機能を搭載しているほか、近年では、DPI（Deep Packet Inspection）、Webコントロール、IPレピュテーションといった高度なセキュリティ機能（UTM）を搭載したルーターもあります。

効果・メリット

ルーターが搭載するセキュリティ機能によって、通信の状態を監視し、不正な通信や許可されていない通信を遮断することで内部ネットワークを安全に守ることができます。さらに高度なセキュリティ機能によって、ファイアウォールを通過するパケットの中身を見てより詳細な制御を行ったり、脅威サイトや会社のポリシーにそぐわないサイトへのアクセスを遮断したりできます。このような強固なセキュリティポリシーを適用できるため、情報漏えいやマルウェア感染などの被害を未然に防ぐことができるようになります。

利用例

ルーターはネットワークの境界において、機器の中を通過するデータを監視して制御します。「LAN」、「WAN」、「DMZ」などのゾーンを作成し、各ゾーン間の通信ポリシーを定義することにより、通信を制御します。DPIなどの高度なセキュリティ機能を利用する場合、各機能を有効化し、自社の運用ポリシーに合った設定を行います。なお、当社製品では外部セキュリティベンダーなどのデータベースと連携する動作を行うため、連携用の通信を許可する必要があります。