「東洋経済education×ICT」に掲載 ― 生徒の自律的な学びと、教職員の働き方改革を後押しする“無線LAN整備”をオーダーメイドでサポート

「東洋経済education×ICT」に掲載された、中央大学附属中学校・高等学校様の導入事例インタビューについてご紹介。どのようにして「生徒の自律的な学び」と「教職員の働き方改革」を実現していったのか。鍵を握ったのは、学校現場に寄り添う“オーダーメイドの無線LAN整備”でした。

私立であるがゆえに… ＜補助金とコロナ禍＞

GIGAスクール構想、そして、コロナ禍によって進んだ教育現場のデジタル化は、公立学校に限らず 私立学校においても同様です。
しかし、コロナ禍がピークだったともいえる2020年ごろ、学校におけるICT環境整備の状況には、公立と私立の間で明確な差が見られました。

特に公立学校では、2019年度に文部科学省が「GIGAスクール構想」を打ち出したことで、ICT環境の整備が本格的に始まりました。公立学校向けには無線LAN （Wi-Fi）整備に対する補助金が全額支給され、「1人1台端末」などのICT整備が急速に進められました。
一方、私立学校に対する補助金は2分の1の支給にとどまり、残りの費用を各学校が捻出する必要があったため、その負担の大きさからICT環境整備に踏み切れなかった学校も少なくありませんでした。

さらに、一斉休校によりオンライン授業の導入が急務となったことで、多くの学校ではICT環境の整備や教員研修といった必要な準備を整える期間を十分に確保できませんでした。とりわけ私立学校では、体制構築の難しさや限られた公的支援（補助金）により、対応が後手に回るケースも見られました。その結果、生徒／保護者との連絡手段の構築やオンライン授業の実施など 教育活動を進めるうえでの課題が明らかになったのです。

このように、コロナ禍は私立学校におけるICT環境の整備不足や補助金をはじめとした支援制度の課題を顕在化させるとともに、教育のICT化を加速させる大きな契機ともなりました。今後は、すべての生徒がストレスフリーに学習できるだけでなく、教職員の業務負担を軽減し、教育の質を高めるためのICT活用がより一層求められます。

「東洋経済education×ICT」に掲載！

ここからは、「東洋経済education×ICT」に記事広告として掲載された、中央大学附属中学校・高等学校様へのインタビューをご紹介します。

中央大学附属中学校・高等学校様は、2000年代から各教室に有線LANを整備するなど 、早い時期からICT教育への取り組みが始まっていました。整備された“各教室の有線LANと100Mbpsの通信速度” は、インターネットの利用が頻繁でなかったことから、十分な環境とされていました。
しかし、コロナ禍の一斉休校によって開始されたオンライン授業で状況は一変・・・早期からICT環境整備に取り組んできたがゆえに、逆に厳しい状況に直面することとなったのです。

整備されていた有線LANの老朽化は否めず、教室で端末を使うにも無線でないとやりにくい…
100Mbpsの通信速度も 家庭では問題なく使えますが、授業開始と同時にクラス全員が接続すると考えると、明らかに帯域不足であることがわかります。

オンライン授業では、Web会議システムを活用した卓球の授業を試みるなどの工夫も行われましたが、ネットワーク環境が脆弱だったため いわゆる「コマ落ち」によって画面が固まってしまい、教師と生徒 双方向の授業は叶いませんでした。これは、通信回線の帯域不足や 同時に接続する端末の多さによって、通信が不安定になることが原因です。

そこで、中央大附属中学校・高等学校様では、公立学校と同じように「1人1台端末」の導入を決めました。今後さらにICT化が進むなかで、いつまたコロナ禍のような 誰にも予測できない非常事態が起こるとも限りません。同時に、端末をフル活用した学習には、無線LAN環境が不可欠となっています。

ネットワーク整備の恩恵は 生徒だけじゃない！？

無線LAN環境を整えたことで、教室での端末を使用した授業ができるようになり 学習の幅が広がったことに加え、活用できるアプリケーション（ロイロノート・スクールやGoogle Classroomなど）が増えたことで生徒の自律性を従来以上に引き出すことができました。これらのアプリケーションは、主体的に意見を発信する場所として機能し、人前での発表や挙手が苦手だった児童／生徒の声が届く重要なツールとなっています。

今回のICT環境整備の恩恵は、生徒だけでなく教職員にも及んでいます。「働き方改革」の第一歩となったのです。
教職員にも個人端末が配布され、職員室に設置された専用端末までわざわざ足を運ぶ必要がなくなり、どこからでもアクセスできるようになりました。個人端末の活用は、一見大きな変化には見えないかもしれないですが、業務のスムーズな進行と効率化を実現し、業務負担の軽減に大いに貢献しています。

特に、ペーパーレス化が進んだことで 紙の印刷や保管の手間が削減され、会議前後の業務が効率化しました。資料の紛失を気にすることも、膨大な紙の山から必要な資料を探すことも、もうしなくて良いのです。＜これは地味に嬉しい

今後は、さらに働き方改革を推進するとともに、学校に通えない生徒への授業の充実化／安全にICTを活用するための情報セキュリティの意識向上にも力を入れていく予定です。

東洋経済education×ICT

生徒の自律的な学びと､教師の働き方改革をかなえた｢無線LAN環境整備｣ | 東洋経済education×ICT GIGAスクール構想によって、公立学校の校内ネットワーク環境の整備は急速に進んだ。一方、私立学校の普通教室の無線LAN整備率は、2019年度時点で49.6％（※1）と低い。これ...

学校に寄り添うオーダーメイドICTプラン

ここまでお読みいただき、ありがとうございました！
「東洋経済education×ICT」に掲載された記事広告を通じて、中央大学附属中学校・高等学校様の取り組みをご紹介してきました。

お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、中央大学附属中学校・高等学校様はアライドテレシスのお客様でもあります。
以前から同校を訪問し、ネットワークに関する提案／課題解決を行ってきました。
その結果、長年の信頼関係をもとに、今回の更新でも “既存の環境を生かし”“予算に見合った”提案をしたことを評価いただいています。

今回のネットワーク更新におけるポイントは4つ

• 1,000台を超える端末が 快適につながる無線LAN環境の実現
• 既存の環境を生かしつつ、必要な部分だけアップグレード
• 運用管理の負担を軽減させる ネットワークの可視化／統合管理
• 導入後のサポート体制の手厚さ

現場の声に寄り添い、環境や運用体制に即した柔軟な提案と、導入後まで見据えた伴走支援。
アライドテレシスは、教育現場のICT環境整備を支える“頼れる存在”として、確かな信頼を築いています。