その日、病院のシステムは止まった──サイバー攻撃を受けた病院の実体験に学ぶIT-BCP。「医療介護CBnews」掲載の座談会シリーズ最新記事を紹介

今や、ITシステムなしに医療サービスは成り立たない時代。サイバー攻撃や自然災害などによるシステム障害の脅威が高まる中、その備えはできていますか?本記事では、医療介護CBnews に掲載された、つるぎ町立半田病院の病院事業管理者との最新座談会シリーズをご紹介します。 IT-BCP策定のヒントが詰まった実践的な内容となっていますので、ぜひご一読ください!

目次

もし、明日医療現場のITシステムが止まったら?

日々の診療や業務に追われるなか、医療DXに向けたITシステムの整備は「効率化」や「ペーパーレス化」の手段として捉えられがちです。 しかし、“止めない医療” を支える仕組みとしてのITシステムの重要性が、いま急速に高まっています。サイバー攻撃やシステム障害が現実の脅威となるなか、「もし今、自分たちの病院が止まったらどうするか?」を想像し、医療サービスの継続性をどう守るかは、すべての医療機関が直面する重要なテーマです。

これまで、制度対応や評価加算の観点から語られてきたIT-BCP(事業継続計画)ですが、実際にインシデントを経験した現場では、その必要性が「机上の議論」ではなく、命と経営に直結する問題として浮かび上がっています。厚生労働省による「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第6.0版 」や診療報酬改定による環境整備が進む一方で、本当に機能する備えには、現場の知見も欠かせません。

非常時への備え=レジリエンスの構築には、技術や制度だけでは補えない現場の視点が求められます。実際に業務が停止し、復旧の中で得られた経験を通じて語られるのは、現場が直面したリアルな課題と、その後に見出した対策の本質です。こうした「当事者ならではの気づき」は、これから備えを進めようとする多くの医療機関にとって、具体的なヒントとなるはずです。

こうした現場のリアルな声をお届けすべく、医療介護CBnewsにて連載中の「変革する医療現場を支えるDXのチカラ~座談会シリーズ~」では、制度や理論だけでは語りきれない、現場目線でのリアルな“備え”とは何かについて、実際の経験談や具体的な取り組みを通じて掘り下げています。そのヒントが詰まった本編を、ぜひご覧ください。

システム停止からの復旧と教訓──病院現場の実体験に学ぶ IT-BCP

医療介護CBnews「変革する医療現場を支えるDXのチカラ~座談会シリーズ~」の最新記事「バックアップやVPN機器の安全確保はITBCPで」では、2021年にランサムウエアによる攻撃を受けた経験を持つ、徳島県つるぎ町立半田病院 病院事業管理者の須藤 泰史氏 をお迎えし、非常時のITシステムの運用維持にフォーカスした“IT-BCP” についてディスカッションを行いました。

現場が止まったあの日、病院はどのように復旧と医療の両立を成し遂げたのか──。
経験から痛感したバックアップ体制の重要性、ベンダーとの連携のあり方、限られた予算でも実践できる対策などについて語っていただいています。危機を乗り越えたリアルな声を、ぜひ記事でご覧ください。

医療介護CBnews掲載記事「バックアップやVPN機器の安全確保はIT-BCPで」

こんな方におすすめの記事!

  • IT-BCP策定に取り組んでいる、もしくは取り組む予定の医療機関の方
  • 医療機関の“止まらないIT”を支援する立場として、現場のリアルな課題を把握したいベンダー・パートナーの方
  • 経営における「IT-BCP」の重要性と、押さえておくべきポイントを知りたい方
  • 経営層にセキュリティやIT-BCP対策を重要課題として認識してもらうにはどうすればよいか、悩んでいる方

ここは読んでおきたい!記事の注目ポイント

  • 「完全復旧に2カ月近く要する大変な出来事でしたが、今振り返って考えるのはどんなことですか?」
  • 「半田病院ではインシデントを受けてIT-BCPの策定をされたということですが、 具体的にはどういった内容なのでしょうか?」 などなど!

 答えが気になる方はぜひ記事をご確認ください!

CBnews
バックアップやVPN機器の安全確保はIT-BCPで つるぎ町立半田病院・須藤氏 CBnewsは、医療・介護に特化した総合情報サイトで、専属記者の独自記事を配信しています。医療や介護行政の動きをはじめ、医療・介護業界のタイムリーな話題や、医療者・介...

 

医療関係者必見|IT-BCPや医療DXについて学ぶオンラインセミナー【無料開催】

アライドテレシスでは、市場に特化したオンラインセミナーを随時開催しています。 なかでも、医療機関や病院経営層、医療システムに携わる皆様に向けた「NETREND医療オンラインセミナー」では、現場の視点から医療DXやITインフラ整備における課題と解決のヒントを多角的にお届けしています。

「実際の経験に学ぶ 病院のIT-BCP策定のポイントとは」をテーマに開催された回では、座談会でもご登場いただいたつるぎ町立半田病院 病院事業管理者 須藤 泰史 氏に、サイバー攻撃を受けた当時の状況や、IT-BCP策定・運用に至るまでの実体験を、さらに詳しくご講演いただきました。

本オンラインセミナーシリーズは、ライブ配信後にアーカイブでもご視聴いただけます。ぜひご視聴ください。

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E.O.

入社以来、メルマガ制作を通じてアライドテレシスやネットワークについて発信してきました。現在は記事執筆にも挑戦中!
自分自身も勉強を重ねながら、「わかりやすく、やさしく」伝えることを大切に発信していきたいです。
趣味は写真と海外旅行。次目指すのはアイスランドとアイルランド。

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