複雑化・高度化するITインフラにSIer/NIerはどう応えるか――現場の声から学ぶ“次の一手” 【情報メディア『@IT』にて掲載】

@ITに掲載されたネットワーク保守に関する記事をご紹介します。他拠点での運用における課題や、コモディティ化が進むネットワーク管理に新たな価値を見出すヒントが詰まっています。SIer/NIerの現場で実際に直面している課題に向き合い、リアルな声をもとにネットワーク保守の未来を考えるきっかけとなる内容です。

目次

現場を悩ませるITインフラの複雑化と高度化

広がる守備範囲と複雑化する通信経路――高度化するIT技術に現場はどう向き合うか

企業のITインフラにおいて、ネットワークは「つながって当たり前」の存在となりました。しかしその裏側では、運用・保守の技術要件が急速に高度化し、現場にはこれまで以上の対応力が求められています。こうした背景のなか、クラウドシフトやリモートワークの普及により、守るべき範囲が社内だけでなく社外・クラウド・モバイル環境へと一気に広がりました。さらに、本社経由でクラウドに接続する従来型の構成に加え、拠点や端末から直接インターネットに接続するインターネットブレイクアウト型の構成も一般化し、通信経路はさらに複雑化しています。

こうした環境の変化により、セキュリティの考え方そのものにも大きな変化が生じています。これまでのように「社内=安全、社外=危険」といった境界型防御では不十分であり、「ゼロトラスト」や「SASE」といった新たなセキュリティモデルへとシフトしています。ネットワークとセキュリティを一体的に設計・運用する必要性も高まっており、ZoomやMicrosoft Teamsなどのクラウド越しのリアルタイム通信が日常化した現在では、ネットワークの安定性・低遅延・高可用性は、業務の生産性や顧客体験に直結するビジネス要件となっています。

その結果、従来のトラフィック設計やセキュリティポリシーでは対応しきれないケースが顕在化しています。このような状況下では、社内だけでの対処が難しく、SIer/NIerに頼らざるを得ない場面も増えています。もはやこれは単なる外注ではなく、社会的な人材不足や技術の高度化を背景に、企業が競争力を維持するための戦略的な選択と言えます。

立場を超えて向き合うIT課題――企業に求められるサステナビリティとは

このような変化に対応するため、企業はSIer/NIerの知見や技術力を積極的に取り入れながら、ITインフラの課題に向き合っています。しかし、支援する側であるSIer/NIerもまた、同様の課題に直面しています。高度な技術要件への対応や複雑化・高度化する案件への取り組みには、専門人材の確保が欠かせませんが、その確保は年々難しくなっており、従来の体制ではすべてのニーズに応えるのが困難になりつつあります。その背景には、ネットワークが「つながって当たり前」の存在となり、コモディティ化が進んだことも影響しています。ITインフラは、日々の業務やサービス提供を支える欠かせない基盤であるにもかかわらず、それゆえに価値が見えづらくなっているのです。

このようにユーザー企業もSIer/NIerも、それぞれがITインフラの複雑化・高度化といった課題に直面しています。立場は違っても、目指す方向は同じ──安定したIT運用と、より高い業務価値の実現です。こうした状況のなかで、双方が持続的に競争力を高めていくためには、従来の役割分担のあり方を見直し、より効率的で持続可能な運用体制を模索していくことが求められています。たとえば、運用体制や業務ツールを工夫することで、現場の負荷を軽減しながら、安定したサービス提供につなげていく──そんな取り組みが、これからのITインフラの在り方を形づくっていくのかもしれません。

「つながって当たり前」の信頼に応え続けるために

オンプレミスとクラウドが混在する環境、ゼロトラストやSASEといった新しいセキュリティモデル、そしてリアルタイム通信の品質要求──これらすべてが、ネットワーク設計・運用に対してこれまで以上の柔軟性と専門性を求めています。そのなかで、SIer/NIerはどのように価値を提供し、信頼を守り続けていくべきなのでしょうか。IT戦略やシステム構築に関する専門メディア「@IT」にて公開された記事「SIer、NIerが注目する多拠点ネットワーク保守の効率化『つながって当たり前』の信頼に応え続けるために」では、その課題に向き合うためのヒントを、クラウド管理型プラットフォーム「Allied OneConnect(仮称)(以下、AOC)」とITパートナー様の取り組みを交えてご紹介しています。

こんな方におすすめ

  • 多拠点ネットワークの運用に課題を感じているSIer/NIerの方
  • ネットワーク保守の効率化や自動化に関心のあるIT担当者
  • クラウド管理型ネットワークの導入を検討している企業のご担当者
  • 顧客へのサービス品質向上を目指すマネージャー・経営層の方

記事の注目ポイント

  • 現場での設定不要!機器を設置するだけで運用開始! ゼロタッチプロビジョニングが現場を変える
  • 拠点のネットワーク状態が見える? ロケーションマップ表示で一目瞭然
  • 小売・飲食・医療・文教など業界別に異なるニーズに応えるには?AOC誕生の背景
  • コマンドライン操作に慣れていなくても管理業務が可能!そのワケとは?

本記事では、ミツイワ株式会社様と株式会社コムネットシステム様、AOC開発者である弊社社員との鼎談を通じて、それぞれのITインフラの高度化・複雑化に対する向き合い方をご紹介しています。特に注目すべきは、クラウド基盤によるネットワーク機器の一元管理と、ITパートナーがご提供するサービスとの連携による具体的なアプローチです。これらの取り組みがもたらす効果を踏まえながら、ネットワーク運用に新たな価値を生み出す可能性についても言及しており、今後のネットワーク保守の在り方を考えるうえで多くの示唆が得られる内容となっています。ITインフラの高度化・複雑化にどう向き合うか?AOCに期待できる効果とは?この機会にぜひご一読ください。

掲載記事はこちら(アイティメディア『@IT』)

@IT
SIer、NIerが注目する多拠点ネットワーク保守の効率化 「つながって当たり前」の信頼に応え続けるために 業務変革に寄与しそうなアプリケーションや自動化技術への投資は積極的に検討するが、その土台であるネットワークは動いてさえいればいい――というのが多くのユーザー企業の...

まずはセミナーアーカイブ動画で、AOC導入検討中のパートナー企業様の声を聞いてみませんか?

アライドテレシスでは業種に特化したオンラインセミナーを随時開催しています。なかでもエンタープライズ企業様やパートナー企業様に向けた「ネットワークオンラインセミナー」では、ITインフラのニーズに沿った製品やソリューションについて幅広い情報をお届けしています。

「SIer/NIer様必見!ネットワークの導入・管理コストを大幅に削減する アライドテレシスの新たなクラウド管理型プラットフォーム『Allied OneConnect(仮称)』」と題して開催された NETRENDネットワークオンラインセミナー では、@IT掲載記事の取材にご協力いただいた、AOCご検討中のミツイワ株式会社 様、株式会社コムネットシステム 様 にご登壇いただき、検討背景や期待する効果についてお話いただきました。

本オンラインセミナーシリーズは、ライブ配信後にアーカイブでもご視聴いただけます。ご都合のよいタイミングでぜひご覧ください!

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R.N.

これまで沢山のお客様へ当社の魅力を発信してきました。
データシートやカタログの数字だけでは伝わらないアライドテレシスらしさを、自分の言葉で皆さまにお伝えできたらと思います。
好きなものは小説とドラマと深夜ラジオ。特技は焼き魚を綺麗に食べること。

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